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2018年12月16日

その後のチャレンジ

数日滞在していたデニリクインを離れることにしました。
我々ができることは空を飛ぶことだけです。

飛べる可能性を検討してDUBBOという町を中心に動くことになりました。

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最後に残ったメンツですが、聖子、シャルの2人は引き続き手続きや、諸々があり、
少しここに残り、メルボルンに移動して帰国の準備をすることになりました。

残ったパイロット3名は残りの日程も飛びきるということを決めたのです。
ガイドでありドライバーのフィルと相談しながら、彼の家のあるDubboへ拠点を移し、
そこからの記録を狙うのが天気的にはいいだろうということになり、そこから600qの移動

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姉ちゃんとはしばらくお別れです。
いろいろ話をしました。彼女が大変なのはこれからですが、なのに私の心配なんかしてくれる姉のような人です。
話した結果、私は飛ぶということで決めたのです。

オーストラリアでは、移動となると基本100q単位での移動。
かといって道が全部いいわけではなく、途中舗装のない道を数十キロ走ったり、
街から離れると次の街までは軽く200qあったりします。

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そして永遠のように続く大地。飽きてしまう景色ですが、油断するとカンガルーが飛び出してきます。
そうやって轢かれてしまったしまったカンガルーが道端にあちこち見られます。
悪い冗談なのか

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こんな看板のレストランがあったり・・・・・・

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突然アーティスティックな肥料棟に出くわしたりします。

そうして到着したDubbo
この3日間、フライトしていますが、コンディションがあまりよくない。
昨日は強風の中飛び出し、時速80q/hで飛ぶのに、突然サーマルにあたらなくなり、
あっという間に降りてしまい、今日は飛ぼうとしたら風がまるで違う方向から吹いてきて
しばらく待つものの、それでも飛べず、場所を変えてフライトしたものの、
全く調子が悪く、しかもグライダーを濡らしてしまうということがあり、空には雲が
あるのですが、もう気分的に悪い、こういう日はどんなに飛べそうでも飛びません。

パラグライダーは本当に精神的なスポーツだと感じます。

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ここでの日程はあと3日となりましたが、距離を延ばすコンディションにはもうなりそうもなく、
残り日程はほかの記録を狙うことにしました。

後3日間記録に挑戦した後20日にメルボルンへ移動、そして21,22日とレンタカーでフライトエリアに行き、
23日にオーストラリアから帰国します。
posted by Yoshiki at 17:35| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月13日

その日に起きたこと。

ここ数日、ブログを書いてはいませんでした。
書けなかった。
我々は大切な友人を、空から帰ることのない旅へ送り出さないといけなくなってしまいました。

このブログを書くことを彼の妻であり、パートナーであり、彼が最も応援していた
聖子ちゃんの許可を受けています。

今回のチャレンジには私とシャル・カゾ、福岡聖子ナヴィルとピエール・ナヴィル、そして数人のフランス人とオーストラリア人が
参加してスタートした。
シャルと聖子そして私は世界レコードを狙うためのチャレンジ。
そしてそれをサポートしつつ、自身も飛ぶピエールがいた。

私とピエールは聖子ちゃんという存在をなしには語ることができないが、
聖子ちゃんを私は姉として、ピエールは妻として関係を保っているのであるから、
私とピエールは義兄弟のようなもの。
フランスに行った時、そして海外の試合で会った時にはいろいろお世話になった。

彼はフランスをはじめとして世界中のパラグライダー関係者から慕われる存在だった。
いつも何かをつぶやきながら、シャキシャキ仕事をしている忙しそうな存在。
今回のキャンプでも、夕食時や、キャンプの準備、フライトの準備なども、だれよりも
シャキシャキと行動し、おかげで私もフライトが心強いものでした。

そんな彼が、突然いなくなりました。

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その日は離陸時、強めの風で、シャル、聖子が飛び立った後、私の順番。
かなり風は強かったのですが、彼がサポートしてくれ、しかし、トーイングラインの問題
があったりして2回の取りやめ、再びの準備にも彼がシャキシャキと手伝ってくれ、
3回目でフライト。

砂漠のような大地を道を確認しながら私は6時間をフライトしたものの、その先の雨雲に
先を行くことができずに200qのフライト。
しかし、この日いつもと違い、途中では平均で6m/sを超える上昇にも会い、その割に
そのエリアを越えると突然サーマルが弱くなるというような、変動地の高い日でした。

日が強い場所から曇り空が日を隠す空域にて着陸した私は、野生のヤギやカンガルーを眺め、
自分のグライダーをパッキングしながら回収してくれる車を待ちます。
メインロードに降りたのですが、一時間に1台の車が通ったくらいの道。

回収車に乗った後、その車はその20q先にある小さな村へ。
この日はここでキャンプを張ることになりました。

この日はいくつかの問題が起きていて、私のSPOTがなぜが補足できていなかったり、(一緒に別のオーストラリア人
とフライトしていたので、位置は知らせていましたが)フランス人パイロットがやはりSPOT問題で見つかっていなかったり。
そして、ピエールの消息が分からなくなったということで、2台あるうちの1台はフランス人とピエールを捜索していました。

我々はGPSの軌跡をチェックして、ピエールの最後のGPS信号を確認していましたが、突然切れていました。
キャンプを張り終わり、夕食を取りつつ待っていたところに2台目の車が帰ってきたのはもう真っ暗になった夜の10時過ぎ。

ピエールが見つからない。
そういった連絡でした。

最後のGPSpointの高度からして推測される着陸予想範囲は広く、さらに彼の体力や、サバイバル力を考えていくと、
範囲が広く、暗くなってしまったこの時に我々ができることがなく、彼の過去の行動から予測して翌日早朝からの捜索をすることにして
この日は就寝しました。

翌日は朝日が昇ることには出発して、彼が着陸する予測地点から出られる道をひたすら捜索したのですが、見つからず、
同時に警察への捜索要請を行いました。

墜落をしたのかもしれないとどこかで思っていたのですが、その場合の救難信号が出ていないので、その可能性はできるだけ
考えたくなかった。そして、航空機の要請。空からの捜索に切り替わりました。

そこから彼が発見されるまで数時間がかかったと思います。
空から彼のグライダーが発見されたという一報は警察署で待っていた我々にもたらされたのは午後2時をまわったころだった
と思います。

すぐにレスキュー隊が向かいます。
その場所は最後のGPSpointからそれほど離れていない荒野の真ん中でした。

彼は地面に接したときにすでに亡くなっていたということでした。

聖子ちゃんが深い悲しみの中にいる時に、私はできることがなく、
すべてはフライトパートナーのシャルが賢明にやってくれていました。
私は本当に少しだけの手伝いをすることしかできなかった。

少し状況を落ち着いてからいろいろな連絡をしようとしていた聖子ちゃんでしたが、
ニュースの拡散力は光の速さで世界中に流れ、オーストラリアの地方ニュースから出た
この事故は、その日の夜には世界中から彼女のもとに連絡が入ってしまう状況。

しかし、その時にはまだ彼の体は回収されず、移送されたのは更に翌日のこと。
我々は最初のベースであるデニリクインに戻ることになりました。

そこから数日。
彼の話をしたり、聖子ちゃんと話をしたりして過ごしてきました。
私もさすがにフライトをする気にはなれず、話をたくさんしたように思います。

そして数日後、彼のことだからこのままフライトを中止するのは喜ばれない。
そういう話になり、気持ちは切り換えきれないまま空へと上がりました。

そして空に行き、トーイングラインを切り離して1000mの空から最初に思ったのは。
「世界は本当にきれいだな」
ということでした。

更に日数がたち、昨日、全員で、彼が発見された現場へと赴き、
彼との別れを行いました。

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聖子ちゃん、シャルたちはこれから帰国の手続き、その後の処理等で
いろいろ追われてしまうので、明日からは我々と別に行動をすることになっています。
私は、今回の残りの日程を、できるだけ飛ぶことをすることに決めました。

Thank you so much and
See you in the Air Pierre .

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posted by Yoshiki at 07:45| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月07日

西へ西へ

オーストラリアの北側にあるジェット気流のうねりが、いつもの年とは違うらしく、とにかく乾燥が酷い年になっているみたいです。

2日前の予定では、昨日、今日が記録を狙える可能性があるという予報だったのに、思いの外天気の崩れが早く、天気は良くてもサーマルの高さ、風の強さが全く弱くなってしまいました。
それに加え、予定していた場所近辺は天気が下り坂。

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様々な情報を加味して、思い切って西へ移動することになりました。

昨晩滞在したTottenhamからの大移動。
Tottenham→Nyngan→Cobar→Brokenhillという都市の移動約700km

明日は北風に乗り500km越えを狙うという計画に変更です!
これこそ今回のプロジェクトの醍醐味。
いいとこへ移動して飛ぼう!

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その道のりは、広い、凄いという言葉を何度も言ってしまう程広大なこの大地をひたすら、ただひたすらに進むだけ。

写真の道は80kmカーブがない道。
その前後合わせて200km以上、道以外のものはありません。

明日はここを飛ぶわけです。

道から離れて降りてしまったら…
命に関わります。

今日はそんな何にもない道にポツーンとあるドライブインの隣にキャンプ。

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そこから10kmほどのメインロードから外れたオフロードがテイクオフ場所

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今は夕食をたべ、少し落ち着いたところ。
ちなみにこのドライブインの建物を外れると携帯の電波は届きません。

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posted by Yoshiki at 18:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月06日

イーグルアタック!!

キャンプ4日目。
記録が狙えるかもしれないコンディション。
問題は、記録を出すためにはコンディションが整う前に飛びはじめ、コンディションが良くなる前にどれだけ進んでおけるか。

そしてコンディションが良くなったときに取れだけ風が吹いて進めるのか。

最後に夕方の何時まで飛び続ける事ができるか?

この3つが整わないと500kmの壁を越えることができません。

この日は朝早くからキャンプを撤収してテイクオフポイントへ。

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皆やはり気合が入っているのか準備がいつもより早い。

それでも一番気合入れているのは勿論私です!!皆そう思ってると思うけど。

一番に準備してセットをしてトーイング開始したのが9時半を過ぎた頃。

高度800mで切り離してまずは最初のサーマルを探します。

20181206214732639.jpgこの真っ直ぐな道が離陸地点

とにかくこの日は風は強め。
風上に向かってもグライダーは全然進んでいません。
サーマルも風に流されているのでそれに乗って高度1000mまで上昇。

次に離陸する聖子ちゃんや、シャルを待とうとしたのですが、もう無理。

進むしかない。

すると、クワァーー!クワァーー!とイーグルが近づいてきます。
この鳴き声は全く有効的な響きがありません。

彼らは警告しているのです。

いつもリスペクトしてるのに!!憧れてるのよ、君たちに!と訴えても聞いてくれていません。

グライダーを揺すったりしながらなんとか追い払います。


いよいよ風に流されて行きながらそのままスタート。

そしていくつかのサーマルを捕まえているとき、それは突然でした。

翼の翼端からパスーン!!という音。
イーグルが急降下して私の翼にアタックしたのです!!

まじかぁ!!!
少し切れた翼。

全く予期してない攻撃。

幸い、グライダーの破かれた部分は小さいのと翼の端だったので、問題なく飛行できていますが、やられた!!

これにケチをつけられたのか、この先のサーマルに出会うことがなく、風の強い中、着陸。

この日は全く距離の出ない日でした。
着陸後グライダーをチェックすると

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爪でザックリやられてます。
夕方、リペアを施し

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これで明日も飛べます。
posted by Yoshiki at 19:48| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飛ばない日

キャンプ3日目。
風予報もサーマル予報も記録を狙うという天気ではありません。なのでこの日は飛ばないと決めた私。

ただそれでも飛びたいパイロットの為に湖から100km程北上してトーイング開始。結局2人のみフライト。

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そのまま更に200km程北上したTOTTENHAMというのがこの日のキャンプ地。

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見事なくらい何もないこの街で、
キャンプをしてぐたっと何もしないということをしっかりやります。

明日、明後日は記録が期待できる予報。
そのためにしっかり休み、翌日は早くに出発ということに。

こういう日には洗濯もしないとです!
今回、洗濯する為の秘密兵器を持参

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ウォーターバック!
なかなか優秀。

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翌日に備えて早めの就寝です。
posted by Yoshiki at 12:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

キャンプ2日目

休息日と集中日、この使い分けが今回のチャレンジで重要な所。
2日目の朝は皆が動き出す音で目が冷めました。

前日にロングフライトで300kmを越えたのは私だけだったようで、私がキャンプサイトについたのは深夜1時過ぎ。

そこからテントに潜り込んでものの数秒で夢の中。

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この日は朝の朝食をとってからキャンプ場から30分程移動した長い長いオフロードからのフライト。

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あ、でもちゃんとこういうことができる場所はちゃんと許可をもらっているようなのであしからず。

どこからでもできそうな位場所はいくらでもありますが…

翌日の予報は風も弱く、確実に記録は出ない予報なので、この日は私も飛ぶことに。

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準備をしていざ空へ!

とにかく乾燥してあついオーストラリア。この日も雲ひとつなく、なかなかサーマルを探すのに苦労しますが、昨日よりもサーマルにあたると強い上昇。

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ただ、風は弱く、風を背負っても60km位しかでません。これでは記録には遠く及ばない。しかもスタート時間が遅すぎました。

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気分ものらず、この日はさっと飛んでおこうというつもりで、60kmほど飛んだ先にある町に降ります。

全員近辺にランディングした様子で、回収されてから次のキャンプ地へ。
翌日は風向きが東向きになるということで降りたところから200kmほど移動。

そこのレイクサイドでキャンプ

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キャンプ場では各々が自分のSWAGといわれる一人用テントを
組み立てるところから始まります。

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寝床を組み立て今度、湖となると…

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あ、こういう野生児達が現れるのです。
ちなみに私ではないですよ!
今回は。

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夕焼けの美しい景色を見て明日を考えます。

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翌日はやはり記録を狙うにはよろしくないけれど飛べそうとのこと。
私は明日は飛ばずに休養。

そしてまた移動です


posted by Yoshiki at 12:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月04日

まずは日本記録を越える!

昨日、日本記録である375kmをフライト!
やりました!まずはいい出だし。

この日はベースのデニクリンから朝6時半に出発して一路北へ

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荷物はたんまり。このトラックがトーイングの車にもなります。

北へ100km程走ったところで、だだっ広い農場経入っていきます。

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ここがこの日のスタート地点。
風速は6メートル程。
強めの風。普段なら飛ぶか考える強さですが、記録には必要な風。

聖子、シャルが飛び、そして私の番。

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トーイングの車は2台なので、二人が飛んでから私のフライトタイムには時間差ができてしまうので、私が飛ぶときにはもう2機は見えません。

今日は一人旅決定。

風が強い中、準備ができると、ドライバーに、準備完了の合図をだします。
そして立ち上げ、車に進むよう合図を出します。

凧揚げ宜しく高度をあげて行く姿はまさにこんな感じ

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約500mで切り離し、まずは風下に行きながらサーマルを探していきます。
が、なかなかない。
飛んですぐ降りるのは嫌じゃ!!
と必死で探してサーマルを捕まえますが、なんせ低くて風が強い。

サーマルの形も乱れている中、なんとかドリフトしながらサーマルを捕まえてはすすみ、捕まえては進みを繰返します。

でもどうしても1000mまで上がりません。
広大なこの大地でこの高度だと、もうすぐに降りてしまいそうな雰囲気。

そんな恐怖と戦いながらの3時間。

離陸は11時だったので2時頃には場も温まり、サーマルが活発になってきます。
しかしこの日の条件は高度1600mといったところ

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前日のように2000mを越える上昇があれば少し余裕があるのに、常にサーマルを探すことを考えて飛んでいきます。

もう上昇をバリオ(昇降計)が感知すると自動的に体がセンタリングしている感じ。

途中、低い丘のような山が現れ、ユーカリの木が生い茂るその山を越える前には高度300まで落ち、危うくランディングしそうになることもありながら。
そしてその先では地上で大きな旋風ができ、そのサーマルに入ってしまい、グライダーを必死でコントロールしてまた高度を取り戻すということもありながら先に進みます。

ひたすら広い大地。
gpsの高度と距離を見る時間が多くなります。

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気がつけば300kmを越え、時間も6時をまわっていました。

自分の先日の記録は楽に越えられそう。
なんとか400kmなら日が落ちる前に行けるか?

そんな感じで進みます。
しかし日の力は弱くなってきます。

最後に残りの力を振り絞ったようなサーマルにのり、最後に現れた山を越えるも、その先にサーマルの気配はありませんでした。

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もう何もない場所に降りるしかないか。と考えていると、素晴らしくきれいな庭の家を発見。

そこにランディング。
距離は375km!!
日本記録です!!

この家に住むAtkinson一家が暖かく迎えてくれ、ドライバーが迎えに来るまで食事までご馳走になってしまいました。

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こういった人が、その国をよく見せるんだな。つくづくそう思いました。

オーストラリアは物価が高すぎるけどいい国!!

そして、ドライバーに迎えられ、この日の滞在キャンプ地まで三時間かけて行き、到着するやテントになだれ込んで寝たのでした。



posted by Yoshiki at 20:26| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月03日

出発前日

月曜日は朝6時半集合、デニクリンを出発して風上へ100.kmほど移動してからのフライトに決まりました。

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機材の最終チェックですが、私のSPOTが原因不明ですがGPSを拾わなくなり、他の人の予備機を借りることに。
spotはその人がどこにいるかドライバーがチェックするためにまさに死活問題。

天気の予報、風、気象情報をネットでチェック。そして飛ぶフライト空域の空域制限もチェックします。

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オーストラリアでは3000m以上の高さで飛ぶためには無線資格と酸素資格が必要な上、ボンベを積んで飛ばないと行けないのですが、流石にそれは準備できず、高度3000mの制限の中飛ぶことになります。

とはいっても地上は高度100mなので、対地高度は充分にとれてとぶことができます。
さて、フライトはこちらの時間では10時から11時位からスタートの予定。
今回その様子はライブでポジションがチェックできます。

https://skylines.aero/tracking

ここのページに飛んでいると私の名前が出ていますので、確認してみてください。


posted by Yoshiki at 04:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

トーイング講座

帰宅が午前様だったのですが、翌日は8時からトーイングの講義を受けるために、近くのバーへ。
そこで待っていたのは、ブライトというエリアのブライアン。彼は前回のワールドカップでお世話になった人物。

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トーイングとは引っ張る人も引かれる人も重要なのですが、
ヨーロッパや、日本では引く人のライセンスが必要で、責任も引っ張る側に大きいのですが、
オーストラリアではすべてパイロットの責任となるため、講習と試験を受ける必要があります。

理由としては、オーストラリアではトーイングが一般的で、その道具とHow toがしっかりしているので、
引く人の技術よりもパイロットの意識が高く必要なためです。

すでに昨日簡単な説明を受けて飛んではいますが、この日は専門的な講義を受けました。

・トーイングにおける3つの安全装置
・道具の種類や特徴
・離陸時の合図
・離陸時のコントロール
・切り離しの時の注意と無線
・緊急時の対処

内容は初めてな事が多く、かなり勉強になりました。
初めてのことを覚えるのは楽しく、また、自分の安全に直結するものなのでかなり真剣になれます。

トーイング時に使う道具の一つのこの紐。

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この紐一本で20sまでの強度があり、それ以上だと切れます。
パイロットの装備重量と風の強さで、リングにしたこの紐を何重かにしてつなげます。
(ほかにもシステム的なものもあるのですが、この安全装備が一般的なんだとか)

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ちなみにこれがシステム的な安全装置。

さて、講義のあとは実践。
実際に飛びます。

コンディションは昨日よりも風が弱いということで、距離も出ないということでしたが、
昨日の疲れも残っているので、近くで飛べるだけで満足。

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実践を前に確認があり、そして空へ。

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装備は昨日足りないと思ったものを改良したフル装備。
これで飛ばないと意味がないです。

グライダーはコンペ機(競技用)のENZO3ですが、引っ張られて上がるときには
グライダーを見てまっすぐになるよう微妙にコントロールするだけで問題なし。
途中でサーマルに入るときだけ少し怖いですが、基本的に全く問題なし。

そのまま高度500mのところで切り離します。
1000m近くまで高度を上げることもできますが、今日はこの辺で。
ちなみに公式の記録を出すためには、切り離しは1000m未満である必要があるそうです。

ちなみにこの日は昨日とは少し別の場所からの離陸。
理由は風向き。
パイロットを上空に上げていくためには滑走路のように車をひたすらまっすぐ走らせる場所が必要ですが、
それが風向きによってその場所が確保されているオーストラリアの広さはまぁ、驚きます。

フライトは1600mほどの高度を飛んでいくことができていたのですが・・・・・。
昨日の疲れが残っているのと、まだテストが残っていたので、50q程フライトした先の街にランディング。

ランディングしたグランドは、私がこれまでランディングしてきた中でトップクラスに入るほどきれいな
グランド。サッカーや、クリケットができるグランドなのですが、ゴルフ場のように芝が綺麗にされていました。

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こんな芝がグランド全体に広がっていた・・・・。

ここはこの街の高校。
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とにかく街も街行く車も、すべてがきれいです。
オーストラリアの景気の良さがよくわかります。

さて、すぐにピックアップされてモーテルに戻ると待っていたのは試験・・・・。

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内容はともかく、英語で頭を使います。
試験を終えると、間違ったところの確認。
間違った内容は英語の解釈が間違っていたというところでしたが...

夕方、明日からのミーティング

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先日300qを飛んだ時にも、風を背負って飛ぶのではなく、
空域制限や距離の関係でやや風を横から受ける形で飛んでいました。
こうすると600qの距離は時間的に達成できません。

そのために、今回、気象条件と風を見て、月曜日から2週間、あらかじめ一番飛べる離陸場所に
移動してキャンプを張り、そこから離陸するということをします。

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こんなイメージ。
移動距離も半端ない・・・・。

日曜日はそのための準備と休養にあてて月曜日に出発。
荷物と装備をここでもう一度確認していく必要があります。

さぁ、冒険の始まり!!
posted by Yoshiki at 06:22| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月01日

最初のフライト

到着の翌日である11月30日。
朝からフライトの為の準備に追われる。

日曜日までは今のMOTELを中心にフライト、あとは諸所の手続きなどを行い、その後、キャンプ生活がスタートする。

この日はテストも兼ねてのフライトだったが、どうせ飛ぶなら記録は狙う。

この日は風が弱く(と言っても通常フライトにはちょうどいいくらいの風。)飛べても400kmくらいだろうと言われていた。

いや、400越えれば日本の記録にはなるから、いい出だしになるかも。
そう思ってのフライトだった。

今回は山から飛ぶのではなくトーイングという方法で離陸していく。
なのでそのための道具を装着しての離陸となる

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簡単に言うと、車で凧揚げ宜しく引っ張って離陸していくわけだ。
実はトーイングは私は初めてだったりするのだが、特に不安はない。フル装備なのでちょっと重いけど…

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離陸は立ち上げ(翼に風を入れ頭上まで持っていき、キープすること)さえできれば問題ない。

最初は練習でもう一度やるつもりだったので、低い高度で切り離したのだけど、サーマルをつかまえてしまったのでそのままフライト。
高度をあげてほかを待つ。

シャル、聖子の2名が離陸してきたのでスタート。

最初は高度1000mまでいくのに苦労する。
何とか高度を保って行くという感じ。

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しかし進めば進むほど上昇高度は上がってくる。
フライト開始後2時間した頃には2000mを超えた高さになる。

3人でフライト。
誰かが低くなっても次のサーマルで待つといった具合。

その方が効率よく飛べる。パラグライダーも一人より複数というのが距離を伸ばすのによい。

風向きと方向だけを確認して、あとは雲をみてサーマルを探しながらすすむ。

6時間程フライトしたとあるサーマル。
ここで私は少し先行していたのだが、
聖子がサーマルをげっと、今までにない強さ。シャルもそれに入る。

私が入るのに遅れたが故に上昇においていかれる。
二人は2500m以上なのに私は2000mしか獲得できず、ここから離れてしまい、一人旅。

その後空港のある町を目の前に大きくコースを迂回することになり時間と距離のロス。

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長時間フライトなので、予備バッテリーに全ての機器を繋いでとんでます。

完全一人旅。
歌を歌いながらサーマルを捕まえ3000m近くまで上昇してまたすすむ。

景色はもう全然かわりません。
ひたすら広い平野が続く

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300kmを越えて高度は充分ですが、時間は6時をこえています。
このまま雲を伝えば400は行けそう、なのですが、地図上この先しばらく街もメインロードからも離れてしまう。

散々悩んだ挙げ句、近くの街に降りたのでした。

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一緒に飛んでいた二人は400近くまでフライト。うーむ、やはり一人より二人。

問題はここから。
ピックアップされたのは9時をすぎてから。そして帰宅は午前3時。

今日はこれからテストです。

posted by Yoshiki at 06:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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