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2015年09月27日

勝つ為の道具とは

今回の記事は書くかどうかかなり悩んでもいたのですが、こういうことがあった。
そして、勝つということの意味を考えていかないといけないと思いやはりブログで自分が思うことを書いておこうと思います。

選手もメーカーも、勝つということにこだわります。
当然競技である以上、そこにこだわらなくてどうする。ということで、
メーカーは、より「飛ぶ」グライダーを作ることに技術とお金を使います。

その部分で言えばどの競技、特に道具を必要とする競技においては当たり前のことで、
それによって新しい技術革新やら、競技の新しい展望なんかも見えてくるというのが
いい意味での競いあい。
当然メーカーとして、勝つ商品はイコール宣伝になるのだし、選手に勝ってもらうことが
メーカーとしての使命なんだと思う。

しかし、加熱する性能争いは、安全性を無視していく傾向があり、過去パラグライダーも
その歴史で受傷したり死亡したパイロットもいた。
そこでルールができる。

今のルールは競技用のグライダーはCIVIL Competition Class(C.C.C.)というカテゴリーで位置づけられ、
ワールドカップや、世界選手権に出るためのグライダーは、この認証が受けられていないと
出場することができない。
メーカーはその基準内でできる最高のパフォーマンスを持つグライダーを作る努力をしている。

さて、長々とした前置きでしたが、今回スペインのワールドカップの際、GinのBoomerang10が
コンプレイン(抗議文書)を受けていることがパイロット達に通知された。

コンプレインを出したのはグライダーメーカーであるOZONE。
OZONEは過去、ENZOというグライダーにかんして、テストに出したグライダーと市販されているグライダー
とでラインが違うとコンプレインを受け、そのグライダーで参加している(私も含め)パイロットの成績は
このとき認められない発表が後から出され、OZONEはそのパイロット達に渡航費の一部を支払った過去がある。

今回、その報復と見られることを恐れ、OZONEは最初コンプレインを見送る方向にしていたらしいが、
私も含め、選手達からルールはルールであるという意見を聞いてFAIに正式に抗議をしたという経緯がある。

今回のコンプレインの内容は、OZONEが独自にBoomerang10のテストをCCC基準でやってみたところ、
テスト項目の一つである『フルアクセル時におけるブレーク操作25%まで引いても2秒以上ストールに入らない』
という項目をどうやってもクリアできない。というものでした。
彼らは独自に市販されているグライダーを手に入れ、そのテストを何度も繰り返し、その様子を映像に残し、
抗議内容とともに提出したということです。

下はDHV(2つあるテスト機関で今回GinがCCCクラス認証を通した機関)が韓国でテストをした様子

うーん、これがテストの様子なら25%までは引かれていないなぁ・・・・。

このグライダーはスイスのワールドカップのときに、機体を使用している選手に新しいライザーを「交換用」として
渡していた。内容は、『規定の誤差範囲で一番スピードが出るライザー』ということだったらしいが、
それって誤差の意味が間違っているのでは??と私は感じていたのである。

いずれにせよ、この問題、思いのほか大きな騒ぎになっていないのと、その情報が伝えられていないのが
気になる。

これをしっかりやらねば、ルールは意味をなさないし、今後の競技もグライダーの発展もしていかないのだと思うのだが・・・・。


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posted by Yoshiki at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月26日

進化するGPS

うーん、なかなかヨーロッパの出来事を記事にできないまま日が過ぎていきます。

といって今回はパラグライダーの競技に必須のGPSの話。
パラグライダーやってなくても、いまやGPSは車では当たり前、携帯でも当然のようにナビ機能がついてる昨今。

携帯型GPSは、種目に特化する形で本当に進化していた。

今日はちょくちょくお世話になっているGPSストアさんにお邪魔しました。



今回の目的は、今やっているトレーニングをより科学的にやるために、ちゃんとデータを取っていきたい。ということで色々相談していて、実際のものをみて話を聞く!ってのが目的。

パラグライダーのGPSは空を飛ぶことに特化して、それ用の競技や空中で必要なデータだけがみれるパラグライダーに特化したもの。

そんなものは一般に売れるわけないので、GPSストアさんには置いていません。悪しからず。

今回私が見に来ていたのは主にトレーニング中の心拍数を図りながら、記録もとるということを実施していく為。

私はランニング、サイクリング、トレランを主にやっているけれど、闇雲に、いや、がむしゃらに走っていただけで、しかも一人でやっているので、果たして効率的なのかどうなのかがわからない。

そうして調べていたところ、心拍数、年齢に基づいた効率のよいトレーニングをしないと意味ないじゃないか!ということになったのです。

それにしてもいまのGPSは凄い。
データをクラウドで管理できるのは勿論、カロリーや、歩数、距離、どこを走ったのかなんていうのは当たり前の機能で、自分の歩幅、走る強度、どちらの足に力が片寄っているか、過去の自分とのレースや、クラウドでリンクすると他の人のルートや、タイム等を走りながら見ることができたりするわけです。
また、オプションのカメラをつけると、GPSデータを表示しながらの撮影、そのばしょでの力のかかり具合なんかまで一緒に表示できるんです。

自転車のトップアスリートなんかは、この機能を使って他の選手の分析や、自分の分析をしているらしい。



また、時計型のGPSは、普段の生活の中の万歩計や、心拍数、寝てるときには眠りの深ささえもデータ化してくれる!



もう、ずっと腕につけてなさい!って感じなのです。

まぁそこまで使ってると週3日位の充電が必要になるようですが。
健康管理するにはもってこいのマシーンなのです!

私がきになるマシーンは



ガーミンのedge1000jと225

今回はランやサイクリングに特化したものを紹介だったのですが、山歩きに特化したものや、水系スポーツに特化したものなど多種多彩!

うーん、こういうマテリアルってうきうきしてしまいます。
posted by Yoshiki at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月23日

シルバーウィーク

大型連休。フライヤーもあちこちに遠征して飛んでいるようですが・・・・
私は前半はトレーニングで走ってばかりいたような。

先日は都内から近郊の山を登りにいきましたが、
もちろん、ただ登ってもトレーニングにはなりません。

ということで、いつの間にか14kg近くになった成長するバラストを背中に背負って
ハイク&ハイク

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仲良くしていただいている方達と登っていたので、時折私は一人で山を走る走る。
別の日はとにかくロードバイクで走る走る。

埼玉に新しくできるというパラグライダースクール(まだ整備中)を見に行ったりと体をいじめております。

昨日は、「鵜山の七曲り」と言われる静岡県島田市の天然記念物にも指定されている大井川。
そこに今年できたばかりのエリアに遊びに行かせていただきました。(現在ビジターは予約制)
このエリアに行ったことのあるパイロット達からはとてもいいエリアだと聞いていたので、楽しみにしていたところでした。

そのエリアは、噂にたがわず、すばらしいエリア!!

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上空から七曲の川を見下ろせ、その川沿いに敷かれている大井線の路線ではSLが走る風景も見えるのだとか。
私は見れませんでしたが・・・・・。

それよりも何よりも、エリアのポテンシャルはすばらしい!!
私はこの日エリア周辺を約60kmほどを飛びましたが、ここはコンディションによって日本記録も狙えるポテンシャル、
そして競技も日本選手権など大きな大会が十分にできる場所。

これからのこのエリアの発展に注目です!!
ここでトレーニングフライトは楽しそうです。

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さてさて連休最終日は長野。
これから移動です。
posted by Yoshiki at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月15日

突然の被災とは

先日の土曜日の朝、
私は筑波山をトレーニングの為走って登頂。

そして見えた景色は明らかにおかしな景色でした。

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あるはずのない、湖がはっきり見えたのです。
そう、そこは今ニュースになっている常総市の災害地。

この土曜日でさえまだ救助ヘリが被災者を救出していたという状況だったそうです。
以前私が住んでいたつくばから車で30分も走らない場所。
そこが今回の被災地でした。

私の知り合いもここにお店を構えていました。
下の写真は先週の金曜日に撮ったもの

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そして私が筑波山にいた時間に撮ったムービーが下の画像


日曜日、私も少しでも手伝いができればと現場に行きましたが、
まだ場所によっては全く排水が出来ていない。

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私が到着した時、荷物は既に出し終わり、積みこむ作業をしていた。
周辺は思ったほどの匂いはしなかったものの、建物に入ると泥臭い。
人徳、人脈の多い野原さん親子にはあっという間に人と大量の水が運ばれ、「片づけ」が進んでいるが、
そうはいってもそれでも当然復旧のめどは全くたっていない状態。

それどころか、周りはまだ片付けもようやく始まった程度、
少し歩くだけで、まだ入ることもできないエリア。

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車という車は水没した後があり、手伝いに行った場所も、水で前も後ろも行くことができなかった車が駐車場に入ってきて、人だけが
逃げて行ったというように車がそのままになって行っていた。

そんな車を移動する為に災害要請を受けたレッカー車が街中を右往左往し、片づけを行っている車、
消防、警察といった車が通れるようになった道を右往左往と走り回る。
水が引いたとはいえ、泥が乾燥してきたその場所は今度は埃っぽくなっていた。

今回、この地域は人的被害はなかったということだが、水は断水、電気もきていない状態。
生活には車が必要な場所だが、それを失った人達はどう移動するのか。
当然住むところも今は市役所などの避難所。
泥っぽいのに風呂も満足には入れない状態。

とりあえず、これからどうするかというよりも、今できること、「片づけ」をしていくことに集中する。
そういう風にみえたのです。

私に出来ることはまだあまりない状態。
これから少し落ち着いて、ようやくボランティアや、土木作業が入れるようになるだろうという感じでした。

しかし、報道ではまだそういうことは言われていないようですが、
ボランティアの腕章をして、堂々と泥棒を働いている輩がもう大分現地にいるということでした。
私がいた日曜日にもそういう泥棒の一人が捕まったと聞いたのです。

混乱に乗じてそういう人が来るもんなのかと思いましたが、
確かに作業中、何事もなないように建物内に入ってくる人を見ていても、それが作業する人なのか、
それとも関係者なのか、分からない。

私も近場の状況をみて歩いた時にはそんな風にみられていたのかもしれません。

ほんの数日前まで何ごともなく普通に生活していた人たちが、今は被災者。
この場所も、これまで災害らしい災害はなかった場所。
私も茨城は災害の少ないところだと聞いていました。

被災は復興が時間がかかります。
起こるのはあっという間なのに。

常総市も、これからが大変です。


posted by Yoshiki at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月11日

PWCスペイン最終日 長い長い100km

日本に帰ってきて、2日。
時差ぼけています。

今朝も5時に目が覚めてしまい、眠りも浅く、なんだかすっきりしないので、
朝からトレーニングを開始。
久しぶりに自転車で65kmを走破。
調子に乗って寝不足の上どどっと疲れてしまった朝でした。

さて、スペインの最終日。
地元主催者は、コンディションがいつものAgerに戻った!
と宣言していたので、ようやく、サーマルも強くなるのか。
タスクも100kmだし、これは俺の得意な分野。
もう捨てるものはない、チーム優勝に向け、突っ走るのみ!!!
と気合を入れていたスタート前。

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確かにスタート前のサーマルは、この一週間の中で一番強い。
ただ、先週の練習日に比べるとまだ本調子にはなっていないコンディション。
スタート前に渋くなってしまうコンディションに、思ったよりも慎重に行かねばならない
のではないか?と思っていた。

なのでスタート直後は、少し高度を取り戻すために遠回りをしながら山に張り付き、全体の中盤ほどの
位置からのスタート。
長い距離なので、ここであせる必要はない。
最初はAger の岩盤を沿うように進む。

サーマル活動よりも、岩盤のリッジ(斜面に当たって上昇する風)を使っていったほうが確実に上がって先に
進めるので、翼が岩肌に触れるくらい近くまで寄せて進む。

そこでトップまでスピードを上げて追いつくが、
ここからが大変だった。

リッジが切れていよいよその先の山に取り付くまでは距離がある。
直線的に進めば大きな丘のような山を越えていく。
共に行くのはマキシム・ピノ、ヤッセン、そして岩崎、私、廣川。

その後ろの軍団は途中から大きくコースを変え、遠回りの雲があるコースを選択。
そちらに行くかは悩んだが、もう遅い。

ところが、これが大変なことになった。
ピノ、岩崎が何とか捕らえたサーマルに取り付こうとするのだが、風が吹き降ろしていて、
わずか10mほどの高度差しかないのに、捕まえることができず、なし崩し的に、山の下へ下へと
降りていく。
風の吹き降ろしにつかまりながら、どんどんと貴重な高度がなくなっていく。
廣川、呉本、あと数機は絶対絶命のピンチ。

一機がもう対地高度100mくらいしかないところで捕まえたサーマルに、廣川、呉本が飛び込む。
最初に入ったグライダーはそのまま降りてしまったものの、何とか我々はゆっくりゆっくり高度を
回復していく。
「ありがとう、友よ、お前の死は無駄にしない!!」
とか考えて、いや、それよりサーマルを捕まえるのに集中しろよ!!と自分の頭の中では
突っ込みとボケが進行しつつ、ようやく少しほっとできる高度まで持ち直す。

そうしている間に、コースを変えた集団は高く我々の上空をパスし、すでに先の山を越えて行ってしまった。
完全に遅れてしまったのだ。

しかし、ここであわてても仕方ない。
前に行く集団の動きを見ながら、無駄ないコース取りをしていけばいい。
幸い、前の集団は思いのほか弱いコンディションに歩みは遅い。

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集団が慎重に山を迂回しながら高度を落とさないように進むのに対し、
我々後追いは、サーマルが上がったところに最短で突っ込み、余計なコース取りをせずに
進んでいく。

おかげで、中盤を過ぎたころには、かなり近付き、後半に入ろうというところでセカンド集団の中で、私は飛び出してトップ集団
に低く取り付く。

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しかし、ここでも低く取り付いてしまったために、上昇に手間取るが、慎重なトップ集団は思いのほか進まない。
おかげで風の吹き抜ける谷で完全に追いつくことができた。

しかし、そのころ、だいぶ遅れていた集団も、山を迂回せずに沖のコースに切り替えトップ集団に迫ってきて、
80kmほどのところで合流。

最後は山から離れた最後のターンポイントを取る勝負。
しかし、サーマル活動は弱い。
弱いけどある。
そう思い、私は先に飛び出す。
しかし、トップ集団はその場面でも慎重になり、スピードを緩め高度を維持しようとする。
なので私だけが先に飛び出したかっこう。

それはそれでかまわない。
最後のターンポイントを取って切り返す。

一番近い山に取り付けさえすればゴールまではいける。
そう踏んでコース取りを決める。

山にたどり着く前、サーマルにヒット、
一気に右旋回。
弱いが確実なサーマル。ここであげきれば直線でゴールすることもできるかもしれない。
トップ集団がすべてなだれ込んでくる。
まとまりかけたサーマル。
下に入ったグライダーが何故か左旋回を始めた。
それにつられ、数機が左旋回を始める。

もうぐちゃぐちゃ。
ふざけるな!そう怒鳴っても後の祭り。
弱いサーマルでグライダーがあちこちでぶつかりそうになる。
私も一機と正面。
急旋回でよける。

しかし、それでサーマルからは外れる。
仕方ないので最初のプランどおり山に取り付く。

あげきった何機かはそのまま直線でゴールへ向かう。
集団が最後に分かれた。

風が当たる山に取り付き、少し高度を上げ、ローター(乱流)の中を覚悟して
ゴールに向かう。
横を見ると直線で来ている数機のグライダー。
その中には岩崎のグライダーも見える。

後はどちらが先にゴールをきるか!!
勝敗は、最短をきた直線コース。

我々はその数秒後にゴールになだれ込む。

しかし、直線コースを選んだグライダーの多くはゴールわずか数キロ手前でランディングする羽目に
なっていた。

ゴールはわずか30機ほど。
100kmのレースが、ここまで長いとは・・・・・。

そこからバスがAgerに戻ったのは22時ころ。
更にそこから途中で降りた選手達がすべて帰ってきたのは日付も変わる直前。

そこから表彰式。

個人の成績はぼろぼろだったが、
最初と最後の成績がチーム戦に貢献し、チームは優勝!!
そして女子表彰は・・・・

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1位〜4位が日本人・・・・・。
すげーな。

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そして優勝はフランスのPierre.
スペインの大会、コンディションは少し残念でしたが、こういうときでも勝てるのが本物。
今回は特に体調管理や、自分のコンディションの管理が全くできていなかったことが最大の反省点でした。


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2015年09月09日

PWCスペイン 6,7日 そして・・・・

スペインのPWCが終了しました。
実は6日目、TASK3は、あまりに情けない降り方をしたために、
ショックでブログさえ書くこともできず、自分に腹を立てておりました。
何のために大会に出ているのか、自分の弱さを克服できていないではないか、
応援してくれている人に対してどう言い訳するんだ。
そんなことを悶々と自分に言い続けておりました。
結果は変わらないことは十分にわかっているので、その結果を落ち着いてから考え直して、
最終日に備えたのです。

タスク3は、予報では十分に気候が回復する予報が、回復が遅く。
ようやく飛べるという雰囲気になり、ゴールは北にある湖のほとり。

60kmのタスク。
そう難しい内容でもない。

なのに、私は20kmそこそこ飛んだところで降りてしまった。
何故か。
気負いです。
この大会、ヨーロッパ遠征の最後の大会だと気合を入れていたのにもかかわらず、
天候はいまいち。そしてしかもタスク2での失敗。
あと2日飛べば挽回できるといらない気負いをしたのです。

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そう、自分の弱さにはなかなか勝てない。
それを克服しなければならないのに、なかなか成長できていません。

そして最終日の朝。
OZONEのグライダーの設計者で競技者のリュックに言われました。
今日はお前はトップにならないといけない

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そう、この「ニヤッ」が怖い・・・・。
今回、私はOZONEチームとしても参加していたのです。

それにしても皆に「どうしたんだ?」とか「何があったんだ」とか言われて皆よく成績を見ているなぁと変な感心もしていたのです。

とにかく最終日は、とにかく飛ぶことを楽しんでいくしかない。
そういう気持ちでした。

最終日のタスクは98km。
この大会一番のタスク。

そう、ここにきてようやくagerらしい気候になったのです。
空には雲がなく、すっきりとした空。

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しかし、この98km、様々なドラマが待っていたのでした。
続く
posted by Yoshiki at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月05日

痛いキャンセルと小さな国

3日間、キャンセルが続きました。
2日目に信じられないミスを犯している私としては、一日でも多く飛び、
そのミスを帳消しにしたいのですが・・・・・・。
ミスをした私が未熟で、自然はこちらの願いどおりにはなってくれません。

大会3日目、4日目は共にT.O.までは行き、雲の中待ち続けたのですが・・・・。

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輝く太陽!!乾燥した大地!!!あっつい空気はどこいったんだスペイン!!!!

まさかこんなに寒いなんて。
準備していない人も多く。
最終的には


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こうなる・・・・・。


2日間は結局大会ができるほどのコンディションにはならないとの判断でキャンセル・・・・。
うをーーーーーーーーー!!!
いやじゃーーーとかいっても仕方ない。
ので、やっぱり飛ぶことに。

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雲がモーゼが海を渡るときのようにわずかに隙間を見せた隙に飛び立ち、しばらくアジェールの空を
飛びます。

前回来た時はコンディションが最高で、逆にアジェールの周辺はあまり飛ばず、すぐにアジェールから外の
空域に飛んでいっていたのに、今回はそこから出ることもできていません・・・・・。
まるで日本のようなコンディション。

しかも昨日は一日雨・・・・・。

トレーニングできるコンディションでもなく、そういえばヨーロッパに来て対して観光もしていない
ということと、今回行動を共にしている岩崎、山下、ティランと協議して、その日、フランスとスペインのハザマにある
アンドラ公国に行ってきました。
そのときのことはまた次回。

後残り2日は、天候が回復するとの嬉しいニュース。
とにかく残りを精一杯飛んできます。
posted by Yoshiki at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月02日

PWCスペイン2日目 大会史上最悪の展開

前日の夕方。
花火大会でもやっているのかというくらいあちこちで雷が発生し、
黒い雲がダウンバーストの強い風を吹きつけながらやってきました。

あっという間に豪雨。

翌朝にはすっきりと晴れていましたが、前日の雨は、乾いていた大地を十分に湿らせ、
そうなると、雲の発達が早くなります。
T.O.にあがると遠くには広く雲海が広がり、
時間をたつにつれT.O.にも雲が押し寄せてきていました。

何とか飛ばせたい大会主催者、タスクコミッティーは考えに考えて41kmの短いタスク。
シリンダーの大きさが400mのまるで日本のようなタスク。

条件が許すぎりぎりのレース。
雲が切れた瞬間に飛び出し、スタートがある対岸に渡ります。

グライダーの調子は悪くない、というか、良いくらいです。
対岸にたどり着いた最初のグループの10機ほどのグライダーの中で、
その先でも私だけ高く上がり、雲の中に入ってしまう高度。
とはいってもいつもよりも1000mほど低い。

スタートまではまだまだ50分ほど時間があり、この空域にいてはより高度を稼ぐことができない。
高度があるせいで、よく見える更に奥の大地。

そこには十分な日射と雲が立ち上がってきている前兆があります。
そこに突っ込み、もう一段高い高さと有利な場所をとろうとした私は、単独底に突っ込んでいったのですが。
その結果・・・・・。先にあるシンク帯、そしてその先にあるはずのサーマルが全く働いておらず、
そのままなし崩し的に高度を落とし、スタートもしないまま地面にいるというどうしようもない状態。

この状況にしばらく動けない。
私を追ってきたグライダーはあわてて引き返し、何とか高度を取り戻しつつありました。
スタートさえきれない。

レースは高度が低いまま進み、それでも集団でまとまって飛ぶ選手達は協力し合うようにサーマルを見つけ、
レース開始後40分ほどでゴール。

私は地上からそれを眺めるだけでした。

結果は結果。
どうあがいても自分の判断ミス。

ただ、まだチャンスがなくなったわけではありません。
ディスカードシステムを採用しているPWC。
あと3タスクをしっかり点数を稼げば、この日のタスクは消すことができます。

先日トップ選手たちと話したことを思い出します。
「失敗したことを引きずっていくパイロットに勝利はない」
そう、私にはまだ5日間あります。

ここから巻き返しです。
posted by Yoshiki at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月01日

PWCスペイン初日 ワールドカップコンディション

【ワールドカップコンディション】
あまりよい意味では使われない。
ほとんどの場合、大会前日まで非常によいコンディションで、大会になるとコンディションが渋くなる
場合によく選手達の間で使われる。

一昨日まで行われていたスペインチャンピオンシップでは、100kmを越えるタスクが連日行われていたが、
ここにきて、気象の周期が一時期的に悪くなっている模様。
初日の朝は天気こそ良いものの、うっすらと霞がかかるような安定している空気。

集合は9:00でミーティングということで、生真面目に大会本部にやってきたものの、選手のほとんどはいない・・・・。
仕方ないので朝ごはんを食べていたりして、ようやく大会スタッフがミーティングらしきものをしたのは10:00過ぎ。
さすがスペイン時間・・・・・。

T.O.について準備を始めるも、安定した大気の層はどんよりとした空気を上昇してなるものかとゆるーく我々を待ち構えている
ような雰囲気。

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ちなみに、今回日本人の参加者は
男性:呉本、廣川、岩崎
女性:平木、山下、佐藤
の計6名。(聖子選手はフランスなのでここには入れていません)

このエリアは、14時になると確実に強い風がT.O.に吹き込み離陸が難しくなるので、
タスクが発表されたときにはコンディションを見ることなくすでに競技開始時間が13:15に決定されています。
タスクは50kmほどのショートタスク。
岩盤の斜面を行ったりきたり、その間に渋いコンディションの沖に出すというタスク。

離陸前、ほとんどの選手が、本当に上昇帯あるの?という質問をするくらいにコンディションがわからないまま
スタート。
ただ、風はしっかり吹いているので、飛べば何とかなるな。そう思っての離陸。

確かに高度をおろすことはあまりなく、何とかはなるものの、山の上に何とか上昇してはまた高度をおろすという
予想通りしぶーーーーい条件に、スタート前から空中は混雑。

当然上昇があれば、何十機ものグライダーが殺到し、上昇が切れれば次なるサーマルを探して右往左往。

スタートしてからも、前半戦は、サーマルをいかに乗り継いでいくかの勝負。
時折、風がぶつかり風が乱れるも上昇をしてくれるところを見つけてはグライダーを何とか制御しながら上昇させ、
その先の向かい風に翻弄されながら前に進んでいきます。

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前半戦の終わりには一度この渋い条件の中沖に5km飛んでいかなければならない場面。
集団は強いサーマルを探しつつ、沖のタスクから近いとこへ移動していく中、
私を含め何機かは、その手前の強いサーマルにとどまり、一気に上昇。
集団を一時期出し抜いてトップに躍り出たまではよかったものの、その先でスタック。

集団が追いついてきてまた団子状態。
後半戦は岩盤に沿ってひたすら飛んでいくだけ。

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壁を真横に見ながらも、アクセルを緩めるとトップには残っていられません。
もう、我慢勝負。
グライダーに何かあるとリカバリーする暇ないくらい低く飛んでいるので、アクセルは踏みつつ、
グライダーをつぶされないか神経を張り詰めて飛んでいないといけません。

岩盤の先のターンポイントを折り返してまた同じ道を今度は岩盤を右手に見ながら更にスピードアップ。
少しでも前に出るためには、グライダーが上昇するタイミングで、どうアクセルを踏み込んでいくか。
もちろんタイミングを間違ってはグライダーがつぶれてしまうので、神経は張り詰めたまま。

折り返すあたりで少しだけ慎重になってしまった私は、トップから1分くらい後ろ、
じりじりと距離をつめてはいても、なかなか皆同じようにスピードを出しているので追いつけない。

最後のターンポイントへはフルアクセル!!
しかし、この時点ではすでに皆フルスピードなので、追いつくことはできない。
ただ、追い抜かれないためにフルスピード。

結果、トップとは1分遅れの10位。

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初日としては悪くない。
日本人も佐藤選手が惜しくもゴール手前で降りてしまったが、
それ以外は皆ゴール。

まずは確実な1本を残したというところ。
明日からも条件は渋いものの、当初よりも天気予報はよくなってきていて、
タスクができそう。

また、予報では週後半に向けて徐々によくなっていくということです。
posted by Yoshiki at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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