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2016年01月29日

メキシコからアメリカへ

現在アメリカのサンフランシスコにいます。
はい。まだ帰国しておりません。

メキシコからバスに乗って2時間半
空港に余裕で到着したのにかかわらず、荷物の重さで引っかかり、
あわてて荷物を入れ替えていたら、自分の大切なツールナイフが手荷物に入っていたのに気がつかず、
そのままゲートをくぐろうとしたら没収されそうになり、
いや、これは大切なツールだから没収は勘弁してくれ!!と訴えたところ、
預けた荷物に入れられることに。
お気に入りのものはなんとも変えがたいのです・・・・・・。

しかし、ナイフを入れるために預けた荷物を一度ピックアップしないといけない!!!
待つ。待つ。待つ・・・・・・こない。

荷物が来たのが飛行機の搭乗時間!!!
UNITEDの人が、迎えに来て「RUN!!RUNN!!」
と陸上競技の監督のごとくせかされ、空港をダッシュ!!

荷物検査も割り込み割り込み何とか飛行機に乗り込むことに成功。
あぁ、余裕の時間をすごすつもりだったのに。

とにかく飛行機はサンフランシスコへ無事に飛び立ったのです。


サンフランシスコの郊外で一泊して、
レンタカーで、サクラメント郊外のとある会社を訪ねて着ました。
はい、お仕事です。

片道2時間半のドライブ。
隣り合わせの国なのに、こうも違う光景なんだと改めて知る道のり。
正直、アメリカとメキシコを比べると、メキシコのほうがいい・・・・・・。
いや、なんていうか、どこに行っても困ることはないのですが、
どこに行っても、ファーストフードと景色は変わっても内容が変わらない街。
あとは、人間くささがメキシコのほうが感じる・・・。

まぁ、同じとこに2週間滞在していたからなんでしょうけど。
そんなことを考えながらの車旅。

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ちなみにアメリカのレンタカーは本当に安い

最終日は、サンフランシスコに昼過ぎに戻り、とある場所へ。
それはやっぱりパラグライダーのエリア。

サンフランシスコにはちょっと変わったパラグライダーエリアがあります。
以前、このブログでも紹介したのですが、空港から車で15分ほどで着いてしまう海岸エリア

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非常に綺麗な海岸です。

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この日は残念ながら風が反対から来てしまっていて飛ぶことはできなかったのですが、
変わりに見れたのは美しい夕焼け

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本当にまれに、夕焼けの最後に全体が緑色になる、『グリーンフラッシュ』という現象もここで見れることがあるということ。
しかも、それを見ながら飛べるなんてなんて贅沢!!

このエリアは私も以前着たときに、いるかの群れが泳いでいるのを飛びながら見たのですが、
昨年は鯨がしばらく群れで来ていたということで、その餌取りの風景とかが空から見えたということ。

うーん、海ならでは!!

ここに来る時には、サンフランシスコ在住で、パラグライダー大好きで毎日のようにエリアに来ているシギーさんに
連絡してきます。
今日も久しぶりの再開で、いろんな話を聞き、最後は 韓国人の経営する寿司レストランでプルコギを食べる
というアメリカ最後の夕飯をいただきました。

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さて、これから日本に帰ります!
posted by Yoshiki at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月27日

目指すべき場所

最終日の夜、悔しい表彰式。
でもみな同じように戦ったのだから、勝者を称えなければなりませんし、
そこでの思いを次回に繋げて行かないと行けません。

悔しい思いを何度もして表彰台に立ってやるのです!!!!

今回の大会、スイス選手の活躍が非常に目立ちました。
結果こそ出なかったものの、モルゲン・ターナーや、ミハエル・シーゲルは常に
先頭に立ってレースを引っ張り、タスク1位を取っています。

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モルゲン君、話し方はとても物静かで、日本にもよく仕事できているビジネスマン。でも飛ぶとかなり
キレキレでかっとんで行きます。

そして今回の優勝者であるステファン・ウィス。
クレバーな飛び。
先を行くタイプではないものの、常にトップ集団の高い位置につけていて、
最後にしっかりおいしいところを取っていくタイプのフライヤー。
今回の大会では、彼のスタイルが完全にマッチした形だった。

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そう、同じようなスタイルといえば、フランスのジュリアン。
彼もきっちり決めていて、気がつけば総合2位。

そして3位は大御所のイタリア人、ルカ・ドニーニが年齢を感じさせない飛びで3位になったのでした。

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今回の大会では、集団にいるということが大切でしたが、
それだけでは勝てず、『その集団を率いるとびをする』ということが勝つための要因だったと感じます。

私は今回、何度も集団から離れるような飛びをしました。
それがリカバリーできることもあれば、リカバリーできない場面もあり、
成績が不安定なままでした。

今回の大会、8タスクができて、2タスクがデリートできるという中で、私の順位は20位。
平均得点は900点。(1000点が満点)
トップは平均900点後半をアベレージで取る必要がありました。
なまじ、高得点を狙いに行き過ぎて結果が出てこなかったと分析ができる結果です。

逆に、今メキメキと実力を出してきていたフランス人の若手は今回ぼろぼろの成績。
成績を見ると、私くらいのベテランになりつつある選手に完全に負けてしまった形です。

彼らの生きの良さが今回のバジュデでは裏目に出てしまい、
突っ込んでも後から被され、自分だけ貧乏くじを引くという場面が多々ありました。
しかし、彼らは、今、そういう飛びをできないと、経験を重ねてトップになる選手にはなれない。
そうジュリアンは話していましたし、私も同感です。
彼らの結果は、きっとこれからの彼らの成長を促してしまうことになるでしょう。
いかんな・・・・・。

さて、女子はというと
この人がやっぱり一番

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今は敵なしといった感じ。
総合でもいいところに来ているわけだから、普通の女子では今かなう人はいませんね。

日本人の今回の成績は下記の通り

20位 呉本 圭樹
29位 廣川 靖晃
49位 大澤 行英
92位 平木 啓子 (女子 4位)
109位 高田 奈緒 (女子 8位)
110位 山下 敦子 (女子 9位)

という結果になりました。

さて、最終日、表彰式の後は船上パーティー!!
今回のバジュデ、グライダーが一度もつぶれなかったという人はいないくらい、
荒れてもいて、その緊張から解き放たれたパイロットは飲んで踊って最後の夜をしっかり楽しんだのです。
(はい、私もですが・・・・)

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それにしてもみんなパワフルだ・・・・・・。
朝方まで大騒ぎは続いたのでありました。
posted by Yoshiki at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月25日

そして最終日

スーパーファイナルの最終日。
始まる時は長く感じても終わりになると短い気分になるのはいつも同じです。

最終日、T.O.へ上がると何故かメキシカンハットを被ったおじさん達がなにやら厳しい表情でたむろっています。
疑問に思いつつもその先のテイクオフの準備エリアに入ろうとすると、他のパイロットたちから、今なんだか土地のことで揉めてるから入れないという。

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?今更??
ワールドカップの最終戦ということで選ばれたこの土地、当然主催者は話もしているし、お金を払ってもいるらしいのですが、どうやらバジュデから離れたこの土地の人達は、選手達がバジュデでばかりお金を使って自分達にはそれがないということらしい。

うーん、不満に思うのは分からなくないようなないような。でも選手はバジュデにしか泊まれないし、そもそも他にどこにお金を落とすの??

さて、膠着状態もあとからあとから来る選手と、見学の地元民がくると、なんだかなし崩し的な感じで選手たちが入っていくことになりました。
なんだったんだ一体。


さて、それはそうと、選手達は最終日ということもあってか、なんだか空気がいつもと違う雰囲気です。
どう、といわれると表現しずらいのですが、浮わついているというか、明るいというか、全体的にいつもより明るい感じです。

勿論私も含め、この日の成績を上げてやろうという人も多いのですが、上位入賞がかかっていない選手はすでにリラックスしてかかっているような人も多いです。

成績と言えば、この最終日の時点で、一位のステファンは、飛ばなくてもFTBシステムのルールによって、優勝が確定しています。
それでも真面目な彼はいつも通りでしたが。

私はというとこの朝の時点で12位。
この日、勝負にでて6位入賞を狙うか、今のポジションを維持する飛びをするのかというところ。

勿論、この時点でこのポジションを、維持する気はなく、上を目指すことしか考えていませんでした。

最終日のタスクは  km。120kmから比べるとコース的にも少し単純でショートタスクに感じます。
日本の競技からしてみれば記録的な距離の大会なのですが、それは土地柄ということですね。

ともあれ気合いをいれて上位を狙う。
コースは

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こんな感じ。
スタートから西へ行き、その後東へ大きく移動、
それを切り返して3番をとったあと。ESS(タイム計測終了)へ。
そこからはパレードのようにヴァジュデの街の上を飛んでゴール。

ちなみに青い矢印がこの日トップだった大集団の軌跡。
山沿いを大きく遠回りして2番を取り、またそれを引き返して3番を取っています。

さて、スタートではまずまずの位置で出た私ですが、
最初のポイントに向かう途中に大きくグライダーをつぶしてしまい。時間も高度も大きくロスする羽目に。
あわてても仕方ないと思いつつも、この日はスピードレース。
この遅れは致命的なものでした。

ただ、集団は青のコースを進むことを選択。
フライト前のイメージでは、直線的に進むほうがかなり距離は短く、今日の予報では
サーマルもしっかりしていそうだと考えていただけに、この日、私は勝負に出ることにしました。
何機かのグライダーも同じことを考え、直線的なコースを取ります。

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ただ、痛いのは少数ということ。
サーマルを探すのは、一人よりも多数のほうが圧倒的に有利です。
その不利な部分は距離で稼ごうと考えたのです。

1のポイントを取ってから集団が南に下るのを見ながらコースを変えていく。
この時は10機くらいが同じような位置。
問題だったのは、この10機が、協力して先に進もう!という協調性が皆無だったこと。

全くあっという間にバラけてしまい、3機だけが一緒に進むことに。
その先に一機だけ私達の前を先行している機体。
彼も逆転を狙ってのショートカットか!?

少し手間取りながらもターンポイント2へ。
はるか高いところに遠回りしてきた集団が・・・・。
流石に早い。

しかし、ここで、私だけポーンといいサーマルに乗っかり、
一緒に来ていたグライダーを置き去りにして2のターンポイントを3番手くらいにとって折り返す。
集団ほど高くはないが、待たずに直線的に戻る。

問題は、この時全く一人であったこと。
一人で突っ込む時は高度的なリスクも考慮して飛ばないといけないので、
思いのほか時間がかかります。
ましてや、サーマルを探すのも一人。

高度が低くなりながら、遅くなってしまいながらもようやくT.O.前まで戻ってきます。
ここまで来たらサーマルはあるはず!?
・・・・・なのになかなかあたらない。

どうしたもんだと右往左往している間に遠く対岸の集団は確実に先に進んでいくのが見えます。
これはあせる展開。
いや、あせっても仕方ないから遠くは見ないことにして集中。

ようやく強いサーマルにあたり、あとはゴールまで一直線だ!!!と思って遠くを見ると、
すでに最後のターンポイントを取った集団がゴールへと向かっているのが見えます。

あぁ、やってしまった。

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残念ながら、私のたくらみは見事失敗に終わり、
ゴールはしたものの、トップから大分遅れることになってしまいました。

そう、勝負に負けたのです。

結果、最終的な順位は20位と悔しい成績で今大会を終えることになりました。
表彰式、そして・・・・は次にUPします。

まずは、応援ありがとうございました。
まずはこの場で申し訳ないですが、お礼を申し上げます。
力不足の20位。
最後のチャンスにかけないといけない状況に陥ってしまうところが、
私のまだまだスキルが足りないということ。

今年は海外戦で、高い位置での安定した成績を出すべく邁進していきます。
それにしても・・・・・やはり負けるのは悔しい。
posted by Yoshiki at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月23日

2日連続の120km越えタスク!!

昨日はネット環境の場所にいられなくてブログがUPできませんでした。
何をしてたか、それはこちらで撮影をしていたのです。
メキシコのプロのカメラマンにムービーを撮ってもらう打ち合わせに大会後に行っていました。
さて、どんなものが出来上がるのか・・・・・。

さて、なので話題満載の2日間の120kmを越えるタスク。
昨日の121kmは『つらい道のり』(タスク6)
今日の128kmは『酸素不足』(タスク7)

タスク6

コンディションは日に日に良くなっているのは確かなんだけれど、
どうもコンディションが非常によい!という言葉は信じられない。
それがまさにあたった形のこのタスク。
強気の121kmのロングタスク、スタート前から、なんだか苦しい。
高度はいつもよりも上がらなく、しかもやはり荒れている。
スタート前からゴールが果てしなく感じる・・・・・・。

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スタートも、時間になっても高度が上がらずにスタートしていけない。
こんなのここに来てはじめてのこと。
なのに121km??


それでも前半から中盤にかけて、何とかコンディションがよくなり、
おっ?これは展開が早くなるか?と思っていたら、そうは問屋がおろしません。

中盤、火山に向かいます。
そこの火山に向かって地面は標高が高くなっているので、
標高はどんどん高くなっていく。

4000m近くの高度があるのに、ぜんぜん高さを感じません。
というか、この日は高さが取れない。
火山近くの山では山もあり、そこを掠めるように飛んでいく。
途中は、「ここサーマルなければ降りるのは木の上しかない・・・・」というところでも、
上昇があると見れば突っ込んでいく状況でのフライト。

最後から2目ののターンポイントは山から離れていかないといけない場面。
見える景色は明らかな逆転層(逆転層の下は、安定した空気層になっていて、サーマルが上がりにくい)
しっかり高度を取っていくも、やはり苦しい展開。

なぜ最後にこんな困難な場所を設定するんだ!とタスク設定者に毒づきながら、
必死で弱いサーマルにしがみつく。
周りは、一機、そして一機と地上人になるのをみながら、「お前らの犠牲は無駄にしない」とぶつぶつ言いながら
上昇するともしないともわからないサーマルでまわす。

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後方で上げていたグループが一気に上昇し、私の上をパスした後、ようやく上昇できるサーマルにヒット。
ようやくの思いでゴールへとたどり着いた。

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ゴールした日本メンバー


スタート前から数えると、6時間近いフライト。
選手は皆へとへと状態。

タスク7

全く嬉しいことに、この日は更に距離が伸びて128kmタスク。
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T.O.にはREDBULLのDJカーまで来てなんだか盛り上がってます!

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この車、外についてるガソリンタンクが実はスピーカー!
かっこいい!!

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この日のタスク、スタート前に地図とにらめっこ、
あれっ?スタートはもしかして対岸か?

コンディションに合わせていくつかのコースをシミュレーション。
あと、ここのところ思うのは、集団で行くほうが、サーマルをつかんでいくのは確実に早い、
そしたら、その集団をどのように、自分の行きたいほうへ導いていくのか。
一部の選手は、先頭をおりゃーーーーーっとかっとんでいくことで集団を導きますが、
それだと、自分がダミーになるだけ。
先頭集団前方で行きたい方に進んでいくポジション取りが必要。

この日はとにかくサーマルが強く、高かった。
やっとここに来て、バジュデの本当のコンディションにたどり着いた。

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最初はやはり、皆対岸からのスタート。
さて、この日はとにかく強いサーマルで上げては走る!!

集団にいるほうが確実に早い。
けどそれでは前に出られない。

何度かそう思ってアタックするも、結果集団に追い抜かれてまた追いつかないといけない展開。
うーーん、なかなか理想どおり行かないものだ・・・・。

この日は本当にサーマルはブレイクして、基本4,000mの空を飛んでいく展開。
問題は・・・・なんだか酸素不足を感じる。

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できるだけ深呼吸をしながら「正気を保て〜!」と自分にいいつつ前へ前へ!!
最後のターンポイントでは、よっしゃ!!トップにたてるかも!?なんてポジションにいたら、
はるか高い位置にぽつんと一機私を追い抜いていく機体。

奴はステファン!?
なぜそんな高度で到達!?というような段違いの高さの違いでそのままぶっちぎりトップゴール。
わたしはというと、その後に続くチャンスを最後の判断ミスでのがして12位。

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総合成績は変わらず12位のままですが、トップ10までの点差はわずか!?

そして最終日へ!!










posted by Yoshiki at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月21日

スカッとゴール

曇り空です。
えっ?本当に??
一日でも多く飛べないと挽回できませんので、是非飛べてほしい。
そんな祈りが通じた今日。


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T.O.に上がった時は、いや、その後もしばらく、タスクなんてできないんじゃないの?という空気が
全体に広がっていたのですが・・・・・。

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それでもタスクは発表されます。
ただ、スタッフも状況に困惑気味、「PROVISIONAL」(仮発表)ということで状況を観察することに

そしてここで登場したのが「覆面メテオマン!!!」


昨日の天気が最高だと発表したのに、全く予報と違ったということで、
こんな格好で登場。
ちなみに、今日の予報も「これから晴れる!」という予報なんだけれど・・・・・。状況はごらんの通り。
と天気予報に文句を言いたい選手を爆笑の渦に。

そうこうしているうちに、時間も過ぎていき、タスクの最終発表。

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予報を信じるも、70km台のショートタスクを組むことに。
さぁ、そうとなれば戦いの準備

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すると、空はどんどんと明るくなり、ウィンドダミーも上昇をし始めた!!
メテオマンは明日は覆面をはずしてくれることでしょう。

離陸前、気合を入れる人とリラックスする人。そしてレーススタートの集団の映像


今日はスタートが大切。
その先は谷を渡ってのリッジ沿いを飛んで行くレグ。
ここではみなスピードが変わらない。
その先で、南の対岸へ大きく谷渡りをしてすぐに折り返す。
ここが今日の勝負どころ。

そしてゴールへ一直線。

そんなレース展開が予想されるレース。T.O.には離陸待ちの選手の列。
離陸をして高度を上げる・・・のですが、それほど高度が上がらない。
あれ?やっぱり今日もこんなコンディションなのか??

スタート時間になり、一斉に選手はスタートを目指し滑空開始

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少し高度が低い時間で出てしまった私。
そして上昇は弱い。

高めに戻った選手がいいポジションで上昇、
そして谷渡りしていきます。

出遅れた・・・・・・。

谷渡りの高度を稼ぐのに完全に出遅れました。
あぁ、ここが大きな最初のポイントなのに・・・・。

しかし出遅れたものは仕方がない。
とにかく進み、チャンスを狙うのみ。

谷を渡ると、斜面ぎりぎりに翼を寄せながらひたすら進みます。
同じように飛んでいる前の集団も同じように飛んでいるので、差が縮まらない。
ここは何とか少しでも早く進むしかない。
とは言っても所々乱流を巻いている場所もあり、思うようにはスピードが上がらない。
ここでつぶれては追いつくどころか、落ちてしまう。

2つ目のターンポイントを折り返す、
トップとは2km程の差がある。

折り返した集団は元のコースをひたすら進む。
狙いはこの尾根から突き出た尾根で、高度を取って対岸に渡る様子。
同じように飛んでも追いつけない。

ここで、私は集団が飛び越して行った強い上昇で、一気に高度を上げ、上げきり、
一気にその尾根を目指してショートカットをする作戦に出た。
高度を上げきり、ラッキーなことにいいコースライン。
高度が落ちることなく、集団をキャッチ、しかも、圧倒的に高い位置。

集団は低く沖に出て行きます。
それを見送り、高い場所にあった上昇に乗ることに成功。
集団からこの上昇に乗れた20機ほどが上手く抜け出して高度を一気に上げて対岸へ!

ここからは終始リードを保った状態で、レースを率いる。

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トップ集団を形成するのは、いつもトップを行く、モルゲンターナーやマキシム・ピノ、そして大澤選手やジュリアン、
絶好調のステファン・ウィスといったツワモノの面々。
コンディションもどんどんと良くなっていき、こうなるとトップ集団はスピードを上げるのみ。

途中、鷹に導かれて強い上昇に乗って一気に上昇すると、後は最後のターンポイントを取ってそのままゴールへ向かう!!
しかし、これが最後の滑空、私のGPSはギリギリ届かないとの判定が出ている。

しかし行くしかない!!!
でも高度を保つためにスピードは上げられない。

ゴールラインはすぐそこなのに、高い高度のグライダーに何機か抜かれてしまう。
そして何とかゴール


ただ、シングルの順位でゴールしたものの、やはり前半のリードポイントが悪く、
結果は12位。

ただ、調子は良いです。
総合も現在12位。

あと3日。かっちり決めてきます!!


ところで、このバジュデ、やたらと武装警官が多い。
前回来た時もそうでしたが、何だか今回のほうが、武装が重装備になってるし、

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こんな厳つい人たちが、T.O.でもうろちょろしています。

posted by Yoshiki at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月20日

太陽がなくてもなんのその

疲れるタスクでした。
その割りに距離を飛んでいない。
いや、時間をかけても距離が飛べなかったので疲れました。

この日の天気予報は、ここに来て一番のコンディション。
バジュデらしいコンディションになる予報だ。ということで、
組まれたタスクは100km越え。

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タスクの中には、バジュデから見える火山も含まれています。
いや、火山までは行かないんですけどね。

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確かに天気はよさそうに見える。
ただ、雲が朝から発達が早すぎるようにも思えますが・・・・。

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高層雲も張ってきている。
明日の天気は曇り予報だということで、大気は少し不安定だということです。
長時間のフライトが予想されるので、トイレにはしっかり行って、体を冷やさない装備をしっかりしていきます。

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空中待機は1時間半。
今日は、スタートが近い場所なので、集団で動ける位置取りを考えながら離陸したわけですが。
上がる上がる。
上昇はしっかりしていて、いつもよりも乱れていない。
知らないうちに高度は3600mを越えています。

上には積雲。
Gスポットと呼ばれているテーブルマウンテンの上には上昇雲が出来上がっていきます。
雲の中に入らないように、雲の高さに到達すると、雲のワキにでて更に雲をなぞるように飛んで更に
高度を稼ぎますが、とにかく手が冷たい。
体はしっかり冬装備で飛んでいますが、手はここまで冷える装備にしていなかった。

そして、全体に雲がかかってきます。
スタート直前には、すでに太陽は見えなくなっています。

このコンディションで100km??

わずかな不安が出てきます。
このホットスポットは熱がたまりやすいので、太陽がなくても上昇気流が大抵できていますが、
そこを離れるとサーマルが出るかどうかも予想が立ちません。

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スタートをして、滑空開始。
選手は皆同じことを考えているのでしょう、スピードは非常にスローペース、
滑空に気を使い、少しでも高度を減らさないように火山に向けて滑空していきます。

ただ、この火山のターンポイント、行けば行くほど標高が高くなる。
ターンポイントの位置はなんと3600m。

しかも太陽はない。

こんなコンディションでも、PWCパイロットが集まると行けてしまうのです。
弱いサーマルでもとにかく旋回する。
上昇がなくなれば滑空を開始、列が広がってそれぞれにサーマルを探し、そしてまた弱いサーマルに集まる。

また、この日も先行するかどうかの分岐点があり、まんまと後追いになる集団を選んでしまったのですが、
その中では先行、苦しいながらも有利な位置でこまを進めていきました。

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火山ターンポイントを取った頃にはもうすでに暗いというくらいの曇り空。
あと60kmあまりを飛べるのか?
苦しく、ゆっくりなレース展開で進んでいきます。


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その先のターンポイントに向かうには山から離れていく必要がある。
そんな場面。
そこでサーマルを拾って高度を上げて滑空を開始すると、今まで弱くもなんとかあったサーマルの気配が
全くなくなります。

みな、ひたすら滑空比をよくするため、体を縮めて、空気抵抗を減らす格好でとにかく進むだけ。
バリオメーターはピクリとも音が鳴りません。

いよいよ高度がなくなってきたところで、弱いサーマル。
はずせばランディング。
実際に、ランディングしてしまうグライダーもちらほら。

それでも粘る。
そして粘る。

もういやだというくらい旋回しました。

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やっとの思いでターンポイントを取り、次のターンポイントへ。
しかし、数キロ進んだところでサーマルは本日分は売り切れ。

後は持っている高度で距離を進んで終了。

果てさてまったく何が最高のコンディションだ!

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タスク4のダイジェスト


74kmのフライトで終了。
順位は23番手くらいか?

明日の天候回復を願います。
posted by Yoshiki at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月19日

タスク3 調子がでてきました!

だんだんと本来のバジュデのコンディションに近付いてきています。
雨が降ってから3日が立ち、ようやく地面も乾燥してきています。
今日も朝から快晴です。

ここでの朝は、ルーチンのようにいつも同じ行動です。
7:00に宿をでて、大会本部に向かう途中のお店で朝食。(これも決まって、フルーツサラダとホットミルクとホットケーキ)
それから大会本部に行って、バスに乗ってT.O.へ向かうのです。

ただ、空は毎日違います。
晴れていても昨日のように安定しきってサーマルの力が弱いのではタスクをこなす戦略も飛び方も全く違うものになります。
今日は、ウィンドダミーと呼ばれる、空のコンディションを見るためのグライダーは、離陸してまもなく、気持ち良いくらいの
上昇をしていきます。

よし、確実に昨日よりはよいコンディションです。

この日のタスクは84.97Kmのタスク。
昨日と同様の距離ですが、今日は、ぐるっと大きく一周してくるようなタスク。


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さて、どうなるのか。
いつものようにGPSにタスクを入力するところから始まります。
我々の飛んだという証拠はこのGPSだけが頼り。
だからこの入力は慎重に、そして確認もしっかりします。

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さて、この日のタスクは下図の通り。

タスク3.png

青いラインが最短ルートです。
今日は離陸開始時間からスタート時間まで1時間45分もの長い時間が設定されていました。
これも昨日のコンディションを警戒してのこと。
でもその心配は必要なかったと思われます。
なぜなら離陸してすぐにサーマルにヒット。
2600mまですぐに上昇して(ちなみにT.O.は2200m)南西のGスポットへ。
ここで一気に3200mまで上がります。

よしよし、今日はしっかりしたサーマルだ。
荒れてはいるものの、昨日のように、コントロールができなくなるタイミングがあるわけではないので、
少しは楽です。 

今日の選択はこの時点ですでにありました。
セオリーというか、アンパイはT.O.からみて東、谷を渡ったところで待つという選択肢。
もう一つは、南西に大きく谷渡りをして対岸の山で待つという選択。
これはかなり距離もあり、リスクもありますが、そこで上がればスタートは非常に有利になります。

私は・・・・・。後者を選んだのです。
後者を選んだのは10機ほどでした。

正直、谷を渡るとき、失敗したかなぁ。
と思いもしましたが、もう戻れない。
こうなれば意地でも高度を上げていくしかない。

元いた場所を振り返ると、120機がガグルを組んで高い高度を保っているのが見えます。
対岸はというと・・・・。上昇が弱すぎる。
弱いサーマルを見つけると全員でそれにしがみつき、上昇がなくなると散らばってサーマルを探す。
そんなことを繰り返していき、地面も暖まりはじめたのか徐々に高度が上がっていき、
スタート時には2600mを超える高度で絶好の位置でのスタート!
大多数の選手を出し抜いた形でスタートを切ったのです。

前半はこのおかげで大きくリードポイントを取ることに成功

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よしよし、でもこの先はまだまだ長い。
しかもサーマルはやはり弱い。
先行する我々トップ集団は、サーマルを探して探して進むので、進みが遅い。
それを見ながら来る大集団。

あっという間に飲み込まれてしまいましたが、これは計算内。
ここから先は、集団が有利。

時折、風のぶつかるコンバージェンスとサーマルが入り混じった強い上昇につかまりながら、
東へと向かいます。

今日はテンポよくサーマルを捕まえ、
あせらない気持ちを強く持ってじっくりそれでも前へと進んでいきます。
なので、このタスクは、スタート後は比較的、ピンチになるほど高度を落とさずに最後までいけたのです。

ただ、レース結果を左右する分岐点もありました。
東の大きなターンポイントを取って北へ向かう際、
東側の山沿いに進むグループと、そこから西側の平地に出て北上する2つの集団。

私は西側に進んでいきました。
両者とも同じような進みでいたのですが、途中で東側グループは強いサーマルにヒット。
一気に高度を稼いで北上。
我々は、一気に上がれるような上昇がなく、少し上げては先に進んでいくというスピードの遅い歩み。
ここで東側グループが第一集団、我々が第2集団となり、後を追う形になりました。

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しかし、ここから先、高度が一気に上がっていくコンディションになっていき、第一集団もスピードが上がって行きます。
私もポイントポイントでいい上昇にあたり、雲の高さまで一気に上昇、差をつめてはいくものの、
最後はその差をつめきれず、ゴールへの長いファイナルグライド。

ゴールまで15km、ターンポイントを一つ残してのファイナルグライド。
トップグループは一足先に雲底まで高度を上げて進んでしまったので、差を縮めることしかできない。
できるだけ効率的に飛んで、スピードを上げていく。

最後まで、しっかりGPSの計算どおりの高度でゴールラインをきり、無事にレースを終えました。
この日の結果は9位。

今日は私と、大澤選手、そして女子の山下選手が見事ゴールしました。

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タスク3ダイジェスト

よし、調子が出てきたので、この調子で行きたいと思います!

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2016年01月18日

タスク2 荒れているのに上がらない そして選択を間違える

バジュデの天気予報は概ねあたっているようです。
朝からすっきりとした青空。

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朝はダウンが必要なくらい冷えていますが。
勿論雪の降った日本に比べれば日中はTシャツでも良いくらい暑くもなります。
とにかく寒暖差が激しいメキシコです。

集合は毎日8時半
送迎車にパイロットとグライダーを満載でT.O.へ上がります。

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天気予報では、高気圧どっぷり、サーマルトップは3200mまで上昇。
悪い予報ではなかったこの日。
タスクは86km

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いつものようにシミュレーション。スタートは谷渡りした先から、その後山に取り付いて
遠回りをしてでも高度を稼いで後半戦に備える。
そういうシミュレーションをしっかり頭ではしていたのです。

しかし、この日はとにかくサーマルがしぶかった。(上昇が弱いことを渋いといっている。)
離陸をしてしばらくサーマルで旋回しても旋回しても旋回しても離陸したとこと同じレベル。
サーマルの少しでも強いところを探っては移動して旋回するも、とにかく上昇が弱い。

スタート時間は待ってはくれないので、そんな空域に選手達がどんどん空中に出てくる。
仕方なく移動しながらサーマルがブレイクするところを探ります。

しかしブレイクするどころか、サーマルは荒れ、コアの部分がむき出しのサーマル。
コアもそう強いわけでなく、回りはシンク帯で中心にコアのサーマルが突然ある状態なので、
とにかくグライダーが暴れる。
そんな中を130機のグライダーがそのサーマルを必死でつかむ。
上昇はしたい。でも周りのグライダーが本当に近い。

何とか少し上昇して、そのまま谷を渡る。
その先でも上昇自体は変わらない。

風が思ったよりも吹いているせいでサーマルは荒れて更に流される。
とにかく精神的に疲れるサーマル。

スタートも高度が取れないままに山を離れる。
集団でいるから何とかサーマルを見つけれられるが、
集団でいるために本当に必死で周りを見ていないといけない。

グライドをしていても、突然前のグライダーが一気に上昇してきたり、
上のグライダーがシンクで下りてきたり、
また、突然前のグライダーが潰れたり。
その中で何とか有利なコースをとっていく。

しかし、迷いも出る。
ポイントポイントで、先に進むか、戻るか。

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それを繰り返しすぎて今日は中盤で大きな選択ミスを犯した。
トップ集団でいたのだが、その集団が低いままの高度で風下に流れていった。
ここで少し待てばもう少し強い上昇があると踏んだ私と数機。

そしてそれは来たのだが、先に進んだ集団は、集団の強みを生かして何とか生き残って先に進んでいた。
そうして大きく遅れをとった私。
その後一人で取り残されることになり、一時は高度を取り戻したものの、
後半につなげることができず、ゴールできずにランディングしてしまった。

こういう失敗した時の気持ちは「悔しい」という言葉で表すには足りないが、地面に足を付けてしまった以上、
もうどうすることもできない。
自分に腹を立てることしかできない。

ランディングすると、地元の子供や、大人達が寄ってきて興味を持ってくれる。
歓迎してくれるのだが、気持ちは落ち込んでいるので、なかなか上手く対応できない。

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それでも何とか笑顔を作ってなんとかコミュニケーションをとる。
非常に複雑な心境。

今日は先を行った集団がゴールまでたどり着き、69人ものゴール者を出した。
全く情けない。

あと6タスク。
自分のフライトスタイルを貫くのでなく、上手にレースの結果を出していく飛びをしていかないといけない。




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2016年01月17日

大会4日目 そしてまたしてもキャンセル

今朝は非常に美しい朝焼けで始まり、
そして美しい夕日で終わりました。

DSCN0291.jpg朝焼け

とだけ書くとなんだかロマンチックにさえ聞こえますが、
朝焼けは、大抵天気が思わしくない状況になります。

果たしてそれは全くその通りで、一日どんよりとした空が続き、
今日はタスクは難しいということで、T.O.に行くことがなくキャンセルとなりました。
ただし、明日からは通常のバジュデの天候が7日間続くということで、明日からは
たとえ5日間連続でできていても、大会は7日間ぶっとうしでやるということに決まりました。

明日からは精神も、肉体も疲れる日が続きそうです。
選手達は期待を胸に、この休みをリラックスして過ごしていました。

私は、まず、大澤選手と共に山のランニングを2時間。やりすぎると、明日以降に疲れを残してしまうので、
ほどほどに。でも、ここは標高が高いだけあって、息が上がりやすく、いいトレーニングになります。

帰ってからシャワーを浴びてランチ。
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ランチは街中のこぎたなーいレストラン?というか出店のような店。
しっかり煮詰まった鶏肉を細かく刻んで入れたタコス!

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安くて美味い!!!
一つ15ペソ(約110円)

ところで、この街にはやたらと犬がいます。
街中の犬は人に慣らされ、人間を恐れているのですが、一足外に出ると、そうでない犬達がいます。
前回メキシコに来たときには、とある大御所選手が犬にかまれ、狂犬病騒ぎになったことがあるので、
犬を見ると少し警戒してしまいます。

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この犬は非常に人懐っこくて穏やかだったんですけど。
ランニング中にいかにも襲います!って犬には正直びびってしまいました。

さて、午後には、近くのゴーカートへ。
何事にも真剣な競技者なので、乗れば全力でレースをしてしまいます。
そういえばカートはどこの国に行っても必ずありますね。

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そういえば街中にはいろんな屋台がありますが、私が好きなのは

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いや、写真がすきというわけじゃなくて、フルーツ屋さん。
細かく切ったメロンやらスイカやらパイナップルが売っているんです。
もちろん金額も安い。日本円で大体100円くらいです。

さて、最後に明日の天気を示すようなすばらしい夕日。

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明日からは全力フライトです。
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posted by Yoshiki at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月16日

大会3日目にしてタスク1 『選択』

晴れ!
ようやく来た晴れ!
待ちに待った晴れです。

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大会3日目にしてようやくタスク1。
ようやく飛べる。
私だけでなく、選手全員が少し浮き足立っているような気がします。

昨日まではしっかりした雨だったので、湿度が若干高く感じます。
遠くには綺麗な雲海も広がっている。

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T.O.にはスポルティバのブースも出ていて、インポーターの方もきていたので、
チームスポルティバで記念撮影

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その後は、しっかり念入りに準備です。
グライダーを出して、ザックを仕舞って、ラインを伸ばしてみて、GPSを出して。
これが終わってようやく一息。
今日のタスクが発表されるのを待ちます。

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タスク(その日の競技内容)が発表されると、全員GPSにターンポイント(いわゆるチェックポイント)を入力。

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本日のタスクは79km。
最初は北西へ、そこから南西にT.O.のある山を越えていき、また北西。
最後にT.O.のすぐ下にあるランディングがゴール。
コンディションは、まだいつものバジュデほどよくなっていない様子。

スタート前


さて、この日のタスクは地図では下図の通り。

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離陸はゲートオープン(離陸可能時間)後すぐに飛び出したのですが、この日はレーススタート時間まで
1時間30分もの時間がある。
離陸してスタートライン近くのぎざぎざとした断崖の岩山に張り付いて高度を上げる。
ホットスポットとされるこの場所は、とにかくサーマルが荒れる。
いつもよりも弱いという割には、サーマル同士がぶつかったり風がぶつかったりしていて、
とにかく安定したサーマルにならない。

最初っから気が抜けない。

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スタート時間が近付くにつれ、130機のグライダーが荒れた空域に入ってくる。
3次元的に注意を払いつつ、高度を上げないといけない。
いつもスタート前が一番ストレスになる。

時間が来てスタート。

まずは谷を渡って先の山沿いを飛び、1のターンポイントを取る。
ここはいい調子。
スタート直後は、低目でのスタートをしたが、上手くラインにのり、高度を高くしながら先頭を行く。

しかし、今日はこの時点で1つ問題が発生していた。
T.O.の時、小枝が右のブレークライン上部に絡んでいた。
上手いこと絡んでしまっていて取れない。
通常飛行には問題ないが、これがこの日のタスクを苦しめる要因にもなった。
旋回や、アクセルを踏んでスピードを上げるとき、これが翼の空気の流れ(リフレックス)を殺してしまっていたので、
何度この日グライダーが潰れたことか・・・・・。

その1番ひどいのが、ターンポイント1に向かう途中。
当然山沿いをスピードを付けて飛んでいくなか、私のグライダーが一気に全部がつぶれて翼が一瞬なくなったのだ。
「まずい!」と思う前にブレークを一気に一度引き込んでグライダーにきっかけを作る。
回復と同時にグライダーがまた凄いスピードで前に進むので、それをしないためにもう一度一気に引き込む。

運よくグライダーがバランス崩さず旋回に入らなかったので、一瞬で回復に成功。
高度を失ったが、リカバリーで切る位置。

ターンポイント1を取って2へ向かう。
ここからがコースの分かれ道

Task1解析用前半.png

トップで折り返した私を含んだグループは青のコースを選択。
山をある程度折り返して高度を取れたところで一気に山から離れて、そのまま平野を飛ぶ。

ターンポイントを切り返してそこで高度を取ったグループは紫のコースで対岸の山へと取り付いて
尾根上を飛んでいった。

距離は我々のほうが短く先行。
しかしこの日はサーマルが弱くスピードがつかない。
紫のコースを行ったグループは、高い高度で対岸に取り付き、
高度を落とさないままターンポイント3に向かう。が、やはり遠回りで、スピードは上がらない。

我々の青のコースは大集団。50機以上がいるので、サーマルを見つけやすいので、サーマルが弱いものの、
なんとか先に進んでいく。

そしてこの後が最大の選択で、私はその選択を間違った。
いや、勝負しなかった。

Task1解析用後半.png

平野を行っていた大集団は、ターンポイント3で青と赤に分かれた。
青を私が引っ張っていく形で選択。
なぜなら高度が低くなっていた割りにサーマルが弱く安全パイを選択したから。
南から風が流れ込んできていたので、山の南側に回りこみ、高度をロスして何とかターンポイントを取る。

赤を選択した少数の集団は、かなり高度が低くつらい状況。
一方、前半で緑を選んでいた集団は高い高度でターンポイント3を取り、我々の上を抜いていく。
そして青、緑は共に紫のコースでターンポイント4に向かった。

当然ピンクのコースのほうが断然距離が短い。
しかし、サーマルが弱く、なかなか上昇できていない。
私は遅れをとりながら、緑の集団を必死で追う。

赤いコースを選択した選手の多くは実はこの時点でランディングしてしまったらしい。
中にはヤッセンや、オノランといったトップ選手もここで降りていた。
だが、結局、この集団が、その後、高度を上げきり、その直線的なコースで最後のターンポイントをとり、
そのまま折り返してESS(End of speed section タイム計測終了ポイント)をきっていったのである。

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私は、何とか前の集団との差をつめていったが、
最後まで抜けきることができず、32位。
トップとは10分の差であった。

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この日ゴールした日本人は私と大澤選手。
聖子選手も確実にゴール。

私と同じような順位に多数の優勝候補が入り、
タスク1から波乱の幕開けとなった。

タスク1ダイジェスト


明日からはコンディションがよくなっていくことを期待。
元気をつけるため、今日は日本食レストランにチャレンジ

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寿司、テリヤキ!!

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なんとなく違うが、味はおいしい。

よし、明日もがんばります


posted by Yoshiki at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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