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2017年06月30日

世界選手権の地、フェルトレ

オゾン社から約800km、イタリアのフェルトレに昨晩到着しました。

フランスチームのオノラン、リュックと3人での移動でした。

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イタリアに入るのはニースから小一時間走るとちょびっとした看板を越えて呆気なく入国。

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んー。近い近いとか思っていたのですが、
800kmの距離は伊達じゃない。

やっぱり遠い。
車はベンツ!でも貨物車。
それに大きな男が三人ならんでの10時間の旅。

海沿いの道を走っているときは天気もよく、
景色もまるで[魔女の宅急便]に出てきそうな
景色。

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うーん、素敵と思って快適な前半戦から、
海を離れ、内陸に進めば進むほど
進行方向には真っ黒な雲…

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そして雹!!!
車も40km/hの速度でも前が見えない位の大雨と雹!!!!

そこから300km近い距離を大雨の中の
走行。

到着したときはへろへろ。

一夜開けて、日本チームの宿に入り、
全メンバーが終結。

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明日からはこのエリアの探索、
そして練習フライト開始です。



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2017年06月28日

予定変更。グライダー開発の現場

実はまだフランスにいたりします。
27日の朝、リュックに迎えに来てもらい、ホテルからOZONEへ行き、
午前中に昨日の修復グライダーのテストをしようということになりT.O.へ。

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天気は最高によく、難しいコンディションだけど、十分にクロスカントリーフライト(長距離フライト)が
可能な天気だ!とリュックはいう。

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え??それって行ってしまえば?ということなの??どうなの??
いや、でも午後にはイタリアに行くって言ってたし。
とか思ってると、「準備もあるから、飛んだら真っすぐ言ってその間にグライダーチェックと
テストして上昇して帰ってきてここに降ろして。」とつれないお言葉。

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グライダーは問題なし。
完璧に治ってます。これで世界選手権も大丈夫。

OZONEに戻って彼らの仕事を手伝いながらいると、
結局、イタリアのフェルトレはここ数日天気が悪いということで、
それなら作業をしていこうということになり、この日もイタリアへの移動はなくなったのです。

ということで、私もグライダー作りのお手伝い。
で、なにをするかというと、じみーな作業をするわけです。

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テスト中のグライダーのライン変更を手伝ったり、

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ジミーにグライダーを縫い合わせる手伝いをしたり、
ちくちくちくちく・・・・・。

こういった地味な作業とテストを繰り返して世界一流のグライダーができてくるのです。
そしてテストを繰り返されるプロト機が山のように積まれています。

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そして夕方、じゃ、グライダーテストにハイク&フライするか。ということになり、
リュック、オノラン、私の三人でフライトへ。

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今回のグライダーは超軽量機なので装備もトレランのザック並みに小さくて軽い。
小一時間のハイクからのフライト

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ここの景色は本当に「ヨーロッパ」を感じる風景。
気持ちがいいです。


着陸したところはメインのランディング。
そこから車を泊めたところまでまたショートカットして歩くといいます。
そのショートカットコースは・・・・。

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川渡り・・・・・。

やたら冷たいきれいな水が流れています。

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実はこの写真の送ん部分は2mくらいの深さ。

そうなると、

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こうなるわけです。
その後パンツ一丁で男2人は帰る羽目になるわけですが。

ちなみに夜はオノランの家へお邪魔したのですが、
このオノラン、26歳ですが、既に世界記録を3つ。世界チャンピオンに一度かがやいている男。
そして、ゲーマーだったということが判明。

この晩は日本発のゲーム「マリオカート」で対戦するもことごとく敗戦。
この借りはイタリアで返すことにします。
posted by Yoshiki at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6月28日

今日は私にとってとても大切な日です。
特別な日なのにそれを一緒に祝うことが
いつもできていません。

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娘の5回目の誕生日なのです。
なかなか会えていないので、
毎回会う度に新しく成長した部分が
発見できて、嬉しくなります。

普通の親のようにいつも一緒にいて、
いろんなものを与えてあげられない
から、会うときはとことん甘やかせて
、というか私が甘えてしまうのです。

誕生日、おめでとう。
生まれてきてくれてありがとう。
posted by Yoshiki at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月27日

OZONEというメーカーと修復作業

私が使用しているグライダーはOZONEというパラグライダーでも大手メーカー。
私はそのOZONEメーカーのチームパイロットでもあります。
そのOZONEのグライダー開発におけるファクトリーはフランスのLe Bar-sur-Loupという
高級リゾートのニースや映画祭で有名なカンヌを見下ろせる場所にあります。

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ここから私の乗るENZO3などのOZONEのグライダーが生み出されているのです。

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このファクトリーから少し山に行くとフライトエリアもあるので、グライダーのテストもここで繰り返して
います。

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この日も彼らは新しいグライダーのテストと撮影に行っていました。
私も行きたかったのですが・・・・・この日は作業作業。

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パラグライダーはナイロン系の布でできている翼とケブラー、ダイニーマーと呼ばれる
(正式にはラインメーカーの名前なんだけど)ライン(糸)そしてそれをまとめるライザーによって
構成されています。

キャノピー(グライダーの本体)はナイロン系の布でできているといってもその素材は上面や下面、
またその部位によって微妙に違う素材で作られています。

また、ラインも、その場所によってラインの種類、太さがまた違って構成されています。
今回の修復、このキャノピーの穴を開いてしまったり、破れがあるところを修復用のリペアテープで修復。

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↑これがリペアテープのロール。

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立体に縫われているキャノピーの修復は、皴がよらないように貼り付けていかなくてはならないので
気を使います。

また、ラインはミリ単位で設定されていますが、ただ作ればいいわけではなく、両端をループを
作っていきますが、その方法は端っこを針でラインの中に入れ込む作業。
そして細いラインは0.25ミリ。あぁ、目が疲れる

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ちなみに、ラインは5sの重さをかけた時点の長さで決定されています。

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そうでないとラインの長さが変わってしまうのです。

今回の修復、このファクトリーに来なかったらできませんでした。
特に競技用のグライダーではラインの長さや、キャノピーのゆがみが致命的になったりします。

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好きに使わせてくれるファクトリーに感謝!

OZONEの有名なパイロットとしては

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世界選手権で優勝したこともある若きパイロットのオノラン

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ENZOなどの有名グライダーを作り出し、前回のフランスワールドカップでも優勝したリュック

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ここのとりまとめで、選手としてもレジェンドの一人であるラス。

オノランとリュックは世界選手権でともに戦う選手。
明日からは彼らとイタリアへ移動することになっています。

さて、この日一日の作業で、グライダーの修復は完了。
明日はそのグライダーを実際に飛んでテストして、午後にはイタリアに向かいます。

Tank You OZONE!!
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2017年06月26日

ワールドカップでのフライトについてと世界戦に向けて

今回のセルビア、自分の中で参加選手をみて、どういう飛びをする人なのか、
そして、全体的にどういったレース傾向になるのか、その中で自分はどういう飛びを
すればいいのか、大会初日の参加者を見たときからそんなことを考えていました。

大会中の選手の動きはおおよそあっていたので、その分析自体が間違っていませんが、
今回、その中で自分が思っていたのが、「自分から仕掛けていくことに重きを置く」
というものでした・・・・・が、結果は散々なものに。

何が悪かったのか、というか、それに捕らわれて自分のフライトに集中できてなかったのでは
ないかと思うのです。

人には「人を見すぎるな」「ほかの選手はただの情報源として観察する」といいながら
自分ができていなかった。

ふむ。人に言ってることが、自分にはできていなかったなぁ。
というか、前回のブラジルでも同じだったと今なら感じます。

その辺を踏まえて世界選手権に向けていこうと思います。
まずはそのために自分の気持ちをリセットする必要があります。

イタリアには早めに入り、エリアをしっかり知ること、また、今回いい機会なので
グライダーについてもOZONEでよく知っておこうと思うのです。

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よし、世界選手権では応援してくれる方々が誇れるような結果を残せるよう頑張ってきます。


posted by Yoshiki at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドタバタの緊急事態。そしてフランスへ

最終日のことは、全く良いところもなく終了してしまい、記述するほど価値のあるものではなかったし、
いいところがなかった。独自の道を行くことを意識しすぎて、コンディションがどうにかなると
考えてしまっていたことに原因があるけれど、それでも最終日のレースはない。

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緊張感というものが抜けていすぎたのかもしれない。
最終日にまくればいい。そう考えていたのがそもそ間違いでした。
なんとなくですが、大会から離れていたブランクがこういうところに出てきています。

それに引き換え、今回、山下選手は毎日楽しそうに飛んでいた。

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ワールドカップの経験が少ないにも関わらず、のびのび飛んで、本来の力を十分に出していたのだと思う。
その結果。彼女は女子で優勝。

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素直にすごいです。
くぅ、なのに私は今回お知らせすることもできないくらいの成績。
飛ぶのは負けないくらい楽しんでいるのに、それよりも勝つことを考えすぎて
まったくもって空回りの成績でした。スーパーファイナルから進歩なしです。

世界選手権は今回とは違うスタンスで取り組んでいくつもりです。

さて、最終日、私があっけなくフライトを終了し、回収されるころ、
ゴール付近を飛んでいた同じく日本代表チームの廣川選手にアクシデントが発生していました。
低く飛んでいた彼は、近くに張ってある細い電線の保護ラインに気がつかず、気が付き急旋回した
のですが時すでに遅く、グライダーが一部引っかかるということが起きました。

幸い、彼自身はケガもなく、電線自体にも影響がなく結果としてよかったのですが、
グライダーはダメージを深くおいました。

来週にはイタリアでの世界選手権、替えのグライダーはないので、これを修復するしかありません。
が、手元にあるラインの予備や、キャノピー(グライダー本体)のリペア用の応急セットで治るほど
簡単ではありません。

そこで急きょOZONEチームのリュックに連絡をしたところ、OZONEファクトリーにきて直せばいい。
ということになり、急きょチケットを手配してその日の深夜バスでベオグラード空港へ向かいました。

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表彰式が終わって食事をして詰める荷物をとりあえず詰め込んで・・・・
そして修復するグライダーに自分の機材ももって・・・・。

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やたら重い。
バスで3時間、そこから空港までタクシーで30分。
うとうとと寝ながら空港に到着したのは4時半。

6時半の飛行機でしたが、小さい空港だから大丈夫だと思っていたら、
やたら混んでいる空港。

更に予約していた名前に間違えがあったり、エクストラバックの料金をほかで
払ったりともう搭乗にギリギリの時間・・・・。

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搭乗してようやくほっとしていたら、今度は隣に座る子供たちが初めての飛行機だったらしく、
写真は撮るははしゃぐはでまともに寝ることもできず。

そして経由地のローマ空港は、こんなに広いのか!!!と思う空港で、
着陸したところから、入国審査、そして搭乗口が端から端まで行かねばならないのに
乗り換え時間が1時間しかなく、ローマ空港を猛ダッシュ!!!!

なのに入国審査ゲートはたくさんカウンターがあるのに2人しかおらず、渋滞。
全く急ぐ気配もなし。

またしても飛行機搭乗にギリギリ、最後に乗り込み滑り込みセーフ。
ニースに到着して路線バスを乗り継ぎ、ようやくOZONEのリュックと合流したのでした。

日曜ということで、OZONEファクトリーも休み。
リュックも娘の習い事の用事がある中、私をファクトリーまで連れて行ってくれ、たのでした。
本当に感謝。

しかし、用事がある彼らがここまでしてくれたので、とりあえず、できることをやっておこうと、
ファクトリーで一人グライダーチェック。

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ラインは22本、キャノピーも10カ所ほどのリペアが必要。
場所とラインの種類をチェックして、明日は修復にかかります。

27日にはここで働くオノランとリュックがフランス代表選手なので、彼らとともにイタリア入りします。

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2017年06月24日

自分の飛び! 追撃

残りの日程をトップに近い成績で飛びきること。
それがこの大会で私にできることです。
グライダーの調子はすごく良く、そのおかげで攻めに行ってしまって先日は
途中で降りてしまいました。
でも悪くない手ごたえもあります。グライダーが少しずつ自分のものになっている感じです。

大会5日目のこの日、天候もよく、いつもよりも30分早く集合がかかり、
一番広いテイクオフ(T.O.)へ上がるものの、T.O.の風は風速10m/s以上。
さすがに飛べる風ではなく、選手たちも、グライダーを出すことさえしません。
まぁ、これで飛んだら確実に飛ばされて行ってしまう・・・・。

ということでしばらくの待機

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時間がたつにつれ、少しずつ風は弱くなっていき、そうしている間に、タスクコミッティー
達はタスクを考え、62.4qのたすくが発表されました。

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風に逆らわず南西へと走っていくタスク。
発表され、風も少しづつ落ちてきているとあれば、飛ぶことになります。
相変わらず6m/s以上の風ですが、これなら問題なく出れます。

離陸とともに上昇。
最初は斜面に当たる風の上昇で山の斜面を移動しながら高度を稼ぎ、その中で、サーマルが混じっている場所を
探しながら、サーマルに入ったら旋回。
風には流されるので、ある程度山の稜線より奥まで流されたら、また風上に出て上昇を探していきます。

昨日のように強いだけで安定はしている。
ただ、昨日のこともあり、ある程度高度を稼いで山から離れると、定期的に強いサーマルが出てくることも
わかってきています。エリアに慣れてくるとそういった風の傾向もわかってきます。

上昇しては風上に移動していくのを繰り返していくと、突然強いサーマルに当たり始めます。
強い上昇気流が周期的に発生しはじめ、今までできていなかった雲を発生させ始めます。

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高度は徐々に1700mを越え、雲まではあと200mほど。
他の選手たちもそれに集まってきます。


今日はタスクキャンセルになることないようにと願いつつ高度をできる限り上げていく。
数人の選手たちは、高度を稼げているこの状況に雄たけびを上げて楽しんでいる奴らもいたりします。

私も同じ気分。

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スタート時間にこのままなり、一斉にスタートを切っていきます。
南下しながらスタート位置はトップに近い位置。
全体的に山よりも少し離れて進んでいくのに対して、私は山の真上を通るコースを選択。

少しずつその距離は広くなるものの、まずは山側でサーマルを捕まえ、ある程度進んでいくと、
谷を越えていく前に山から離れた場所でサーマルでしっかりつかみます。

ここで大きくなった集団は谷を渡っていきます。

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私は数機と南西、次のターンポイントへの近い距離への移動に対し、
大きな集団は田に渡った先の山の峰を狙って真っすぐ南へ移動。

条件的にはそちらも硬い選択だと思うものの。風が淀みやすい方向へ私は進みます。
谷を渡った先で弱い上昇をひっかけ少し高度を取り戻していくと、
そのままの高度でひたすら先に進んでいくペペ選手を数機。
目で追いかけながら高度を上げていくと、突然彼のグライダーがロケットのように上昇。

すかさず私も旋回をやめて一気にフルスピード!

そのサーマルに私とヤッセン選手が飛び込みます。
ペペ選手一行はそのまま雲の高さまで行って先行していきます。

私とヤッセンもそれに続きますが、少し遅れてます。
この時点で、ゴール到達高度はー400m。
コース取りをうまくやっていけば、これ以上サーマルに乗らなくても行けるかもしれません。

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サーマルで旋回するということはそれだけ進む時間が遅くなる。
特に今この状態で、ペペ選手一行に追いついて追い抜くことを考えると、コース取りを考えるしかありません。
ヤッセンも同じように考えていた様子で、コースを少し迂回しながら山の尾根の上を狙っていきます。
私もそれと同じコース取り。

そこでは思った通りの上昇ライン。高度を落とさないまま。いや、むしろ上昇しながら進みます。
なのでかまわずにアクセルは3/4以上踏んでグライダーを暴れさせないようにだけ気を付けて飛びます。

この時、我々よりはるか先に進んでいた2機のグライダーがいたのですが、低く先行しすぎて高度をその先で上げるのに
手間取っているのが見えます。これは問題なくパス。

最後のパイロンでようやくペペ選手一行をとらえてターンポイントを取り、最後のゴールラインへの滑空。
高度はこの時には到達予想高度+300mと出ているので、高度を失ってもスピードを出していけばいい。
最後の6qをフルスピードで飛びます。
私の前にはこの時点で3機。

しかし。当然彼らもフルスピードです。
グライダーが暴れないように、そしてつぶれないように緊張もMAXにしてグライダーをコントロール。
このグライダーで、これだけ長い時間MAXスピードで飛ぶのは初めて。
ENZO3(私のグライダー)はいままでの2より、サーマルに敏感。そのために、スピードを上げるほど、
少しの風の乱れで、グライダーが反応していきます。
でもスピードは緩められない。

さすがに最後まで距離はつめたものの追い抜くことはできずに4位でゴールラインを切りました。

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今日はいい出来。
入賞圏内にはもういませんが、最後まで順位を上げ、その先の世界選手権につなげていきます。
残りは最終日。

posted by Yoshiki at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

大会5日目まさかの・・・

競技残り日程はこの日を含めてあと3タスク。
一本も落とせない状況になっています。
やはり昨日のタスクを落としたのは痛い。

それでもそれは、自分が表彰台に上がるために攻めていった結果。
それはそれとして残りをしっかり結果を出していくしかありません。

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ここに来た時には肌寒さを感じていました。
しかし、ここ数日は真夏のように暑くなっています。

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この日も天気は快晴。
照りつける太陽はじりじりと暑いですが、湿度がないので、汗ばむということはありません。

大会後半になると、日々のパターンがしっかりしてきます。
朝起きてブログを書き、朝食を食べに行ってHQへいき、受付を済ませ、車に乗ってT.O.へ向かう。

この日は風が強くなることと、夕方にサンダーストームの可能性があるということで組まれたタスクは
70q弱。

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私が練習日に飛んで行ったまさにそのコース。
あ、そういえば、結局練習日が一番コンディションがよかった・・・・。
タスクが発表されると選手は[LIVE TRACKER]というものを受け取ります。
これはGPSなのですが、選手がどこにいるのか、Web上で見れるようになっています。

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T.O.は今日も風向きで狭い場所を使うので、選手たちが並ぶ前にはスタンバイして離陸してしまいます。
最初に飛び出したのは私と廣川選手。
風は強いものの、サーマルは弱く、コアが小さいので、なかなか高度が上がらない。
風は強いので、斜面に近づけば高度を保つことはできます。

高度を斜面で上げては山から離れ、サーマルを探しに行くも、場が温まっていないのか、
サーマルが本当にない。
あったとしても上昇が弱く風に流されるので、結局元の位置まで戻される。
こんな繰り返しをしているうちに、選手たちがどんどん離陸してくるので、同じ空域に選手たちが
たまり始めて空中渋滞状態。

左右上下に注意を払って上昇をしてはまたサーマルを探す。

この高度ではスタート時間になってもスタートは難しいな。と考えるも、まだ時間はある、
そうこうしているうちに、雲が形成され始め、よし、これなら。と思うサーマルに入ると、
一気に高度は1500mを越えていきます。

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スタートまで雲の下までは高度が稼げそうだ。
そう考え始めたときでした。「Live tracker」かた警報音

うん??

それと同じく無線機から「Task is cancel」という声が連呼されます。

え????

ようやく高度が上がってこれからという時に??
風は強いけど、問題なく飛べるのに????

後で聞いた話だと、T.O.にはこの時10m/s近くの風が吹き、離陸できない選手もいて、
その周辺が危険だったという。

あぁ、この日を取らないといけなかったのに・・・・

そうは思うものの、キャンセルになってしまったものは仕方ありません。
指示通り。Nisの近くの着陸場に向かいます。

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この谷へと流れる風と、Nisの暖められた風が谷の真ん中で大きな上昇帯になり、先ほどまで
なかなか上がらなかった高度は今度は「いらない!!」というくらいの高さまであげられます。

たいてい必要な時には高度が下がって、必要ない時には上昇していくってのがパラグライダーの競技。

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指定されたランディングに降りると、

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地元の人たちが牛を丸焼きにしていました。

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いや、牛一頭を丸焼きにするのは初めて見た・・・・。
そこでビーフバーガーとビールがふるまわれ、のどと腹を満たしてNisへと戻ります。

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さて、あと2日。
あとは競技ができることを願うのみ

posted by Yoshiki at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

大会4日目 今日はゴールのはずなのに

大会は結果がすべて。
どんな過程を経ていても結果が出ないと意味がない。
この日は大会の肝になる日。

大会日程で最大6タスクできるワールドカップで、
既に1日がキャンセル、2日がポイントの低いタスク。
そして迎えた4日目。

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朝から抜けるような快晴。
風も弱く絶好な天気になりそうです。

この日は一番高度の高くて広さのあるT.O.を使うということで移動。
途中バンはスタックするわトラックはオーバーヒートするわでようやくたどり着いた山頂

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すぐに準備をします。
タスクも発表されたのですが、そのころには風がフォロー(追い風)になりだして、

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ここから急きょ昨日使用したT.O.へ移動することに。
慌ててグライダーをパッキングして1kmほどの距離をすぐに移動。

とにかく昨日のこともあるので、さっさと準備してプライオリティより早く飛んで空中にいることが
私にとって重要。

移動してゲートオープンが決まり、さっさと離陸することに成功。
高度は十分に上がっていきます。
2000mの高度を昨日は取れることなかったのですが、この日は何とかその高度に到達できます。

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スタート時間まで1時間半。
山を離れると上昇は弱いですが、高度はタスクに向かうのに十分取れるくらいには高い。
その後の展開を考えながらの待機。

そしてスタート時間。
一斉に130機がスタートに向かっていきます。
私も前方でたんポイントを取り、折り返し。

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その先に向かいます。
私のいる大きな集団は沖をそのまま南下していくのに対し、もう一つの集団は迂回しながらT.O.経由で
高度を取ってくる様子。しかし、圧倒的に時間がかかる。

しかし、我々のコースには上昇がない。
ひたすら高度を使って先へ先へと進みます。
そうはいっても高度が心もとなくなってきて、私は少しずつ山よりの迂回コースを取るのに対して、
横に広がった一番沖側にいるのはヤッセン選手は、ひたすら山から離れていきます。

そして、彼の機体がググッと持ち上げられるように上昇し、彼が得意とする強引ともいえる急旋回で
一気にサーマルのコアをとらえ見る見るうちに上昇。
それを見て一斉に彼の上昇気流に入ろうと数十機が群がります。
彼の最初の上昇に対して弱い上昇。
しかし、ここは高度をとらないと進めない。

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そして高度を1500m付近まで持ち直した時には、ヤッセン選手と数機のグライダーはさらに高く
先に進んでいく。これ以上離されると厳しい。

追走開始。
集団が彼を追うように進んでいきます。

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その先が致命的なミスを犯しました。
ヤッセンのグループをそのあとにすぐ追走していたグループが低くいくのに対し、
それ以外は少し町側を迂回していくコースに分かれていきます。

私はその真ん中のコースを高い位置で飛行。
選択ができる位置。

ヤッセンたちがその先の山側で再び高度を稼いでいるのをみて、山側が低いがそのさきに進めば
強い上昇に当たるとみて高度の低い集団のほうへ。

すると、その先はなんと強い風の吹きおろし。
見る見るうちに高度がなくなり、ついにはなんとあっという間に地上人。

その集団全員があっという間に着陸することに・・・・。
迂回していたグループは高度を稼いで先に進んでいきます。

この日はそのままヤッセン選手がトップゴールを果たし、80機もの選手がゴールしたのです。
日本人の参加選手も、私以外の全員がゴールを果たしました。
やってしまいました。

焦りがあったのか、判断がただ甘かったのか。

残りを確実に順位を上げていくように飛ぶしかありません


posted by Yoshiki at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月21日

大会3日目 オーバーキャストに苦しむ

確かに予報されていた通りの天気になってきた。
朝から快晴。

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選手たちの動きも朝から早いのです。
昨日とは違い、標高の高いT.O.(離陸場)からのスタート。
ここは練習日に飛びに来たT.O.。しかし、ここから130人が飛ぶには狭い。
案の定、T.O.へ入るのにゲートが作られ、昨日のトップ15人と女性パイロットの後にしか出られないという
ことに。
あー早く飛びたいのに・・・・。

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この日のタスクは90q。
最初にT.O.の山から10q程離れたターンポイントまで北上し、その後T.O.からさらに南側のターンポイントに戻ってきて、
また北上しながら平野へ、あとは風を背負って南東へ行くというタスク。
やはり、天気予報は好転している様子。

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あとは準備も万全。飛ぶだけ!なのに、なかなか離陸時間が決まらない。
どうやらNisの空港へ降りる飛行機の時間を待っているとかいないとか。

空にはもうおいでおいで〜と呼んでいる雲があるのに・・・・・。
ようやく時間がきまり、T.O.のゲートにさっさと並ぶも、今度はトップ15と女子のプライとリティが
先だという。あぁ、そうじゃないかとそれより早く出てしまおうとさっさと準備していたのに・・・・。

そこからさらに飛ぶのに40分くらい待たされる。
上にはもう先に飛んだグライダーが高度を上げていく。

私の周りのパイロットも焦れてイライラとしてくる。

ようやく順番になり、離陸。
しかし、最初にでた選手たちにあったような上昇はなく、弱い上昇でゆっくり上がるしかない。
スタート時間までもそんなに時間がないのに。

ようやく雲の高さまで上がるが、既に大きく風上の沖のほうでスタート時間を待っている集団の場所まで
行って上げなおす時間的余裕はなく、少し北上してスタートライン近くの空域で待つ。
しかし、サーマルが本当に弱く、上がるか上がらないかのサーマルにのって高度を維持するのみ!

スタート時間になって、北上開始。
既にオーバーキャスト(上昇気流が活発過ぎて雲が発達し、空を覆ってしまう状態。)してしまって、上昇が
ほとんどない為、先頭から少し下がって先に進む。

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最初のターンポイントに到達したとき、先を行くヤッセン選手から順に、ロケットの発射のような上昇に乗るのが
前に見え、一気にスピードを上げていく。
それに続くグライダー達も上昇開始。

私も!!とその下に入るも「あれっ???」
弱い上昇しかない。

私より100mほど高度の高いグライダーはその上昇に入れた模様。
バブル(泡状)のサーマル。
それに入れなかった私は、ここで上昇するのに時間がかかってしまう。
バブルは一回上昇してしまった後にまた同じように上昇の塊が出ることがある、
それまで待つか、先に進むか・・・・。

しかし、進む先は完全にオーバーキャストしてしまって上昇の気配さえない。
やはり、この場所で上昇しなおさないと。

ここで先頭を行く集団に完全に遅れてしまった。
しかし、慌てても仕方ない。

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弱いコンディションならながいタスク中、まだ遅れを取り戻すチャンスもある。
そう言い聞かせてまずはじっくり高度を高めることに専念。

この日はほとんど廣川選手と行動を共にしていた。
お互いにサーマルを見つけあっては上昇し、そしてようやく南下していく。

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先には次のターンポイントを取りに行く遠いところのトップグループが雲の高さまで上げている。
あそこには追いつけないな。
それどころか、そこにたどり着く前に一度上昇しないといけない。

まだ対して距離を飛んでいないのに、やたらと時間がかかる

第2集団を形成していたグループに追いつくことができ、そこでなんとかかんとか上昇をしてその先の
ターンポイントに向かう時には既にトップグループは再び北上していくのが見えていた。

展開的には苦しい。
というか、上昇がとにかく弱い。

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ターンポイントを取って我々も北上!!
というところでまたしても高度が低く、T.O.近辺の山へ。
ここでまた上昇するまでに時間がかかる。

20機近いグループが上昇しあぐねておなじような空域にたまる。
あがるとも上がらないともしない空域の中、ようやくいい上昇に入って高度を上げるのに
また30分近い時間をロスしてしまった。

そこからは平野に。

先のグループを探すが、一向に見えない。
もうだいぶ進んでしまったのだろうか。
仕方ない。自分の今のポジションで効率よく飛ぶしかない。

進む方向は曇っているがそこから西方向には明らかに雨が降っているカーテンのような景色。
あれが迫ってきたらいやだな。
そう思いながら進む。

途中弱い上昇に当たり、高度を少し回復するが、上昇に力なく、それほど高度も上がらないので、
見切って先に。

平野を飛んでいるので、先に行く集団が見えそうなのに一向に見えない。
それほど離れてしまったのだろうか??

新しいグライダーは滑空性能も素晴らしい!
その滑空性能が一番いいスピードを探りながら飛んでいくが、高度は少しずつ少しずつ落ちていく。

ターンポイントをとって切り返す。
私の前にいた数機はその付近で高度が尽きて着陸していく。
私も余裕などない。

その先に1機だけ、上昇しているグライダーを発見。
何とかその下までたどり着くが、高度差があるその下にはもう上昇がない。
最後の高度を使ってそこまで行ってしまった私はもうどこにも行けず、その場に着陸。

振り返ると、共にいた集団が全員同じ近辺に着陸している。
実は先に行った集団も同じ周辺に降りていた。

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同じ場所に降りてしまったJost選手

どうやら私が最後に見たグライダーだけが最後のサーマルを捕まえ距離を稼ぎ、さらに20q程進んだらしい。
ゴールができないレースはどういった内容であれ、悔しい。

降りた場所は、本当の意味での「田舎」
ここに来ると、日本の田舎の都会さがわかる。

携帯が圏外で、集落まで歩いていくも、人の気配がない。
ようやくいたおじいさんと話そうとしても私はサッパリコミュニケーションが取れない。
Jost が話をして(Jostはスロベニア人で、セルビアとは言葉が近いのだという)この村には
何もないから数キロ移動した町に行かないと何もないよということ。

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しかし、30kgのグライダーを担いで5q以上の移動は得策でなく、その場で回収を待つことに。
結局この日帰ってきたのは21時を回っていた。

どうも明日はもっとコンディションがよくなるらしい。
それを期待してこの日は眠りについたのでした。




posted by Yoshiki at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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