そう、パキスタンといえば、
イスラムが強いカレーの国。
パラグライダーに力を入れるなんて今まで聞いてもいなかった。
でもこの国はカシミール地方を観光化して
観光収入に繋げたい!
と本気で思っているらしく、今回の大会も
その一環の動きのようだ。
でも、[危ない国なんじゃ??]という
印象を変えないとなんじゃ…
だからなのだろう。参加選手はどうやら多くない。賞金が結構な額なのに!
いやいや、それが目当てなんではないですよ。
勿論純粋にカシミールの山々を飛んで
競技に勝つ!そう思って来てます
え?
はい。賞金も狙ってますけど!!
==============================
問題は私が出国する12時間前のこと。
首都イスラマバードからそう遠くないところで大きな地震があった様子。
多くの方が亡くなり、被災したらしい。
そんな時に遠くない場所で、大会をやって
いる時ではない。
ということに。
もっともなことです。
私が飛行機で、アラジンを見ている時に、
会場、スケジュールは全て変更ということ
になっていた様子。
===============================
私が空港に到着すると、
まずは一つホッと一息ついた。
理由はちゃんと迎えがきていたから。
今回主催者と仲のいい伝説のクライマー、南裏さんが、いろいろと仲介してくれているのですが、私が出したメールはことごとく返ってこなかった。
なのでちょっとばかし心配になっていた。
今回は日本人参加者は私と南裏さん、そしてカメさんというフライヤーの3人。
迎えの車がこのあとどこに行くかもよくわからないまま、車に乗り込み、出発。
空港は新しく、綺麗で、前に来たパキスタンと違うな。と思ったけれど、空港から
5分走ったら前の印象が思い出された。
高速道路のような道。
街灯は山ほどたっているのに、電気がついている街灯は一本もない。
真っ暗である。
そしてドライバーは携帯をいじるたびに車線をはみ出していく。
道を走るバイクは基本的に二人以上人が乗っており、何故かすべてのバイクは尾灯がついていない。
轢いてくれと言わんばかり。
スリリングなドライブはもう満喫したという頃にイスラマバードのどこかのホテル(?)
に到着した。
勿論、日本で言うところのホテルではない。
バックパッカーの宿も最近はもう少し綺麗だよねぇ。というところ。
ここで南裏さんと合流。
そして就寝となるのだが、ベットは
何故かツインとシングル。
最初の夜はカメさんとおっさん二人で
夜を明かすことになったのだった。
ちなみにこの時点でまだ我々は会場変更の
事をしらなかった。
つづく。