先日の話。
新年が明ける数日前、とある知り合いから私に電話が来た。
彼の重要な人が日本に来ているのだが、パラグライダーで飛んであげてくれないか?という話だった。
しかも年明け2日。
うーん、まぁ、可能性はあるけれど、たぶん気圧配置的に難しい。
チャンスがあればそれでもいいけれど、それよりもMTBで走るという話をしたら、
電話の向こうで「MTB?いいねぇそれ!!行く行く!!」といっている外人。
まぁいいよ、遊びに来れば?と言ったら
「OK!!じゃ、2日に松本に置いてくからよろしく!!」
??
置いてく??
どういうこと??
重要な人なんじゃ????
そんなやり取りがあり、2日に急遽夕方松本に身寄りのない外人を探しに行くと、
松本駅にやたらそれっぽい人を発見。
それが今回の出会いであるトムだった。
彼はOMMという会社の社長なのである。
OMMとは「Original Mauntein Marathon」の略で、数十キロ四方のフィールドで
チェックポイントをまわるウォークラリーの過酷版。と言ったらいいのか、
ただ、その過酷というのは確実に変態の域に入る。
何故なら彼らが選ぶ日程が絶対に外で遊びたくない日が続くような時を選んでやるから。
彼らのいうコンディションが良い=嵐、吹雪、大雨、極寒といったコンディションなのである。
2008年のイギリスで行われたOMMでは、レース後参加者が車に戻ると、車が水没していたというくらいのもの。
それでも死人や大けがをした人はいないという・・・・・。
そんなトムはかなり陽気なイギリス人。
我が家でさっそく日本酒から始まり、楽しい話から
まずはうちの会社の話もしておいて。
翌日は晴れ!!でもやはり風は悪く、当初から予定していたようにデモツアーのMTBへ
彼から言わせると今日はBadWetherなのだそうだ。
OMMではOMMに参加する人が求めるような商品を開発。販売している。
その商品は日本でも売られていて、今いろいろお世話になってる伊那市のファンキーな自転車ショップCLAMPでも
扱ってる。そこの武村店長にпBOMMの社長が来てるから一緒に走るよーーと電話したら
「え??なんで??どういうこと??」となってとても張り切ってきてくれた。
おかげでトムと武村のMTBセッションが行われた。
彼は非常に満足してくれたらしい。
そして感動のお別れ・・・・・・とはならず、
更に彼は我が家へと再び。
この間山ほど日本食を食い、酒を酌み交わしたわけで。
ASOBINAのスタッフとも打ち解けて翌日はスタッフのちぐさちゃんと共に初詣へ
変態チックなほど走るのが好きなトムと、これからアウトドア事業者の一員になる超運動嫌いなちぐさちゃんの
セッションは見ているだけで笑え
そして彼は
「I will be Back!!!」
というターミネーターの名言を残し、一時帰宅のちぐさ嬢と共に東京へ行く【あずさ】に乗って帰っていった。
彼に最後に渡した私からのプレゼントである「梅」(もちろん、おいしいから食え!としか説明をしていない)
をそのあずさで食し、狙い通りの反応示した様子
今年、日本でもOMMが行われるそうです。
興味がある変態ランナーたちよ是非参加あれ