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2017年11月07日

最終日のフライトは・・・・

天気に悩まされ続けたエクアドルの大会最終日。
この日は朝からなんとなく青い空もちらほら出ていて、これは最後に期待できるのではないか?
そう選手たちだけでなく大会主催者にも思わせる天気。

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いつもよりもテイクオフ(離陸場)も活気があるような状態。
そして組まれるタスクは北へ行く60q。

私もここは正念場。
どうもスランプ気味のわたしなので、ここは固く遅れても高くいくという作戦にしていこう。
そう決めた・・・・・のです。

テイクオフは狭いので、前日までの成績が良い順に優先的に離陸できる権利がありますが、
私はじゅんいがひじょうに低いので、とにかく、選手たちが集中するより前に早く準備して
離陸しないといけません。

ゲートオープンと同時くらいに飛び出します。
まずは高度を・・・・・・
と思うのに上がらない。

先ほどまで青空が見えていた空はまた蓋をされています。
これで降りてしまったら、競技の前に終了してしまいます。

そんなわけにはいかない。
必死になって弱い上昇にしがみつきます。
他の選手も同じ。
弱い上昇に数十機が群がります。
勿論上昇気流内では旋回していて、そこにはルールがあるのですが・・・・・
そうはいっても上下左右にいつも気を使わないとぶつかる可能性もあり、しかも、
上昇気流からはじき出されては意味がありません。

本当に今日は競技になるのか?
そう思うほどに高度が取れません。

ようやくスタート直前に山よりも300mほど高度が取れ、
なし崩し的に北へと向かいます。

しかし、山を越えてすぐに高度を取らないといけない。
しかし、またこれが弱い。

大きく2つのグループに分かれ、それぞれのサーマルでなんとか上昇していきます。
こうなったら徹底的に上げてから行かないと・・・・。

もう一つのグループが先行して走り始めます。
行くべきか、そうでないか。迷います。

また迷います。

数機は一気にもう一つのグループへ渡り、
私はそこにとどまってそしてグループで追走。

思い切って先のグループに行った平木選手はうまくサーマルに当たり、先行グループに合流。
く、判断を誤った。しかしそれは後の祭り。

後のグループで追走しますが、なかなか進まない。
霞がかった空は、4q程先はもう見えない状態で、
この時点で先頭グループは見えなくなっています。

ようやくターンポイントを取りますが、
サーマルが弱いので、思い切ることもできず、弱い上昇に乗っては上昇し、
そしてようやく次に進む。
それを繰り返します。

が、このグループはそれを仕掛ける人が本当にいない。
仕方なく、私と数機が仕掛けては移動を繰り返します。

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そして結果は・・・・・
また途中で降りてしまいました。

わらわらと集まってくる地元の子供たち。
こういう時、悔しくて自分に腹が立ち、どうしたらいいかわからない感情です。
地元の子供たちは空から降りてきた外国人に興味津々で近づいてきます。

そういえば、こういうのは日本にはありません。
日本の子供たちは、興味を持っても、近づいてこない。
そんなことをふと思ったのでした。

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あぁ、笑顔がひきつる。

こうして私のエクアドル戦は終わりました。

この大会、日本人では平木さんが女性ながら非常に好調で総合でも18位に入り、女子では2位。

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優勝はフランスの若きトップパイロットのオノランでした。

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分析は、グライダーに対しての装備重量、そして精神的なものです。
徹底的に飛びなおして今の状況を打破しないとなりません。

今年の海外戦、私はこれまでのパラグライダー競技選手として最悪の年になりました。
来年に向け、再度トレーニングをしていくことが必要です。

余談

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先日エクアドルの近代化について書きましたが、
一歩都会から外れると、突然に時代が30年くらい変わった感じになります。
特にこの日降りた場所は村にもならない集落。
とにかく子供が多く、そして平気ではだし。
携帯電話も通じない道路は舗装されていない。
そんなところの方が多いです。

こういうところに来ると、発展途上の国なんだと再認識させてられます。


posted by Yoshiki at 08:04| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

地球の裏まで来た理由

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信じられません。なんと3日続けてのキャンセル。
明日はいいコンディションになる。そう言っている大会主催者側の
話は3日間裏切られ続けました。

短いタスクでもいい。地球の裏まで来て戦いに来た理由は競い合って勝つためであって、
曇り空を見上げるためじゃない!!!

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そう、なので地上で戦うしかない!

今回の大会、本当に天候に見放されてしまったようです。
大会にはならないくらいに飛べてしまうので、選手たちは毎日山頂で長い時間の待機を強いられ、
そしてキャンセルになった後にほんの少しのフライトをするという日々。

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ブリーフィングでも少しテンションが低い選手たち。
ここにくるまえは、エクアドルは毎日きたへ飛んでいく単調なタスクが続く。
そう聞いていたのに、雨期の迫った今回の時期が悪かったようです。

ちなみに11月から4月頃までエクアドルは雨期になるということです。

ということで、今日もキャンセル・・・・・。
残すは最終日のみになってしまいました。

余談

この日の夜は平木選手が止まっている宿の息子カップルが食事に誘ってくれたとのことで、
ご一緒させていただきました。
その息子さんはエクアドルの銀行マン、エクアドルの話をいろいろしてくれました。
まだ若い彼ら(といっても30代前半)は、日本文化に興味深々。
特にやはり日本のアニメが大好きなんだといっていました。

恐るべし、日本のアニメ文化。

連れて行ってもらったレストランは

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肉!!!

近代的な商業施設の一角にあるレストラン。

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エクアドルは車で後進国なイメージしかありませんでしたが、
グヤマキルなんかは、今回きて、本当に近代的で、びっくりするくらい清潔感のある
ところが多いです。
勿論、田舎に行くと一気に発展途上国のような風景に変ります。
経済格差が非常に大きい国です。

日本では「危ない国」の一つとしてイメージされていますが、
私の印象はそんなことなく、(もちろん、スラムや、そういった場所に行けば危険ですが)
とても文化的で、親切な国だと感じました。

昨年日本人夫婦が射殺された事件があり、それのイメージが強く残っているのだと
彼らに話すと、彼らもその事件は非常にショッキングだった、それによってイメージが
悪くなるのが残念だ。そういっていました。
ちなみに、その事件ではタクシーの運転手が犯人でしたが、彼ら曰く、公式な黄色のタクシーより、
身元が分かっている白タクの方が安全だといっていましたが・・・・・。
それは外国から来た人にはわかりません。

ちなみに、彼らは日本のポッキーとかっぱえびせんが好物なのだという。
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がしかし、なんとポッキーは$15(約1800円)!!!かっぱえび戦は$8(約960円)もする
高級菓子なんだそうです!しかも日本のアニメショップにしか売っていないのだとか。

日本では$1で買えると言ったら、次に来るときに大量に買ってきてくれ!!とおねがいされました・・・。


posted by Yoshiki at 21:27| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

競技ができないということは・・・

自然相手のスポーツ。
パラグライダーは特にその影響を受けてしまうスポーツです。
だからこそなかなかメジャーになれないという一端はあるものの、
だからこそ奥が深くて面白いのですが。

それでも協議において飛べないと話にならない・・・・。

そうです。この日も2日続けてのキャンセル・・・・・。
昨日が「痛恨」のキャンセルだとして、この日は「致命的」なキャンセル。

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この天気が回復しないと飛べても競技にはなりません

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天気に関してはただ待つのみ・・・。

主催者としてももちろん競技を行いたいわけで

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しっかりとタスクを決めてやる気は満々なのですが。
思うようにはなってくれないお天気。

今回の試合で、天気概要はそういえば全然話されていないですが。
ここの天気を見ていると、競技ができるかできないかというくらいの予報は、
凄く微妙な天気なんだと思います。
雲が少し晴れればしっかり飛べてしまうわけですから。

しかし、海まで近くて、湿度もそれなりにあるはずなのに、それでも少し日照があるだけで
上昇が強くなるのは何故なのでしょう。
日本で同じようなエリアでは日照が出てきてもそれほど強い上昇が期待できないのに。

十分に待った後、非情なキャンセル。
そのあとは曇り空の下、30分ほどのフライト。

明日こそは・・・・・。



posted by Yoshiki at 20:52| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

大会4日目の痛恨のキャンセル

競技ができるコンディション(晴れてくる)の日と、そのまま曇った一日が交互に繰り返している様子。
一日でも多く競技をしないと順位があげられない私としてはとても手痛いのですが、
天候は回復することなく、この日はキャンセルとなったのでした。

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こういった日には飛ぶ、飛ばないは選手の自由。
なのでその後フライト。

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ギリギリまで大会主催者側もねばっていたのですが、
残念な結果。あと大会は3日の日程を残すのみです。


余談
この日はこの町で有名なカニ料理を食べに行こうということに。

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このカニを

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ハンマーでたたき割ります。
味は・・・おいしいですが、食べれる量が少ない。



posted by Yoshiki at 21:05| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月01日

サバイバル

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迷いが多い。
今年の自分の飛びは本当に迷いが多いです。
そしてそれは競技にいい結果をもたらしません。

3日目。いつも通り曇っている朝ですが、この日は10時には青空が見え、選手たちのやる気も上げていきます。

タスクは68q。

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装備を点検して、タスク発表後、準備を早くして、この日は誰よりも早く離陸。

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離陸直後から強い上昇。
バリオ(上昇計)の軽快な音と共に地面が一気に遠くなっていきます。
レーススタートまでは1時間。
どうも上空は風がそこそこに強い。

晴れるとサーマルは強くなりますが、その反動か、シンク(下降)も強くなります。
そして上昇は強いものの。高度は1000mを越えたほどで止まってしまいます。

サーマルを乗り継いでいく回数が多いエリアです。

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レースがスタートしました。
選手は一斉に北へと向かいます。

最初の迷いがここから始まります。
このまま先頭の方を走って前のグライダーの動きをフォローしていくか、
上昇が弱くなってもしっかり上げていくか。

結果、どちらとも取れない高度と位置で先に行く。
これがなんだかうまくいかない。

結果ずるずると遅れていってしまう。
今考えると、どちらかでしっかり選択していればこう泥沼にはまっていかないのに、
レース中はそれを考えられていませんでした。

結局、最初のパイロンもコースミスで大きく遅れ、
ここからもう先頭とは追い付けないくらいの差ができてしまいます。

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頭を切り替え、確実に上げていこうとしていくと、
今度はある程度前のグループに追いついてくる。

そうすると、またそこに無理して追いついていくか、独自の道を行くのかで迷う。
迷っている間にまた中途半場になる。
そんな繰り返し。

この日は全くテンポに乗れません。

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自分がもっと思い切りのいい飛びができているときのイメージと今の飛びが全くしっくりこない。
そうして焦ってしまっていたのでしょう。低いまま浅く深い山の奥へと突っ込んでいきました。

普段ならそうはいってもマージンを取る飛びをするのに、高度が低いまま奥へと入り込み、
引き返してももう安全なところまでは届かない。
先の浅い山を越えていかないと。

滑空比だけではこのまま木に引っかかってしまう中、なんとかわずかな上昇をくみ取り
わずかな空き地を見つけ、なし崩し的にそこへ着陸。

まずはほっとして今の状況を考え、とにかくすぐにグライダーをパッキング。
携帯電話を確認しても、予想通り圏外。
放牧用の牛が通る道しかないこの場所。

上空でみた記憶でもメイン道路までは10q以上あります。
Google Mapも圏外なのでざっくりした地図しか見れませんが、少なくとも5q以上は歩かないといけません。
グライダーは全部で30s以上。
暗くなっては動けないでしょうし、この位置を伝える手段が今はないので、とにかく無線か携帯の通じる場所まで
行かないとなりません。

飲料水を確認して歩き始めます。
ひたすら歩きます。

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ところどころ川を渡り、埃っぽい道を歩く。
歩きながら今日の反省を一人でしていきます。

歳を重ねても、経験を積んでも、それに慣れてしまうと結果いつも同じ失敗を繰り返す。
成長してないなぁ。
つくづくそう感じます。

今日の失敗を明日拭う。何度そうやって試合を戦ってきたのでしょう。

約1時間半、とぼとぼと歩いていたころ、ようやくバイクに乗ったおじさんに出会いました。
そして身振り手振りでメイン道路に出たいという旨を伝え、そのままバイクに乗せてもらって
近くの集落へ。

そこでは地元のローカルバス(とはいってもピックアップの車の荷台に人を乗せていくだけ)
まで連れて行ってもらい、これでメイン道路まで出られる。

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そう感じてほっとすることができました。
メイン道路ではちょうどよく回収車と合流。
帰路につくことができました。

汗だくの服を洗い、汗を流してこの日はあまり食べることができなかったので、
日本を発つ前に地元の伊那食品さんから頂いた寒天麺を食べ

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明日に備えることにしました。



posted by Yoshiki at 20:36| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

大会2日目 空に青空が出てこない

22908704_1788737941157349_1712435675_o.jpg        これは昨日の私の写真を別のパイロットが撮ってくれた

律儀にも毎朝曇りなこの日。朝の集合は8時と朝は割かし忙しいスタートです。
車のあるH.Q.(大会本部)のあるホテルまで歩いていき、そこに集まっている車に乗り込みます。

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月曜の朝はびっくりするくらいの渋滞。
途中でコンビニエンスのようなガソリンスタンドで少しの買い物。

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あぁ、ここにもハロウィン。そういえば収穫祭って、この国の環境だと、時期的にはいまではないような・・・・。
コーヒーを片手に車はエリアへ。

曇っていてもだんだん晴れてきて飛べてくるというのがこのエリアの決まりごとのように思っているので、
T.O.につくとさっさとフライトの準備だけはしていきます。

後は、コンディションが好転してくるのを待つのみ。
しかし、この日はなかなか晴れてきません。
タスクコミッティ(競技内容を決定する人)も困り顔。空を見上げてコンディションが良くなる前提で
タスクを協議しています。

昨日離陸した11時になっても、まだ空はどんより。

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ウィンドダミーも何とか空に浮いていられるといった様子。
待ち時間が長いのを見込んでか、フランスチームはトランプなんかをしてリラックスムード

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更に待つこと1時間
一応といった形でタスクが発表され、ライブトラッカー(選手のリアルタイムの位置がわかるGPS)も
配られ、少しでも好転したらレースをスタートするということになります。

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しかしながら、コンディションは好転せず、レースができるコンディションにないということで
この日のレースはキャンセルとなりました。

残念・・・・・・

そのあとはフリーフライト。
いいタイミングで出たパイロットは弱い上昇に当たり、高度を稼ぎますが、

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後半に出たパイロットはその上昇がなく、そのままランディングへ。
明日はコンディションが良くなるのを願います。

余談

エクアドルの信号機って、こんな適当につけてあるけど、
これでいいんだなぁ。

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posted by Yoshiki at 20:11| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月30日

大会初日

ワールドカップ・エクアドル戦が始まりました。

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日本からは今回7名の選手が参戦しています。

私は今年、海外戦に多く参加できていないのと、海外成績が悪いので、
今回は、とにかくワールドカップ最終戦のスーパーファイナルに出るために20位以内に入ることが必須。
初日は手堅く攻めたいところ。

エクアドルの朝は決まって曇りなのは前日にも書きましたが、
この日の朝は、なんだかさらにどんよりした感じです。

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向かう車で心配をしますが、大丈夫、10時には晴れ始める。
という地元のパイロットの言葉を信じるしかありません、。

T.O.は狭い割には、思ったほどの混乱はありません。

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狭いは狭いですが・・・・。

この曇り空はすっきりと晴れてきませんが、
問題なく飛べるということ。確かに風見の為に離陸したウィンドダミーは上昇しています。
太陽が熱していないのに、なんでこう上昇していくのだろう。

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この日のタスクは、北に20q行っては南に10q戻り、また北へと20q走り、最後は10q南に戻って
ゴール。という61qタスク。

さぁ、レースの始まりです。
離陸は早めに行ういつものパターンで、離陸直後は弱いながらもサーマル(上昇気流)を捕まえ、
徐々に高度を上げていく。

そうしていくうちに選手たちは次々に離陸していき、少しずつ空がパラグライダーで埋められていきます。

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曇り空なのに、サーマルはしっかりしている。
地面の熱量と海からくる風の影響でしょうか。

とは言っても、高度は1000mほどで雲に到達してしまします。
この高度だと、油断するとすぐに地上に降り立ってしまいます。

レーススタート時間では、悪くない高さでポジションを決めていきます。
渋い(弱い)コンディションで長い滑空をしていくので、できるだけ高度と速度を落とさないように
コース取りに気を付けながら行きます。

トップグループ後方でレースは推移し始めます。

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最初の北のターンポイントを取り、南に折り返していく場面。
上手いことトップ集団の中間よりも前に出るチャンス。

なかなかトップまでは出れないまでも。
少し苦しくも先頭集団で進みます。

ここからまた北へ。

この時にこの日最大の試練。

低くなったトップ集団。
その中で有利な場所を取りたい私。
トップ集団は真っすぐ北へと向かう中。

西側少し遠いところでグライダーがあげていくのが見えます。
これにたどり着ければこの後が楽な展開になる。

そう思った私と数機は進路を西に変えていく。
しかし、これが失敗だった。

サーマルはあった。
しかし、終わりかけの上昇。

仕方なく次のを探す。
でも高度に余裕がない。

先を見ると、土が盛られている採掘場のような場所にコンドルが低く旋回をしている。
それに望みをかける。

同じように出てきたグライダーの中の2機程はこのまま高度を上げられずに着陸。
そんな中、高度100mを切ったところでコンドルたちの中へ。
グライダーが一気に持ち上げられる。
慎重にでも一気に旋回させて、グンと持ち上がる高度。

上手く入ることができた。
旋回を繰り返して高度を上げていく。
そして900mまで盛り返す。

この間にトップ集団はもう見えなくなる程先にいき、セカンド集団に追い越されてしまった。
それでも生き残った。

今度は追撃。

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できる限り前の集団たちの動きを見ながらショートカットしていく。
セカンド集団は追い抜くことができたものの。この先も弱い上昇を進むしかなく、
それ以上の追撃をするには距離がなかった。

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こうしてこのままゴール。
この日は31位でレースを終えた。

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結果はいまいちだけれど、まずは初日を無難にゴールした。
明日から調子を上げていこう。

ランディング(着陸場)には南米ではよくあることだけれど、
とにかくパラグライダーが大量に降りてくるのを見て
地元民と、地元の子供たちがとにかく大量に我々を囲んでいた。

正直少し警戒してしまう。
グライダーをたたんで荷物をオーガナイザーに預けてようやくほっとできる。

余談
そうか、バイクって、4人乗りまで行けるんだ。

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posted by Yoshiki at 20:42| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

そして大会の終焉へ〜アジアゲームテストイベント〜

アジアゲームテストイベントの最終日。
あー、そうか、もう終わるのか。
といった感じです。
なんせほとんど飛んでいない・・・・。

あ、ちなみにインドネシアといえど、このプンチャックは夜は長袖が必要で、
日中も、薄い長袖があったほうがいい気候。

そして間違いなく11時には雲が発達してきます。
そしてこの最終日も同じであった。

日に日にグライダーの搬送や、選手の送迎やら、細かいところも日々改善されている感は
あるし、スタッフは本当によくしてくれます・・・・。

が、このコンディションだけは変わらない。

ということでこの日も短いタスクで長い待ち時間と相成りました。
ちなみにこの日のタスクはなんと最長の11q!!!

やった、二桁。

全くもってコンディションが悪いエリア。
しかもこれが乾季だという。

実はインドネシアにはもっとちゃんとクロスカントリーに適したエリアがあるのだという。
しかし、いろいろ聞いていると、クロスカントリーの弱いインドネシアとしては、
アジアゲームでメダルが取れるアキュラシーゲームをメインもしくはそれだけにしたいという思惑があるらしい。
これはインドネシアの友達になったクロスカントリーパイロットも同じことを言っていた。

だから、今回のレースで、この場所がクロスカントリーのゲームに向かないというお墨付きがほしいのも
あるらしい。
私としては、オリンピックにもつながるアジアゲームでクロスカントリーゲームを採用してほしい。
しかし、確かにこのエリアでクロスカントリーのレースは難しい。
ではほかのエリアはだめなのか?と思ってしまう。

どうも利権やら政治的な問題が絡んでいるらしく・・・・。
改善されることを期待するだけです。

ちなみにこの日のレース、待ちに待って離陸したのは14時を過ぎてから。
トップ3の三人はお互いを気にしながら同じようなタイミングでの離陸。
ちなみに私は割かし気楽に飛んで、とにかくゴールすればいい。という思いから、
短いながらも独自路線。

それが幸いし、トップの時間でゴール。
ゴール者は4名のみ

しかし、前日までトップだった韓国人選手もゴールしていたので、まくることはできずに
総合が2位での終了。

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また、女子もここのところもうその成長の勢いが止まらない山下選手が女子2位。

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そして入山選手も8位。

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日本チームは3位と検討

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短いながらもいろいろあって結果よかった大会でした。
posted by Yoshiki at 11:02| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

インドネシアの洗礼を受ける

大会は2日目、正直言うと、ここでのクロスカントリー競技は現状では難しいのではないかと思う。
勿論、アジアゲームに参加したいので、是非改善して大会をやってもらいたいと思うのですが、
このエリアでは、そもそも競技としてクロスカントリーの本来のレースができない。
ここ数日の天気とコンディションを見ると、そう感じます。
また、離陸場の問題もあります。とにかく狭い。
これは少し上の山にT.O.を作っているということでしたが、話によると、そのT.O.はさらに危ない場所なのだとか。

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2日目も、タスクはびっくりの8.1q。
T.O.についた時には晴れて青空が見えていた空も、すぐに昨日のように雲が発達して空が見えない状態に・・・・。
またしても永遠と待機です。

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こうなると、どのタイミングで離陸するかの勝負。
ただ平すら待つのみ。

しかし、今日は昨日よりも上昇が弱く、離陸していくダミーはことごとくそのままランディングしていきます。
はてさて、また3時まで待つのか?

問題はこの時、私は少しお腹を下していて、でもまだこの時は良かったのです。
トイレにはいくものの、そんなに問題はなかったのです・・・。

待機が続いて数時間。本当に3時ころになるまで何もなく、ただひたすらの待機。
ようやくダミーが上昇してくるのをみて、「いまだ!!!」と準備をして離陸。
しかし皆が同じことを考えるので、T.O.は急に大混乱。
私はプライオリティ(上位者は優先的に離陸できる)を使って割り込んでの離陸。

T.O.してすぐに上昇に入り、10機程で雲の高さまで上昇。といっても100mほど上げるとすぐに雲。
そしてスタートを切る。今回のレースは「エラップスタイム」というルールになっていて、
スタートラインを超えたところからゴールラインまでの時間を競う。なので、スタート時間は個々変わってくる。
※通常の「レース」ではスタートラインの時間は決まっているので、スタート時間はみな同じ。

スタートを切っていくのは10機程。
たった8.1qだけれどもコンディションが一体どれだけ持つか。
周期的に変わるコンディションだが、高度を取ることに慎重になる。

基本的にトップで先へ先へと進む。
ターンポイントを一つ取り、谷を越えて反対側へ。
うーん、渋そうな空。

少し行くのをちゅうちょすると私を抜いて先に進むのは入山選手。
おお、カッコいい。

2機で先に進む。
他の選手はその手前の弱いリフトで上昇。
我々はターンポイントを取り、2機で弱いサーマルをゲット。
そして雲底まであげて、「あ、もうゴールまで届いちゃうのね。」とゴールへと向かう。

先頭を行く私は慎重になり、アクセルもほとんど踏まずにそのままゴールへ。
200mほどの高度を残して余裕のゴール。

時間は22分。
ゴールしてしまうと本当にあっけない・・・・。

同じ時にとんだ選手たちは次々にゴールしてきて14人がゴール。
ただ、私がゴールしてたたみ終えた頃飛んだグライダーは、離陸してそのまま高くなり、
一度も旋回することなく雲に吸われながら飛んで、12分という時間でゴール。
かと思えば、そのあとはT.O.に雲がかかり、20名程は離陸すらできなかったということ。

うーん、レースとして成り立っていない。

さて、それよりもゴールした後、私のお腹は急激に悪くなっていった。
お腹痛い!!それだけ。
バイクタクシーのお兄ちゃんを捕まえて一人先にホテルへ。
そのホテルまでの道もお腹が痛いのと、当たり前のように反対車線に出てくる対向車の恐怖と
戦いながらなんとかホテルへ。

そして、そのあとはホテルの部屋で腹痛と戦っていたのです。
一晩腹痛と戦い、朝になってようやくましになったものの、まだ完治していない・・・・。

何にあたったんだろう・・・・・

今のところ総合2位にいるので、最終日はしっかり飛ばないと。
あーでもお腹痛い・・・・。
posted by Yoshiki at 09:24| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月13日

インドネシアの驚くべきタスク

テストイベントや、世界選手権なんかの地元を大いに巻き込む大会は、
とにかく、イベントも派手な気がします。

初日のこの日も、朝がオープニングセレモニー。
ホテル内の敷地で派手にやります。

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今回驚くべきは、アラブのドクターが大きなスポンサーになっており、大会にかかる諸経費や、
選手の滞在費は彼が全部出してるのだとか・・・・・。
驚くべき石油パワー。

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今回はアジア諸国12か国が参加。
日本からは4名ですが、韓国は20人以上と一大勢力。
インドネシア、中国といった国々も10名以上の団体参加。

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セレモニーは朝8時〜でしたが、この時は天気がいい。
心配なのは雲がわき出始めていること。
早く終わりにして飛びに行こうよ。と内心思っていましたが、オープニングは大切です。

して、小さなタクシーのような車に詰め込まれて、昨日行ったT.O.へ。

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しかし、猫の額のようなT.O.。
100人もどうやってグライダーを広げるのか??というような場所。
皆小さくなってグライダーを広げたり、直前まで広げない選手もいたり。

これで来年本戦ができることはないよなぁ。
大会主催者側は、近くの山にランチャー(離陸場所)を今整備中ということでしたが、
そこもどうやらそんなに広くはない模様。

さて、もう一つ心配な天気とタスク。
ここについた時点でもう空は雲に覆われています。
うーん、やはりなぁ。

湿度も高いからすぐに雲になってしまう。
確かに少し飛んでいけば高い山もあるのに、隣の山も見えるか見えないかというところ。
そして発表されたタスクは

「8.5q」

え???
えーっと、10q以下????

そういえばタスク発表前に、今回オブザーバーで来ているセルビアのジャイコが
タスクを見て笑うなよ。といっていた意味が分かった。

しかし、このコンディションで立った8.5qが遠く感じる。

day2.5.jpg

ゲートがオープンになっても飛び立つ選手はいない。
そりゃそうだ、上昇する気配がないから。

ウィンドダミーが何回か出るころようやく上昇。
それを見た数人が離陸。

そうしているうちにまた雲がわいてくる。
周期的に発達、減衰を繰り返す。

もうこうなったら腰を据えて条件のいい時を見るしかない。
条件が良くなりそうになると、数機が飛び立つ。

すこーしずつ選手が飛び立っては、あまり上昇もできずに、ランディングへ向かうのが見える。
なんだこの大会は・・・・。

3時間以上待ってこれはそろそろ雨も来るかもという情報が入ってきた。
雨が降る前の発達する条件で行くしかないなぁ。

韓国の強豪選手であるムンソブも同じ考えだったようで、同じタイミングで離陸。
他にも10機以上が同じようなタイミングで空へ。

day2.6.jpg

少し上げるともう雲。
それでも雲を縫うようにねちねちと高度を上げる。

ねちねちねちねちと上昇をつかんで(といっても上昇が0.5あればいいほう)
距離を伸ばしていく。
最後のターンポイントに向かうがこの時には上昇がほとんどなく、突っ込んでいくも、あと100mといったとこで、
木に突っ込みそうになり、泣く泣く引き返して、低木が広がる真ん中にあるわずかな空き地にランディング。

この近辺に安全に降ろせそうなとこもほとんどない。

1機だけがこのターンポイントを取ることができ、7qを飛んだが、私は6qフライトして終了。
しかし、それでも3位。
他の選手たちの多くが3q地点まで飛べればいいほう。


降りてからはピックアップトラックの一番後ろに無理くり座って落ちないように必死につかんで
回収されていきました。

さて、明日はもう少し飛べるといいなぁ・・・・。
posted by Yoshiki at 09:13| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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