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2017年01月27日

ここにきて!

鬱々としたレースが続いていたのに、この日は違いました。
そう、こういうコンディションが私は得意とする条件。

条件を選んでしまうというのが、まだまだ本当の一流には慣れていないというのが
身に染みてしまうわけですが・・・。

それで自分はここではこんなにもうまく飛べないのかという悪いサイクルにはまっていた
自分を奮起させるいいタスクとなりました。
今回上位に入ることはすでに不可能となってしまっている状況で、私は次につなげるために
何を得ることができるかを考えて飛ばないといけません。

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103qのタスクが組まれたこの日、天気概況では、前日のようなコンディションなのではないか
と言われ、警戒をしていましたが、とにかく、ここの予報と現実はうまくマッチしません。

うまくいっていてもそうでなくても、離陸はゲートオープンしたら早く出ます。
そうして少しでも長く飛んで、飛ぶ感覚を自分の中にしみこませていきたい。
いつもそう思っています。

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この日の空は、最初から強いサーマル。
スタートまでは、ほかのグライダーを気にしながらしっかりじっくり高度を上げてのスタート。

なんだか最初からこの日はサーマルがはっきりしている。

集団のトップのほうで飛ぶのが私のスタイル。
そうはいっても前日までのことがあるので、警戒しつつ高度の維持に努めていきます。


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いくつかのサーマルを乗り継ぎながら、この日は、今までとは違う。
サーマルがかっちりしていて下から強く上がっている。
そう確信し始めました。

もちろん、そうはいってもこれまでのことがあります。
突っ走っていく前の数機を観察しながら、強い上昇では高度を上げながら進んでいきます。

トップグループは2つに分かれたり1つになったりしながら進み、
私もそのグループがトップになってもセカンドになっても、高い位置にいるようにしながら進みます。

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今日の鬼門は2つ目のターンポイントの手前、
大きな谷を渡った先の山越え。

高い高度を維持していても、向かい風と山の影のローター(乱流)に突っ込んでいくポイント。
高度は十分とみて、一気に行きます。
この日は、躊躇なくフルスピードを使って行き、グライダーのコントロールを慎重にしながら、
子のローターを抜け、ギリギリ山を越えます。

私より低かったグライダーはここで苦しむことになったようです。
越えられた15機ほどは、その先の毎秒5mを超えるサーマルの恩恵を得て、一気に雲の高さ1900mへ!!

毎秒5mも高度が上がっていくと、1旋回するたびに、地平線が低くなっていきます。
「そうそう!!これがレースだ!!!」
そう叫びながら一気に雲へ。

そのあとは、いかにスピードを上げていくか。
アクセル(スピードコントロールする足で踏むバー)を一気に踏み込んで先へ先へ。
雲を狙って飛んでは、強いサーマルだけを拾って最後のターンポイント。

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サーマルに入ったりシンク(下降気流)に入る瞬間、フルスピードだとグライダーが一気にストール(失速)
する挙動を見せるのを、アクセルコントロールで抑えて、ゴールまでの10qをただひたすら真っすぐ。
その手前で少し遅れたせいで前に行くグライダーを抜くことはできなかったものの、この日のレースを6位で
終了。

ようやくここにきて、ちゃんと飛べた。
そんな感じ。

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あとレースは2日です。
ただ飛ぶのではなく、得られるものを何でも吸収して帰ります。

「今日のおまけ」

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日本じゃ違法改造とか言われてしまうだろうけど、こっちには電動自転車なんかない!あるのは
エンジン自転車!



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2017年01月26日

裏目裏目

今回の試合、ここ数年の中で、最悪なポジションになっています。
どうもそれは私だけでもなく、世界でもトップ10に入る有名な選手たちが同じような状況に陥っています。

だからと言って問題は私にあるのですが・・・・。
攻め方を変えても、先に飛んでもなんだか裏目裏目に出ています。

おかしい・・・・・。

いろいろと話をしていると、わかってはいたものの、普段攻めている飛びタイプの人間たちが
悪い方向悪い方向へと向かっています。

ここのサーマル、強いサーマルのタイミングが短く、しかも、セオリーな発生源にサーマルが発生せず、
そこから離れた場所からサーマルが出ていて、予想が本当に立たない。

ようやく取りついたサーマルは、高く来たおおきな集団に飲み込まれていきます。

そうかと思って集団にいると・・・・・。
進まない。

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レース展開自体がしっくりこないのです。
そのリズムがつかめないまま、考えて考えて悪いリズムにはまってしまっているような感じです。

この日は思い切って集団とは全く離れて飛んでみました。

しかし、途中で撃沈。

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高度600mを切ってしまうとサーマルは本当に弱く、毎秒0.5〜1mの上昇しかなく、それをつかまないと上に上がらず、
1000mを超えるとようやく2mより強くなる。
しかし、先に進むとまたその高度まで下がって探しているとどんどん高度は下がるの繰り返し。

高く高度を行く集団が賢い。それはわかっているのですが・・・・・・。

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結果、またしてもゴールにさえたどり着けなかったのです。

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なんだかブラジルの牛にまで馬鹿にされているような。

この機会に、しっかりと飛びきって自分の苦手なこういうシチュエーションを克服していきます。
残り3タスク。

posted by Yoshiki at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

相性の悪さと要領の悪さ

大会は前半戦を終了しました。
前半戦の最終日、見事にまた降りてしまいました。

しかもゴールまでもう手の届くところで。

毎日成績が伸びていないことをブログに書くのがつらいのですが、これも明日に繋がる一日だと思い、
記録をつけていきます。

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日曜日ということもあってT.O.にはバラダレスのたくさんの住人たちが、T.O.まで見に来ています。
パラグライダーの大会は、もっと観客が見に来れるようにしていくことが本当に必要だと感じます。
ただ、問題は、パラグライダーの競技の性質上、どこか飛んで行ってしまうので、何かアイデアがないとなのですが。

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この日は94qのタスクが組まれました。
コンディションは変わらないようです。

この日のレース展開は、スタートこそ先頭に立っていたものの、
その集団ごと高度が低くなり、全員が通り過ぎるまで高度が取り戻せないという悲惨な展開に・・・・。

攻めるとこういうことになるのは何故?

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しかもコンディションが弱いので、高度が上がってもなかなか集団が先に進もうとしません。
そう思って先に仕掛けると、風見のようにされてあとからついてくる。

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中ゴール手前では先に行ったところ、それを見ていた集団は行かずに手前の弱い上昇で待っているうちに
それが育っていって雲まで上昇し、そのままゴールへ。

わたしは・・・・・。低く低く飛ぶことになり、結局、ゴール手前の最後の山を越えることができずに
わずか手前1.8qのところで着陸することに。

降りた瞬間叫びました。
自分があまりに情けなくて。

後半戦はいかに自分が自分らしい飛びをしていけるか、そして順位を上げていくか。
終わるまであきらめずに飛び続けます。



posted by Yoshiki at 19:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

大会4日目 初心忘れるべからず

全日の結果の悪さに反省し、備えたタスク4。
ようやくコンディションは上向きになってきたということで100qオーバーのタスクが組まれました。

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スタート前、いつものようにT.O.周辺はサーマル活動が活発になり、それと同時に低い雲がどんどんと
わいてきます。

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スタートの位置を気にしながら雲に入らないようにと気にする1時間。

スタート時からいい位置でのスタート。
先頭を走る集団の先のほう。

いつもいる位置。

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この日、前半、このまま行ける、そう思っていました。

その思いが、この日は、トップになっていこうという初心を忘れた飛びになっていきました。
前半はこのまま行ったのですが、それは中盤以降一気に崩れました。

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前半の調子よいタイミングで飛べていたのは中盤の一度の遅れでリズムを崩します。
ブラジルのサーマルは、最初にそれを取った人間には微笑む者の、遅れて入ってきたものには、同じような
上昇を与えません。
結果、遅れ始めるとじりじりと離されていくことになります。

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挽回するためには、自分が先に強いサーマルに当てていかないといけない。
ターンポイント1を取った後は、ほかの集団よりも200mほど高度が低い中、一人先に進みます。

そしてこれは!というサーマルにヒット。
一気に高度を上げるのですが、集団はすぐ後ろを高い高度で追ってきていたので、
そのおいしいところは高度の高いところでさらに取られてしまい、追いつけない。

それでも十分サーマルは発達している。
こうして私は、集団よりも常に低い高度で進むことになっていたのです。

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遅れても上げ切ればいい。
そういう思いがあった初日と違い、勝つためには常に先行していかないといけないというおもいいとらわれていたこの日。
それが自分を遅れさせていくことになっていったのです。

そのため、低く行き過ぎた私はもう本当に足が地面につくというところまで高度を落としてしまうことになりました。

低い高度のサーマル活動は弱い。
それでも昨日よりは不安定な天気に救われ、高度を取り戻した時には、すでに集団はゴールへと向かって遠くの
彼方に。

せめてゴールだけでもと思い直し、スピードを落としてゴールへ向かうも、あと数キロというところでこの日のサーマルは売り切れ。
ゴール手前6q程のところで着陸する羽目に。

ほとんどの選手がゴールする中、この結果。
パラグライダーは本当に気持ちで左右されていきます。


posted by Yoshiki at 18:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

失敗タスク 大会3日目

この場所に来れているのは、いろいろな人の応援のおかげ。
それに応えるためにも成績を出していかないといけません。

20170120_102147.jpgこの日は飯島町のTシャツを着て参上。

それが空回りした日となりました。

長くて移動が必要な空中待機に、短い競技時間、そしてそこから始まった長い長い歩き。
これが今日の一日。

大会3日目が分水嶺。コンディションや、状況にようやく慣れ始めた3日目が大会の流れを
決めていく。
しかし、ブラジルの空は、選手を競い合わすことより、いかに生き残って行けるかを試しているようです。

この日のタスクは、前日よりも安定した天候(安定するほど上昇は弱い)。

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発表されたタスクは強気の85q

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この地図ではわかりにくいですが、スタートは、T.O.近くからもできますが、かなり風上側に行ってスタートしたほうが、
その次のポイントまでかなり近く、スタート前にほぼすべての選手が20q近いスタート地点までフライト。

しかし、この日はスタート前から高度が取れない。
離陸したT.O.周辺だけが1500m近くまで高度を稼ぐことができたものの、山から離れると、とにかく
上昇が弱い。

あぁ、もう毎日この弱いコンディションに付き合わないといけないのか。
と空中でため息が出るほど。

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なんとかかんとか乗り継いでスタート時間を迎えるものの、高度が取れなくてスタートに向かえない。
何機かが、それでも高度がないとはいえアタックしていき、弱いサーマルを捕まえ、それをみた集団が押し寄せて、
弱い上昇を奪い合う。
そんな展開。

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スタートしてもなかなか進めず、前方には大きな雲。
これは発達しているのだと思い、上昇するでもない集団のなかから、アタック。

しかし、行けども行けども上昇はない。
これではいけない。

コースを90度変えて日の当たる上昇気流の確立が高そうな場所を狙っていく。
しかし、上昇しない。
鳥も出てくるが、羽ばたく始末。

地上まで50mをきっても諦めないで旋回していたが、そのまま地上へ。
同じような選手たちがばらばらとあちこちに降りていきます。

そしてその中でも高い位置にいた数機だけが生き残って弱い上昇になおもくらいついている。

降りてしまえば、その日の敗者。
もうどうしようもありません。

しかも上昇することだけを考えているので、この場所がどこなのか、回収されるまでの道のりは?
は考えていなかった。

牛が放し飼いにされている何もない場所。
そこが今日降り立った場所。

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同じ場所に降りてきたドイツ人で友人のマークと数人のフランス人と、道らしき道を30sのパラグライダーを担いで、
とにかく回収車が来れそうな場所まで移動しようということに。


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1時間ほど歩いてようやく見つけた牛飼いの車は、法外な値段で近くの町までのっけて言ってくれるという。
当然それは断る。

そうしたところに回収車が我々を見つけてくれた。

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みなぐったり。

大勢のパイロットたちがその先のバーに集められているということで、まずはそこへ。
そうすると

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トップ20位にいたほとんどのパイロットもみな近くで降りて、ビールを飲んで管を巻いていた。
私も管を巻く一人に混じります。

こういう日にしっかり点数を稼ぐことが大切。
現に前回の優勝者のステファン・ウィスと、X−ALPSパイロットのアーロンはこの日もしっかりゴールを決め、
総合点数で差をつけました。

まだ、ルール上逆転する余地はあるものの、あとがない厳しい展開。

今日のゴール者はたったの18名。(130人中)
その中に、なんと日本から参加した女性パイロットの高田選手も!
そして、この日の女性トップ。

素晴らしい。

私もこれから巻き返していきます。





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2017年01月20日

困難な道のり 大会2日目

大会は12日間。そのうち2日のレストデイ(休息日)があるので実際には10日という長丁場の試合。
2日目、3日目をどれだけ堅実にこなせていけるかで、この試合の流れが付いてくる。

この日は、1人のパイロットが2日続けてトップを取るという勢いのある飛びをした。
Tim ボーリンガー というのが彼の名前。
彼の父も有名なパイロット。その2世だ。現在Ginチームに所属している彼が、初日、2日目とトップを取った。
今、彼に勢いがついている。

しかし、前筆したように、この長丁場、まだまだ始まったばかり。
この試合において、私も調子は良い。
自分のスタイルにこだわらないやり方が今回ははまっているようだ。

大会2日目は、コンディションが前日よりも良いということだった。
しかしながら、ベストコンディションにはならないということで、
組まれたタスクは85.58km。

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またジグザグと南下するのだが、前日と違い、2つ目と3つ目のパイロンは本流の風を横に受けて飛ぶ。
ここが勝負の場所かと思っていた。

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ブリーフィングでは、前日のTimのトップが称えられ、競技説明がされていく。
選手は発表されたタスクをGPSに入力していきます。

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フライト前、スタッフに渡されたのは「種」
空中から撒いてほしいということだった。

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なるほど、パラグライダーの活用法として一ついい方法かもしれない。
スタート前に空中からばら撒かせていただきました。

ブリーフィング前後のT.O.周辺は快晴

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その熱すぎる太陽は一気にT.O.周辺に雲を発達させていきます。

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山の上は雲が発達しやすいので、雲が見る見るうちにわいてくる。

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ただし、上昇も強く、離陸後は一気に1400m。
スタート前は大混乱

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スタート直前、雲の中に入りそうになり、急下降してのスタート。
この上昇、この後の展開に期待がかかる!

と思った期待は、わずか10分後には見事裏切られる。
スタートはまずまずのポジションでリーディングしている中の1機として飛んでいた私。

行けども行けどもサーマルがない。
途中で雲の下について何とか上昇するものの、スタート前のあの上昇は何だったのだ?
というぐらいの上昇の弱さ。

じりじりと高度が下がってくる長いグライドをしていると、新型機に少しずつ離されていく。
これはまずい。とラインを変えながら、何とか高度を維持していこうとするが、じりじりと離されていく。

高度も下がり、ようやく見つけたサーマルに先に突っ込むも、上昇が弱く、あとから来たグライダーに上に入られていく。
この展開は良くない。
しかし、慌ててもだめだ。

いくつかのポイントでアタックするが、強い上昇には当たらず。
ここはしっかり生き残りを考えて進むことのほうが重要だと考えを切り替える。

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数機は高く上昇して抜けていくのを見送りながら、自分に今回のフライトのあり方をもう一度言い聞かせる。
何度も降りそうな高度になりながらも、粘って粘ってつないでいく。

前方に見える大きな集団に少し遅れながらその次の集団の前を飛んでいく。

s_DSCN2226.JPG日本から参加の成山選手


s_DSCN2233.JPGもう一人の廣川選手

弱い上昇にしがみつきながら、高度を稼いでは先に進むが、進むと高度の沈下が大きく、
また上昇しての繰り返し。
なかなか進まない。

かといってここで焦ってもいいことがない。

この日の一番のサーマルはゴール手前10q地点。
最後の最後で毎秒5mを超える上昇。

あーーーーーもーーーーー、これを待っていたのに!!!!!

グライダーを一気にバンクをかけ上昇。

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そして、ゴールまでの最後のグライドは、十分高度を稼いでフルスピードで飛んでいく。

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時速は80q/hを出していた。


しかし、この日のトップ3機は私よりも16分速くゴールを切っていた。
この日の結果は37位。
ポイントは873点と思いのほかついたが、トップと100点の差がついてしまった。

総合成績は9位。

それでもキープはしたか。
前半戦の3日目。勝負所です。

posted by Yoshiki at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

大会初日

ワールドカップがはじまりました。
今回、日本人参加者は5名(内一人はフランスチーム)
2016年の世界一を決める大会。
もちろん参加者全員が「勝ちたい」と思っているでしょうが、
その思いは誰より強く思ってきています。

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天候は大会に向け徐々に良くなっています。
朝から天候は良い!

タスクは東西をジグザグしながら南下していく79.36qのタスクが決まり、

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早速準備を開始。
離陸前に、通り雨が我々を洗礼するというアクシデントもあり、(パラグライダーは、雨にぬらすのは良くない。)
慌てて選手たちはグライダーを仮設テントに運び入れて右往左往しますが、5分ほどでその雨は通り過ぎ、
天気は快晴に。

離陸時間は12:00。
選手たちは次々に飛び出ていきます。

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私もスタートから5分で離陸。
空中でのスタート時間は13:00。それまでに離陸して空中で高度を取り、スタートの
シリンダー(架空の円柱)の近くでどれだけいいポジションでスタートできるかが、
最初の関門。

突発的に強いサーマル(上昇気流)はあるものの、全体的に渋い(サーマルの弱い)コンディションに
選手たちは右往左往。サーマルがあると一気に100機以上のグライダーが集まってくるので
空中渋滞。上も下も右も左も気にしながらコントロールしていかないといけない。
これは結構なストレス。

しかもスタート前になぜかコンディションは一番渋くなり、全員が高度をとれず、狭い空域に全員がひしめき合って
のスタート。

スタートした後のサーマルも我が我がと入るので少し危険な状態。
私はここは見切って先のサーマルを探しに低めではあるもののT.O.のある山に戻ります。

ここでうまく上げていった最初の集団が高度を稼いでいきますが、それよりも1q程西側で
私は高度を稼ぎ始め、5機ほどの小さな集団で高度を上げて次のポイントに向かいます。

それでも全員、高度に関して慎重。
私も先に行きたい欲求を抑えて抑えてまずは高度を稼ぐことに。

それが幸いして、この小さな集団が、先に行った集団を追い抜き、先行していくことになります。

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先行しているものの、このバラダレスのエリアは、離陸した山を離れるととにかく低い丘しかない
台地が広がっています。

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雲を頼りに高度を上げては先に進んでいきますが、
少人数で進むとサーマルを探す効率も悪く、スピードは上がりません。

そのうちあとから来た集団に飲み込まれるようになり、
これはしめたもの。
人数が多いほうが、サーマルを探すアンテナが増えるので、先に進むスピードは上がります。

それにしてもブラジルの日差しは強い!!
この日も高度900〜1300mの高さを推移しながらフライトしていますが、

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今回ICジャパン様から提供されている調光レンズが本当に最高。
光の強さで調光してくれるので、雲の下にいるときと、雲から離れて日差しを直にくらう時と、色が変わるのと
エッジをはっきり見せてくれるので、目が楽!偏光ではないからGPSのスクリーンも見やすい。

道具の大切さを感じながらのフライト。

ゴールから20q地点で、先を進む集団に変化が。
低い尾根のような風上側にルートを通っていた集団ですが、
そのまま風上に向けて高度を獲得していこうという集団と、尾根から外れ、風に逆らわない方向に進んで
谷から出てくるサーマルを捕まえていくのか。

私は方向を90度変え、谷へと進みます。
先に高度があるうちに進みたかったから。

そしてその後強いサーマルに当たり、また雲底へ。
こちらのコースが最良。

しかも、クラウドストリート(雲が道のように連なっているところ)の下に入り、
進めば進むほど高度が上がる。

そうはいっても慎重に。
とスピードを落として先に行く10機程を見ながら飛んでいると・・・。
んん?なんか変だ。
皆がアタックしている。

GPSを確認。
しまった。ゴールまではもう十分すぎる高度だ。

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一気にフルスピードへ。
しかし、やはりそこは遅く、12番手でゴール。

実際には、リーディングポイント(競技中どれだけレースを先行していたかでつくボーナスポイント)
が大きく順位は7位。

トップとは点数差わずか10点ほど。


グライダーの性能差は確かにありますが、このエリアのコンディションで、
周りのグライダーよりも少し劣る性能であることをしっかり考えて飛ぶことで、
十分に戦えていけると感じた初日。

まずは初日。
確実に確実に。



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2017年01月18日

公式練習日

大会前日はいつも公式練習日です。
公式練習日は、大会本番と同じようにシャトルバスが大会側で用意され、
模擬タスクが組まれます。

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今回のシャトルはスクールバス。山道でエンジンがうなっていたが、大丈夫だろか。

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模擬タスクはいつも小さいが、この日はコンディションが弱く、たったの30qタスク。
でも大変だった・・・。


参加は自由。
ただ、多くの選手がこれに参加して次の日に備えていきます。
T.O.に上がった時には高層雲が抜けたり張ってみたりと、青空が安定しない。

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雲も全体的に低く、サーマル活動はあるものの、渋い感じ(渋い=上昇が弱い)
ここのT.O.には小さなカフェがあり、その隣にはいくつかの出店が出ています。
その一つが、3年前に私もお土産で買っていったパラグライダーフィギュアを打っているお店が、
今回もありました。

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人形の精度がUPしてる・・・・・。

さて、タスクが決まると、みなが同じ目的をもってフライトする。
グライダーの見極めにはもってこい。

のだが、まぁ、今日は短いのにやたら大変なタスクだった。
結果からいうと、戦い方をいつもより少しペースを落としていく。ってのが私の今回の戦い方。

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いつもの私は先行突撃型。
しかし、エリアの性質上、先行のリスクが非常に高い。(これは前回痛い目にあった。)
しかも、グライダーがスピードの部分で劣っているので、そこで勝負しても展開がしんどくなる。
とまぁ、いろいろ分析した結果自分を抑えることが今回は重要ということ。

それって難しいんですけど。

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この日はじっくり観察しながらとんで10番手ゴール。
まぁまぁの感じです。

夜はブリーフィング。
そして受付。

準備は整った!!
posted by Yoshiki at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月16日

雨の初日は・・・

バラダレスの一日目は、雨で始まり、少しずつ天候は回復していくものの、雨が止む程度の回復。
初日なので、体も慣れてないということで、ちょうどいい体休め。

「冒険」といっても、大会参加の場合、いや、それよりもパラグライダーエリアがあるとこに行けば、
誰かしら知り合いに会うことのできる。特に知り合いがいなくても、一人であちこちと動き回るのが好きなので、
新しいものをみれたりするので、それはそれで楽しんでいるのですが。

体も動かせていなかったのと、時差ボケ高なんだかもう訳が分からなくなっている脳と体を動かすために、
朝からランニングをすることに。

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生ぬるい気温と、湿度が高いので、なんだか走っていて気持ちがいい!という感じではありません。
しかも、ここの町はだだっ広く、高低差がない大きな町のために、走っても走っても、似たような景色。

町の端には大きな川が流れており、そこの中にある中州には、この町の高級住宅街。
しかし、川の色もきれいとはいいがたい色。

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ちなみにランディング(着陸場)は離陸した場所からこの広い川の対岸に当たる場所。
間違っても川にはいきたくない・・・・・・。

ちなみに、中州に行くには唯一一つの橋をを渡るか、至るとこにある渡し船を使うか。

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この何にもない場所にこれだけ大きな町ができている理由(ここには観光は唯一パラグライダーなので、
観光客も訪れない)は地下鉱山の採掘で大きくなっているのだそうです。

地元のブラジルパイロットの友人が教えてくれました。
そう、ランニングが終わってから、世界的に有名なパイロットの一人であるフェリックスと会い、再会を喜んだあと、このブラジルパイロットの
友人Samuelと落ち合い、ランチに連れて行ってもらった。
彼は昨年564qという直線飛行での世界記録を作ったパイロットで、その時の話をしてくれた。
朝6時から夕方6時まで12時間飛び、追い風に乗って滑空するときは時速100q/hを超えていたそうだ。

そんなチャレンジに私も挑戦していきたい・・・・・。


すでにホテルでは、ワールドカップ常連のメンバーが集まりつつあり、
ホテルに戻るたびにメンバーたちと再会する。

先日、台湾であったイドリスもちょうど到着。
彼らは道中、グライダーはロストするは、ここに到着したとたん、酔っ払いの車に自分たちの車をぶつけられるとか
なんだか災難な道中だったようだった。

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食事をしたらすっかり気分もよくなっていたけど。

天気は徐々に回復傾向。
本番には最高のコンディションになりそうだ!!
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posted by Yoshiki at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

台湾 アジアリーグ 第一選

アジアリーグというアジア主体のリーグというものはそもそもパラグライダーではなかった。
基本的に2年に一度行われるアジア選手権がアジア統一の大会ではあるが、ここ数年行われていない。

そういうこともあり、今世界に出ていけているアジア人パイロットと、そうでないアジア人パイロットのレベル格差は
大きくなっているといえる。

アジアでパラグライダーの強豪国といえば日本と韓国になる。
しかし近年韓国内では協会同士の問題で多くの優秀なパイロットが海外大会に参加できていない。
(これに関して言えば日本も同じような問題を抱えているけれど・・・。)

はっきり言って選手たちは上を目指していきたいし、より盛り上げるためにも競技だけでも統一してほしいと思う。

また、協会自体がしっかり機能していない為に国際大会に参加できない国も多くある。
マレーシアや、インドネシアといった国々。
多くはないけれど、パイロットもいて、大会に参加したいと思っている。

今回、台湾で行われたアジアリーグとはACPA(Asia Continental Paragliding Association)という生まれたばかりの
アジア統一協会が行った初めての大会だった。


正直、ブラジルに向けて試合に向けて飛んでいくモードに自分を切り替えるというくらいのつもりで試合は臨んでいくつもりだったのです。
・・・・・しかし、大会に到着すると久しぶりに会う台湾のパイロットたちから色々と歓迎されるところから始まった。

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怪我をしたクリスとも再会でき。

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数年ぶりのサイチャエリア。

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この時期が条件がいいこのエリアは、毎年日本人パイロットたちが多く訪れる場所でもあり、
今回も沢山の日本のパイロットたちが来ていました。

大会にも楽しい面々が

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今回の大会でメインのオーガナイザーはGINグライダーのオーナーでもあるGinさんと

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ワールドカップ委員会の一人であったニッキー。そして現地のスティーブン。

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ふむふむ。
この時には、まだ自分がどれだけドタバタした大会を送ることになるかを予想していなかったのです。

ドタバタすることになるのは、受付が終わり、大会説明が終わってT.O.(離陸場)上がってそれが判明しました。
飛ぶための準備をしていると、呼び出しがかかり、まず、大会のタスクコミッティ(競技内容を決める人)をやってね。
とかるーく言われたところから始まりました。

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タスクコミッティは競技がどうなるか気象を見て、選手レベルをみて、エリアを見て決めていく・・・・。
私にはエリアの情報が少ないのに・・・・。
同じくタスクコミッティになったのが韓国のハチ選手。X-ALPSのアスリートです。
久々の再開に喜んでいるのも束の間、もう大会のタスクの話し合いです。

そうやって始まった大会。
練習日も含めた4日間、天候に恵まれ、毎日毎日飛べました。

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そして、大会中、ACPAの話をしっかりすることになり、
そのやり取り&大会&コミッティ&年越しというまぁドタバタした台湾遠征になったのでした。

結果は残念なものでしたが、ほかの選手たちをしっかり引っ張りながら、いくつかの試すことを試せていたので、
まぁ、今回はよしとします。
というのも今回の大会、国際ランキング等にまだ絡まないので、そういう意味で試験的なトライをすることができたのです。
ただ、まだ、怪我の影響は出ているなと思うところも正直なところでしたが。

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今回は日本人女性の木村さんが、海外初参戦で女子優勝!そして総合ではベテラン青木選手が2位になるなど、
日本陣の活躍もさる事ながら、若手10代パイロットの出現も目立ちました

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中央は韓国では有名なパイロットのWonさん。なんと今回優勝!
そしてその両脇は彼の息子。
今回も、競技機で参戦。フライトは父譲りだけれども、まだまだ荒い飛び。
しかし、活きがよくて上位に食い込んできていました。

収穫多き台湾でした。

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posted by Yoshiki at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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