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2017年02月01日

大会最終日からの帰国

大会最終日

私のズタボロになってしまった愛機のことを聞いたパイロット仲間の多くが、
グライダーの貸し出しを申し出てくれました。
仲間っていうのは、競い合っていても気持ちがいいものです。

その中でも、やはりパフォーマンスが気になっていたところ、
ブラジルの友人(彼は選手ではなく、スタッフをしていた)が、
ほとんど新品に近いグライダーを貸してくれることになり、それをありがたく使わせてもらうことにしました。


白黒のシンプルな奴です。
グライダーは同じものでもほんの少しですが、やっぱり癖が違います。
普通に乗っていてもあまり感じませんが、レースで特にフルスピードで飛んでたりするとその差が感じられます。
私のいいままで使っていたものは、フルアクセルしているとき、特に右の翼が急に潰れるといった失速傾向があったのですが、
この機体はそれよりも若干のしなりがあって、ただ、それよりは少ないものの、両翼の端っこが最高速時安定しない感じです。
なんというか、少し、今までよりも固い感じといいますか・・・・。

まぁ、同じ機体なので、本当に少しの差なのですが。

それはそうとして、「今日の日を飛べる」ということがこの上なく嬉しいと感じたのです。
今回の大会、私のワールドカップ大会歴でも1番と言っていいほど悪い成績です。
日本に帰るのが嫌になるほど・・・。
応援してくださっている方々になんといっていいのか、ただただ申し訳ない結果です。

ですが、最終日まできっちり戦って帰ろうという気持ちで最終日のフライトに行きました。


大会最終日

私のズタボロになってしまった愛機のことを聞いたパイロット仲間の多くが、
グライダーの貸し出しを申し出てくれました。
仲間っていうのは、競い合っていても気持ちがいいものです。

その中でも、やはりパフォーマンスが気になっていたところ、
ブラジルの友人(彼は選手ではなく、スタッフをしていた)が、
ほとんど新品に近いグライダーを貸してくれることになり、それをありがたく使わせてもらうことにしました。

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白黒のシンプルな奴です。
グライダーは同じものでもほんの少しですが、やっぱり癖が違います。
普通に乗っていてもあまり感じませんが、レースで特にフルスピードで飛んでたりするとその差が感じられます。
私のいいままで使っていたものは、フルアクセルしているとき、特に右の翼が急に潰れるといった失速傾向があったのですが、
この機体はそれよりも若干のしなりがあって、ただ、それよりは少ないものの、両翼の端っこが最高速時安定しない感じです。
なんというか、少し、今までよりも固い感じといいますか・・・・。

まぁ、同じ機体なので、本当に少しの差なのですが。

それはそうとして、「今日の日を飛べる」ということがこの上なく嬉しいと感じたのです。
今回の大会、私のワールドカップ大会歴でも1番と言っていいほど悪い成績です。
日本に帰るのが嫌になるほど・・・。
応援してくださっている方々になんといっていいのか、ただただ申し訳ない結果です。

ですが、最終日まできっちり戦って帰ろうという気持ちで最終日のフライトに行きました。

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どうやら最後の3日間は、雨が降らずに徐々に乾燥してきて、サーマルが根元から強くなってきていたらしく、
私の普段のような突っ走ったトビをして言っても、リズムがとりやすくなっていたようです。

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ただ、ところどころ弱くなるサーマルの区間は、やはりその前までの日を思い出してしまい、思い切って突っ込むことができません。
もう私は失うものがなくても、それでも最終日はしっかりゴールしていきたいと、そうでないと次に進めないと思って飛んでいました。

この日トップを取ったマキシム・ピノは私と同じように全体の成績が悪かったがゆえに、思いっきり一人で先行した飛びをして、
彼の若い勢いと考え方の違いに尊敬の念と、やはり若さを見た気持ちになりました。

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試合はこの日、私はトップの集団で飛び続け、
最後はコースを身長に選ぶがゆえに、最終的にゴールい近づけば近づくほど高くなり、
ゴールを切った時点で1000mもの高度を残して最後のレースを終えました。

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バラダレスの街をしっかり目に焼き付け、悔しい今回の大会は幕を閉じました。

セレモニー前にいつもの3人で夕食を食べに行くと、
シャルはなんだかもう満面の笑顔

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それもそう。彼は今回総合で3位。そして・・・・

今回、女性では日本人でフランスチームの私の姉としたっている聖子選手が優勝

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そして総合はイタリアのアーロンが優勝を飾りました。

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そのまま夜は飲み会に!!

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そうして夜はふけ・・・・・・・
深夜2時にバスに搭乗。

帰国の路へと着いたのです。
が、このバスがまた寝にくい、そして死ぬほどクーラーをかけるので寒すぎる・・・・・。

5時間乗ってほとんど寝れずにビトリアへ。

しすてそこから友人マーク、そしてその彼女と3人でしばしの休みを満喫。

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レンタカーを借りて

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海へ

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そしてドイツ人対日本人

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最後は友情を確かめる!

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こうして長いスーパーファイナルは終了しました。

この先携帯電話がなくなるというトラブルが発生し、
現在も大変不便なことになっていますが、
それ以外は無事に日本へ。

応援していただいた皆さんには本当に申し訳ない結果でした。
この悔しさと無念は、2017シーズン、必ず借りを返していきます。

ですからどうぞこれからも応援よろしくお願いいたします!!!
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posted by Yoshiki at 20:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月28日

その時に起きたこと

それまでのこの日のタスクは充実していた。
スタートが大きく出遅れ、少数の集団電でトップとは違うコースを通っていたのだが、
そのグループが、世界のトップクラスのパイロット、シャル、ジュリアン、フランシスコと私の4機。
これはいい。

すごいスピード感で、遅れたトップグループに別ルートで一気に追いつく。
これが前半戦。

次のターンポイントを取った時にはトップグループに追いつき、
一気にその先頭にとりつく。

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ここで高度は2000mと、日に日に最高高度が上がっていくサーマルに乗って先に進む。

そしてそこにこの日の落とし穴があった。

そのパイロットは私と同じサーマルにいた。
しかし、私より100m近く高いところにいたらしい。
旋回して上昇している私には視認が難しいとこにいた。

そのパイロットはサーマルに弾かれたと同時にグライダーがコラップス(翼が潰れて、翼の端っこがラインに巻き付いてしまう状態)
になり、何を思ったか、サーマルを出ずに治そうとした。結果グライダーは残った翼がスピードを増し、それに驚いたパイロットは
コントロールして今度はストールに入れる。

同高度、または近くにいたパイロットは翼がつぶれたそのグライダーを視認して当然逃げた。
しかし、低いとこから強いサーマルにグライダーをフルバンクさせている状態の私にそれは気づきようもなかった。

それに気が付いたのはそのインパクトから1秒前。
「あ!」そこから何かを考える前にパイロットの体は私のグライダを裂いていた。

バン!ブチブチブチ!!!

破裂音

「突っ込まれた」 「フリーフォールになる」 「グライダーは回復不能状態だ」
「レスキュー」 「回転するか?」 
そんな思いが一瞬のうちに頭によぎる。

一瞬浮いてそのあとフリーフォールになり、そのあとすぐに裂けたグライダーが生き返り振り回されるように猛烈に回転。
右手のレスキューはだめだ。
左手のレスキューに手を伸ばす。

頭はすごく冷静。

グライダーが回転してるが、何とかフリーフォールにならずに済んだ。
レスキューを投げる。

なかなか開かない。
自分の回転に巻き込まれている。

ポンピングの要領でレスキューを引っ張る。
ダメなら二つ目。
右手は再びレスキュートグル(緊急パラシュートを引き抜くためのハンドル)を握る。

開いた。

グライダーは3つに裂けていた。

地上からは1800m以上。
後はレスキューパラシュートに任せて沈下するだけ。

ぶつかった奴もレスキューを開いたようだ。
距離はあるが落ちていくのが見える。

見上げると、今まで一緒に飛んでいたトップ集団が高いところで旋回している。
裂けたグライダーがくるくるとその場を回りながら、レスキューパラシュートに絡みつこうとする。

最悪、もう一方も投げることを考えておく。

地上を見下ろす。
どこに降りるかは決めることができない。

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木、岩、草原、草地、広がっている景色。
ケガをしないように軽く体をぶらぶらと振って硬くならないようにしておく。

そして、降りたのは牛のいる草地だった。
これはラッキーだった。

衝撃も強くなく、体の力を抜いて転がらる。
無傷。

ほっと息を吐く。

考えていたのは自分の体のチェックと、無線で無事を伝えること。
そしてハーネスを取ってグライダーを見てみる。

裂けたENZO2.jpg

今まで散々いろいろな空を一緒に飛んできた相棒が無残な姿になってしまった。

ただ、体もほかのハーネスやらレスキューやらは無事。
不幸中の幸いとはこのことか。

突っ込んできたパイロットはまだ若いパイロット。
「本当に申し訳ない」と謝ってきた。

俺が殴り掛かるとでも思ったのかオドオドとしてショックを受けているようだった。

「仕方ない。俺も君も怪我がなかったのが一番だろ?」
そう答えるしかなかった。

ここにきて調子もよくなってきた(とはいっても上位入賞はできないのだけれど)ところだっただけに、
もう何か悪いものを出し切っているような気がする。
一緒に飛んでいたグループはそのままトップゴールしていた。

わかってる。体が無事でケガ一つしていないことがどんなにラッキーかを。
それでもやっぱり悔しい。

今回の大会、一つもこれといった成績を出していない。
だから悔しい。

回収された後、多くのトップパイロットたちが声をかけてくれた。
そして、明日の最終日に飛ぶグライダーの提供を申し出てくれた多くの仲間に感謝。

明日は最終日。
最後のフライトを思いっきり飛んできます。
posted by Yoshiki at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

ここにきて!

鬱々としたレースが続いていたのに、この日は違いました。
そう、こういうコンディションが私は得意とする条件。

条件を選んでしまうというのが、まだまだ本当の一流には慣れていないというのが
身に染みてしまうわけですが・・・。

それで自分はここではこんなにもうまく飛べないのかという悪いサイクルにはまっていた
自分を奮起させるいいタスクとなりました。
今回上位に入ることはすでに不可能となってしまっている状況で、私は次につなげるために
何を得ることができるかを考えて飛ばないといけません。

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103qのタスクが組まれたこの日、天気概況では、前日のようなコンディションなのではないか
と言われ、警戒をしていましたが、とにかく、ここの予報と現実はうまくマッチしません。

うまくいっていてもそうでなくても、離陸はゲートオープンしたら早く出ます。
そうして少しでも長く飛んで、飛ぶ感覚を自分の中にしみこませていきたい。
いつもそう思っています。

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この日の空は、最初から強いサーマル。
スタートまでは、ほかのグライダーを気にしながらしっかりじっくり高度を上げてのスタート。

なんだか最初からこの日はサーマルがはっきりしている。

集団のトップのほうで飛ぶのが私のスタイル。
そうはいっても前日までのことがあるので、警戒しつつ高度の維持に努めていきます。


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いくつかのサーマルを乗り継ぎながら、この日は、今までとは違う。
サーマルがかっちりしていて下から強く上がっている。
そう確信し始めました。

もちろん、そうはいってもこれまでのことがあります。
突っ走っていく前の数機を観察しながら、強い上昇では高度を上げながら進んでいきます。

トップグループは2つに分かれたり1つになったりしながら進み、
私もそのグループがトップになってもセカンドになっても、高い位置にいるようにしながら進みます。

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今日の鬼門は2つ目のターンポイントの手前、
大きな谷を渡った先の山越え。

高い高度を維持していても、向かい風と山の影のローター(乱流)に突っ込んでいくポイント。
高度は十分とみて、一気に行きます。
この日は、躊躇なくフルスピードを使って行き、グライダーのコントロールを慎重にしながら、
子のローターを抜け、ギリギリ山を越えます。

私より低かったグライダーはここで苦しむことになったようです。
越えられた15機ほどは、その先の毎秒5mを超えるサーマルの恩恵を得て、一気に雲の高さ1900mへ!!

毎秒5mも高度が上がっていくと、1旋回するたびに、地平線が低くなっていきます。
「そうそう!!これがレースだ!!!」
そう叫びながら一気に雲へ。

そのあとは、いかにスピードを上げていくか。
アクセル(スピードコントロールする足で踏むバー)を一気に踏み込んで先へ先へ。
雲を狙って飛んでは、強いサーマルだけを拾って最後のターンポイント。

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サーマルに入ったりシンク(下降気流)に入る瞬間、フルスピードだとグライダーが一気にストール(失速)
する挙動を見せるのを、アクセルコントロールで抑えて、ゴールまでの10qをただひたすら真っすぐ。
その手前で少し遅れたせいで前に行くグライダーを抜くことはできなかったものの、この日のレースを6位で
終了。

ようやくここにきて、ちゃんと飛べた。
そんな感じ。

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あとレースは2日です。
ただ飛ぶのではなく、得られるものを何でも吸収して帰ります。

「今日のおまけ」

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日本じゃ違法改造とか言われてしまうだろうけど、こっちには電動自転車なんかない!あるのは
エンジン自転車!



posted by Yoshiki at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

裏目裏目

今回の試合、ここ数年の中で、最悪なポジションになっています。
どうもそれは私だけでもなく、世界でもトップ10に入る有名な選手たちが同じような状況に陥っています。

だからと言って問題は私にあるのですが・・・・。
攻め方を変えても、先に飛んでもなんだか裏目裏目に出ています。

おかしい・・・・・。

いろいろと話をしていると、わかってはいたものの、普段攻めている飛びタイプの人間たちが
悪い方向悪い方向へと向かっています。

ここのサーマル、強いサーマルのタイミングが短く、しかも、セオリーな発生源にサーマルが発生せず、
そこから離れた場所からサーマルが出ていて、予想が本当に立たない。

ようやく取りついたサーマルは、高く来たおおきな集団に飲み込まれていきます。

そうかと思って集団にいると・・・・・。
進まない。

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レース展開自体がしっくりこないのです。
そのリズムがつかめないまま、考えて考えて悪いリズムにはまってしまっているような感じです。

この日は思い切って集団とは全く離れて飛んでみました。

しかし、途中で撃沈。

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高度600mを切ってしまうとサーマルは本当に弱く、毎秒0.5〜1mの上昇しかなく、それをつかまないと上に上がらず、
1000mを超えるとようやく2mより強くなる。
しかし、先に進むとまたその高度まで下がって探しているとどんどん高度は下がるの繰り返し。

高く高度を行く集団が賢い。それはわかっているのですが・・・・・・。

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結果、またしてもゴールにさえたどり着けなかったのです。

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なんだかブラジルの牛にまで馬鹿にされているような。

この機会に、しっかりと飛びきって自分の苦手なこういうシチュエーションを克服していきます。
残り3タスク。

posted by Yoshiki at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月25日

大会で得られるもの

昨晩はパラグライダーの最大手メーカーであるOZONE社の開発チームマネージなであり、自身も有名なパイロットであるラッセル.オグデンと夕食を共にした。

私も現在このメーカーのチームパイロットである。

クロスカントリーのチームパイロットは私を含めば15人ほどらしい。
その中には福岡聖子選手も当然含まれている。

彼との話は、当然今回の大会での成績についてや、飛びかたに関してからはじまり、現在の競技機では普通になった2ライナーグライダーの特性や、コントロールの話、また、アジアで始まろうとしているACPAへの見解、私が参加する意味なんかの話になっていった。

また、彼は日本が大好き。
日本が好きという外国人が話をすると、必ず景色や文化の話はそれほどなく、それよりも日本人自体の話になる。

彼が訪れたときも、ある日遠くに飛んでいった先で降りてしまったら、そこの土地の人たちが彼をもてなし、言葉が通じなくとも親切にしてくれたと、熱弁していた。

それを聞くと誇らしく感じる。

先行く経済はあまり明るい話のない日本だが、今勢いのある中国や他の国と違い、日本は日本人を誉められる事が多いような気がする。

それはどんなに経済発展しても得られない「資源」なのではないだろうか。

そんなことを感じた夜でした。
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posted by Yoshiki at 19:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レストデイ

本日は休息日。
三日目あたりからボロボロと崩れているので、気分転換が必要でした。

調度いい。

さて、全く気晴らしをしたい気分なのだったので、何をしようかと。

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結果、飛んでいました。
私のボロボロさに廣川選手が誘ってくれたので、よし、気分転換に飛ぼう。
ということに。

結果「空馬鹿」なわけです。

レースではなく、一緒に目的地を設定して飛ぼうと、ただ一番遠い大会のポイントである90km先のゴール地点だけを設定して飛びます。

よしよし、仲良く二人で、レースでもないからゆっくり。

なんて飛んで30分で忘れる展開。
アクセルは踏みまくる、コース取りは全く違う。

結果ゴールまで3時間。
最後はここに来て最高高度1700mまで高度を上げてカッツリスピードかけてのグライド。

そして今迎えを待っているとこです。

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夜はOZONEのメーカーのラッセルと食事。時間に間に合うかな。


posted by Yoshiki at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

相性の悪さと要領の悪さ

大会は前半戦を終了しました。
前半戦の最終日、見事にまた降りてしまいました。

しかもゴールまでもう手の届くところで。

毎日成績が伸びていないことをブログに書くのがつらいのですが、これも明日に繋がる一日だと思い、
記録をつけていきます。

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日曜日ということもあってT.O.にはバラダレスのたくさんの住人たちが、T.O.まで見に来ています。
パラグライダーの大会は、もっと観客が見に来れるようにしていくことが本当に必要だと感じます。
ただ、問題は、パラグライダーの競技の性質上、どこか飛んで行ってしまうので、何かアイデアがないとなのですが。

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この日は94qのタスクが組まれました。
コンディションは変わらないようです。

この日のレース展開は、スタートこそ先頭に立っていたものの、
その集団ごと高度が低くなり、全員が通り過ぎるまで高度が取り戻せないという悲惨な展開に・・・・。

攻めるとこういうことになるのは何故?

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しかもコンディションが弱いので、高度が上がってもなかなか集団が先に進もうとしません。
そう思って先に仕掛けると、風見のようにされてあとからついてくる。

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中ゴール手前では先に行ったところ、それを見ていた集団は行かずに手前の弱い上昇で待っているうちに
それが育っていって雲まで上昇し、そのままゴールへ。

わたしは・・・・・。低く低く飛ぶことになり、結局、ゴール手前の最後の山を越えることができずに
わずか手前1.8qのところで着陸することに。

降りた瞬間叫びました。
自分があまりに情けなくて。

後半戦はいかに自分が自分らしい飛びをしていけるか、そして順位を上げていくか。
終わるまであきらめずに飛び続けます。



posted by Yoshiki at 19:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

大会4日目 初心忘れるべからず

全日の結果の悪さに反省し、備えたタスク4。
ようやくコンディションは上向きになってきたということで100qオーバーのタスクが組まれました。

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スタート前、いつものようにT.O.周辺はサーマル活動が活発になり、それと同時に低い雲がどんどんと
わいてきます。

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スタートの位置を気にしながら雲に入らないようにと気にする1時間。

スタート時からいい位置でのスタート。
先頭を走る集団の先のほう。

いつもいる位置。

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この日、前半、このまま行ける、そう思っていました。

その思いが、この日は、トップになっていこうという初心を忘れた飛びになっていきました。
前半はこのまま行ったのですが、それは中盤以降一気に崩れました。

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前半の調子よいタイミングで飛べていたのは中盤の一度の遅れでリズムを崩します。
ブラジルのサーマルは、最初にそれを取った人間には微笑む者の、遅れて入ってきたものには、同じような
上昇を与えません。
結果、遅れ始めるとじりじりと離されていくことになります。

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挽回するためには、自分が先に強いサーマルに当てていかないといけない。
ターンポイント1を取った後は、ほかの集団よりも200mほど高度が低い中、一人先に進みます。

そしてこれは!というサーマルにヒット。
一気に高度を上げるのですが、集団はすぐ後ろを高い高度で追ってきていたので、
そのおいしいところは高度の高いところでさらに取られてしまい、追いつけない。

それでも十分サーマルは発達している。
こうして私は、集団よりも常に低い高度で進むことになっていたのです。

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遅れても上げ切ればいい。
そういう思いがあった初日と違い、勝つためには常に先行していかないといけないというおもいいとらわれていたこの日。
それが自分を遅れさせていくことになっていったのです。

そのため、低く行き過ぎた私はもう本当に足が地面につくというところまで高度を落としてしまうことになりました。

低い高度のサーマル活動は弱い。
それでも昨日よりは不安定な天気に救われ、高度を取り戻した時には、すでに集団はゴールへと向かって遠くの
彼方に。

せめてゴールだけでもと思い直し、スピードを落としてゴールへ向かうも、あと数キロというところでこの日のサーマルは売り切れ。
ゴール手前6q程のところで着陸する羽目に。

ほとんどの選手がゴールする中、この結果。
パラグライダーは本当に気持ちで左右されていきます。


posted by Yoshiki at 18:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

失敗タスク 大会3日目

この場所に来れているのは、いろいろな人の応援のおかげ。
それに応えるためにも成績を出していかないといけません。

20170120_102147.jpgこの日は飯島町のTシャツを着て参上。

それが空回りした日となりました。

長くて移動が必要な空中待機に、短い競技時間、そしてそこから始まった長い長い歩き。
これが今日の一日。

大会3日目が分水嶺。コンディションや、状況にようやく慣れ始めた3日目が大会の流れを
決めていく。
しかし、ブラジルの空は、選手を競い合わすことより、いかに生き残って行けるかを試しているようです。

この日のタスクは、前日よりも安定した天候(安定するほど上昇は弱い)。

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発表されたタスクは強気の85q

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この地図ではわかりにくいですが、スタートは、T.O.近くからもできますが、かなり風上側に行ってスタートしたほうが、
その次のポイントまでかなり近く、スタート前にほぼすべての選手が20q近いスタート地点までフライト。

しかし、この日はスタート前から高度が取れない。
離陸したT.O.周辺だけが1500m近くまで高度を稼ぐことができたものの、山から離れると、とにかく
上昇が弱い。

あぁ、もう毎日この弱いコンディションに付き合わないといけないのか。
と空中でため息が出るほど。

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なんとかかんとか乗り継いでスタート時間を迎えるものの、高度が取れなくてスタートに向かえない。
何機かが、それでも高度がないとはいえアタックしていき、弱いサーマルを捕まえ、それをみた集団が押し寄せて、
弱い上昇を奪い合う。
そんな展開。

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スタートしてもなかなか進めず、前方には大きな雲。
これは発達しているのだと思い、上昇するでもない集団のなかから、アタック。

しかし、行けども行けども上昇はない。
これではいけない。

コースを90度変えて日の当たる上昇気流の確立が高そうな場所を狙っていく。
しかし、上昇しない。
鳥も出てくるが、羽ばたく始末。

地上まで50mをきっても諦めないで旋回していたが、そのまま地上へ。
同じような選手たちがばらばらとあちこちに降りていきます。

そしてその中でも高い位置にいた数機だけが生き残って弱い上昇になおもくらいついている。

降りてしまえば、その日の敗者。
もうどうしようもありません。

しかも上昇することだけを考えているので、この場所がどこなのか、回収されるまでの道のりは?
は考えていなかった。

牛が放し飼いにされている何もない場所。
そこが今日降り立った場所。

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同じ場所に降りてきたドイツ人で友人のマークと数人のフランス人と、道らしき道を30sのパラグライダーを担いで、
とにかく回収車が来れそうな場所まで移動しようということに。


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1時間ほど歩いてようやく見つけた牛飼いの車は、法外な値段で近くの町までのっけて言ってくれるという。
当然それは断る。

そうしたところに回収車が我々を見つけてくれた。

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みなぐったり。

大勢のパイロットたちがその先のバーに集められているということで、まずはそこへ。
そうすると

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トップ20位にいたほとんどのパイロットもみな近くで降りて、ビールを飲んで管を巻いていた。
私も管を巻く一人に混じります。

こういう日にしっかり点数を稼ぐことが大切。
現に前回の優勝者のステファン・ウィスと、X−ALPSパイロットのアーロンはこの日もしっかりゴールを決め、
総合点数で差をつけました。

まだ、ルール上逆転する余地はあるものの、あとがない厳しい展開。

今日のゴール者はたったの18名。(130人中)
その中に、なんと日本から参加した女性パイロットの高田選手も!
そして、この日の女性トップ。

素晴らしい。

私もこれから巻き返していきます。





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posted by Yoshiki at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月20日

困難な道のり 大会2日目

大会は12日間。そのうち2日のレストデイ(休息日)があるので実際には10日という長丁場の試合。
2日目、3日目をどれだけ堅実にこなせていけるかで、この試合の流れが付いてくる。

この日は、1人のパイロットが2日続けてトップを取るという勢いのある飛びをした。
Tim ボーリンガー というのが彼の名前。
彼の父も有名なパイロット。その2世だ。現在Ginチームに所属している彼が、初日、2日目とトップを取った。
今、彼に勢いがついている。

しかし、前筆したように、この長丁場、まだまだ始まったばかり。
この試合において、私も調子は良い。
自分のスタイルにこだわらないやり方が今回ははまっているようだ。

大会2日目は、コンディションが前日よりも良いということだった。
しかしながら、ベストコンディションにはならないということで、
組まれたタスクは85.58km。

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またジグザグと南下するのだが、前日と違い、2つ目と3つ目のパイロンは本流の風を横に受けて飛ぶ。
ここが勝負の場所かと思っていた。

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ブリーフィングでは、前日のTimのトップが称えられ、競技説明がされていく。
選手は発表されたタスクをGPSに入力していきます。

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フライト前、スタッフに渡されたのは「種」
空中から撒いてほしいということだった。

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なるほど、パラグライダーの活用法として一ついい方法かもしれない。
スタート前に空中からばら撒かせていただきました。

ブリーフィング前後のT.O.周辺は快晴

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その熱すぎる太陽は一気にT.O.周辺に雲を発達させていきます。

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山の上は雲が発達しやすいので、雲が見る見るうちにわいてくる。

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ただし、上昇も強く、離陸後は一気に1400m。
スタート前は大混乱

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スタート直前、雲の中に入りそうになり、急下降してのスタート。
この上昇、この後の展開に期待がかかる!

と思った期待は、わずか10分後には見事裏切られる。
スタートはまずまずのポジションでリーディングしている中の1機として飛んでいた私。

行けども行けどもサーマルがない。
途中で雲の下について何とか上昇するものの、スタート前のあの上昇は何だったのだ?
というぐらいの上昇の弱さ。

じりじりと高度が下がってくる長いグライドをしていると、新型機に少しずつ離されていく。
これはまずい。とラインを変えながら、何とか高度を維持していこうとするが、じりじりと離されていく。

高度も下がり、ようやく見つけたサーマルに先に突っ込むも、上昇が弱く、あとから来たグライダーに上に入られていく。
この展開は良くない。
しかし、慌ててもだめだ。

いくつかのポイントでアタックするが、強い上昇には当たらず。
ここはしっかり生き残りを考えて進むことのほうが重要だと考えを切り替える。

s_DSCN2224.JPG
数機は高く上昇して抜けていくのを見送りながら、自分に今回のフライトのあり方をもう一度言い聞かせる。
何度も降りそうな高度になりながらも、粘って粘ってつないでいく。

前方に見える大きな集団に少し遅れながらその次の集団の前を飛んでいく。

s_DSCN2226.JPG日本から参加の成山選手


s_DSCN2233.JPGもう一人の廣川選手

弱い上昇にしがみつきながら、高度を稼いでは先に進むが、進むと高度の沈下が大きく、
また上昇しての繰り返し。
なかなか進まない。

かといってここで焦ってもいいことがない。

この日の一番のサーマルはゴール手前10q地点。
最後の最後で毎秒5mを超える上昇。

あーーーーーもーーーーー、これを待っていたのに!!!!!

グライダーを一気にバンクをかけ上昇。

s_DSCN2231.JPG

そして、ゴールまでの最後のグライドは、十分高度を稼いでフルスピードで飛んでいく。

s_DSCN2237.JPG

時速は80q/hを出していた。


しかし、この日のトップ3機は私よりも16分速くゴールを切っていた。
この日の結果は37位。
ポイントは873点と思いのほかついたが、トップと100点の差がついてしまった。

総合成績は9位。

それでもキープはしたか。
前半戦の3日目。勝負所です。

posted by Yoshiki at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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