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2019年08月18日

やってしまったタスク9と日本を掛けたタスク10

今回の大会では、10タスクがすべてできるといった
素晴らしいコンディションに恵まれた。

タスク9では、私は上位に行くために、前半戦から攻めていた。
しかし、気持ちが焦っていたようで、人よりも高いことをいいことに前に出て、
そのまま地上人となる大失態を犯してしまった。

ルール上、ダメなポイントを4タスクごとにリセットできるが、
悪いpointをすでに2つもっていた私には致命的だった。
この大会で、上位を狙うことはこれでできなくなってしまったのだ。

あと、最終日を含め、2つが上位にいれば10番手台には入れるはずだっただけに
本当に悔しい。試合の後半戦で、悪い癖が出てしまった。

そして迎えた最終日。

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この日の時点で、日本チームは3位。
チーム戦では、毎日チームのポイント上位2人を使ってpoint計上していく。
これまでのタスクで、日本チームは必ず2人はゴール、もしくはいいpointを取っていたので、
上位に食い込んでいた。
ここで表彰台に上がれば、世界選手権で国別で表彰台に上がるのはアジアで初めてになるという。

ここは気持ちをチーム入賞に切り替え、飛ばないと。
日本チームでは廣川選手がこの日の成績次第では表彰台もありうるところまで来ていた。

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最終日は96qのタスク。
これで最後のクルシェボの空。

国別でこの日が始まるまで、イタリアが1位、フランスが2位、日本が3位、以下スロベニア、スペインといった強豪国が
ほぼpoint差がなくひしめき合っている。

T.O.前の気合はどこの国もすごい、そして、世界で最も強豪のフランスは、首位奪回のために、
T.O.に入るのは全員が一番手とすごい気合。
私も負けるわけにはいかない。

空は今までになく冷えていて、積雲ができている。
今までは2000mまで行っても、少し涼しいくらいの空だったのに、寒い!!
手がちぎれそうになる。

スタートまで1時間以上ある中、この中で高度2500まで上がるが、あまりにも寒くて高度を落として2000mのあたりをキープしながら
飛ぶ。

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スタート前には高度を戻し、スタート。
この日はサーマルがなかなか荒れている。
空が寒いからサーマルも少し狂暴にっている様子。

スタート後、高くなったグループは山側を南下。
私は少し低いものの、その先を考え沖を走る。

2つ目のターンポイントでほぼ全員がまた同じ位置。
ここから東へ。
この日は前日のこともあり、高度を落とさずに行く。
という自分のルールを守り、高度を極端に落とさないように進む。

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大分慎重に飛んでいた。

ターンポイント3つ目もトップ集団の最初の方にとる。
ここから西へ。

西へ行くとき、集団はより北のコースへ行き、サーマルを上げるが、
ここは小さな小山に挟まれたいつものサーマルスポットへ一人走る。

ここで一気に高度を稼いで、有利に進めようというところ。
しかし、確かにサーマルがあるものの、弱く、強くなり始めたころには、
先に行く集団が高く、私を通り過ぎていく。

同じサーマルに廣川選手。
ここで雲の高さまで高度をしっかり上げ、トップ集団を追う。
集団は少し低く飛び出したおかげで、この先の山で高度が低くスタック。
そこを我々が今度は高くパスする。

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しかし、ここで5機ほどが非常に高い高度に突き抜け、さらに先を進行していくことになった。
我々はそれを追う小グループ、そしてそれを追う大きな集団

その次はまた東へ。
ターンポイントを取った私は少し南下しながら進む。
一緒に行くのは廣川選手。

しかし、高度は低くなっていく。
そのまま西のポイントに向かう廣川選手に対して、さらに南で上げている一機のグライダーを見つけた私は
南下。そしてサーマルを当て、西へ。

しかし、その先でさらに強いサーマルを当てたトップグループ、そしてそれに続く廣川選手。
私はそこに追いつけず、集団に巻き込まれていく。

最後のターンポイントを取り、南下。
後はゴール。

集団の後方になった私は、ここで集団とはコースを変え一気にまっすぐ進む。
そしてゴール。

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トップから3分遅れてのゴール。
廣川選手も9位でのゴールとなった。

成山選手は途中まで攻めていたが、ゴールにたどり着けず、平木選手は更に1分後にゴール。

日本はこれで上位に2名がゴールし、後は結果を待つのみ。
スロベニアチームも2名が上位ゴールだけに、かなり微妙に思える。

そして、夜、結果がWeb上で発表された。
結果



日本 3位 


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快挙の瞬間!!
やりました!!!

個人の順位は振るわなかったものの、チームとして最高の結果でした!

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残るは表彰式、そして帰国です。


posted by Yoshiki at 16:04| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月16日

あの時こうすればというIFを言いたくなる

ここにきてやってしまった。
休日を挟んでのこの日は、今までとは違い、どよんとした雲が浮かぶ空

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試合前には友人のPALが怪我をしてしまうアクシデントもあり、なんだか
気持ち良い空ではない感じ

コンディションは今までと違ってしまっていると考えて飛ばないとです。

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65q程のタスクが発表され、この日のコンディションの説明がいつものように行われていきます。
見た目ほどには悪くない予報、そして少し強めの北風

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空への滞空は問題ないので、ブリーフィング後はすぐに離陸。
空へと出ますが、やはりいつものようにすぐには高度も上がらず、
空気が少しねばっこく感じます。

スタートは沖の真ん中にある小山まで行ければ一番効率が良さそうなのですが、
難度が行ってみても、たどり着くより地面につくほうが早くなりそうで行けず、
それでも沖の高い位置からスタートを切ることに成功。

山側に行く2組に分かれたのですが、結果、我々のほうが断然いい位置。
そのままスタートから最初のターンポイントに。

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2つ目のターンポイントは平野の真ん中。
私はそのまま東の山へ向かいたかった。
次のターンポイントは同じターンポイントを中心に10qの先365°どこに向かってもいいpoint。
しかし、集団はそのまま引き返す。
そっちは行きはいいけど帰りは向かい風。
しかも少し空の様子は良くない。

しかし、集団の心理、そしてレースであるがためにそこから抜けられない私の弱さ。
そして次のターンポイントはとったものの、予想通り向かい風の弱いサーマル。

私は何を焦っていたのか、低い高度で先へ先へと行き・・・・
そのままランディング。

まさかの。

遅れていた組は私が行きたがった東側に行き、そのままトップグループに追いつき、
ゴールまで。その中には今日本チームトップの廣川選手も。ついてる男にはつきも味方している!!

とにかくあと2つのタスク。
精一杯やっていくだけ!!

posted by Yoshiki at 15:36| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月15日

休息日

7日間のレースで、人も道具も疲れています。
8日目は休息日。

各々が休息をそれぞれに取ります。
日本チームは朝からグライダーのチェックと調整。

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毎日過酷なレースになってますが、レース用の機体はやはりミリ単位の違いが勝敗を分けることもあり、みなそこに気を使います。

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特に新しい機体はそのずれが出やすいので、私も自分の機体に気になるところがあったので、徹底して調整。

お陰でやたら時間がかかってしまいましたが、これで明日からまた全力で飛べます。

チームの半分はその後観光に行きましたが、私も行きたい思いはあるものの、グライダーのメンテナンスのあと、身体をしっかり休めることに。

お陰で気力充分!
明日からも気合いいれて頑張ります!
posted by Yoshiki at 14:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月14日

課題はゴール

大会7日目
選手たちに疲労も出始めているこの日のタスクは、昨日のレース内容のこともあり、
短めのひねりのないレース内容。とはいっても100q

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この日のレースはとにかくスタートとゴールが鬼門となるものになった。
スタート前、選手たちはより距離が短い平野からスタートすることも考えていたが、
上昇が弱く、高度が上がらない。
なし崩し的にほぼ全員が北の山からスタートを切ることになった。

スタート後は、それまでの上昇の弱さが何かの冗談だったかのような強い突き上げる
サーマル。時折アンコントロールになるほどの上昇で2500mの世界へ

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そのあとは南下。
私は少し遅れるが、コース取りを変えたことで、再び2500mのコンバージェンスラインに乗り、
トップグループの先頭へ戻る。

レース内容は順調
次のターンポイントで上昇し続けながら切り返して行くが、少し低く廣川、成山選手が飛び出していく。
私を含むトップグループはそこで強い上昇で3500mの高さまで上昇してから一気に谷を渡る。

ここで廣川選手たちはより南下、我々は北のコースを取る。
ここが分水嶺。

谷を渡った山の上にラインのように長いチェックポイント
山は西風(正面からの風)で高度を急激に落としながらなんとかポイントを取り、
ゴールへと向かう。
高度を落としてしまうが、今度は強い上昇がなく、ゆっくり高度を上げて進むことになる。

そこへ、ビックリするほど高い高度で来たのが、なんと廣川選手。
「まじか!!!」
そうつぶやいてしまう光景。

我々をパスしてゴールへと向かう。
我々も何とか高度を取って追いかける。

しかし、その差はかなり開いている。

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そのまま攻めていく廣川選手に勝利の女神は微笑んだようで、彼がさらに強い上昇で
ゴールまでの一手を手に入れた。

そこに入り込む我々だが、思うほどの上昇はなく、ゴールまでぎりぎりの高度。
またか・・・・。

そしてゴールまで後2qというところ、時間ゴールのラインを先に切った廣川選手はラインを切った後、もう地上まで
の高さがないところでサーマルを捕まえている。
私も後時間ゴールまで400mというところで、サーマルを捕まえる。
後少し上げればよかったとはこの後の後悔。
我々グループのほとんどは少しだけ上げて時間ゴールを取り、同じサーマルに戻った。
ここはもう時間との勝負なので、私もとり、戻る。

サーマルには戻ったものの、徐々に失われる高度。
地上すれすれまで粘るが、あえなくランディング。

戻らずそのままゴールラインへ勝負をかければよかった・・・・。

廣川選手は何とかそこで生き残り、ゴールを切り、この日世界選手権では日本人初めての
トップゴールを飾ることになった。

このままゴールできていれば私も総合トップ10に入れただけに、悔しい思いが募る。
しかし、彼のおかげで日本の順位は2位となり、トップのフランスに迫る勢い!!

明日はレストデイとなるので、グライダーチェックをしてゆっくり休息をとり、あと3本の
タスクをきっちり攻めていこうと心に誓った。



posted by Yoshiki at 15:41| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月13日

長い長い戦い

朝、起きてからのルーチンは、このブログを書き、朝食を食べ、ゆっくりストレッチをして体を整え、
そこから出かけ、日本チームでチームリーダーブリーフィングの内容と、昨日のフライトについての
フィードバック、そこからテイクオフへの移動、準備。

この日はすべての準備を終え、タスクを待つのみでしたが、そこにはスクール生や、お客を飛ばす
イゴールの姿が。
毎日私の飛びを注目してくれた様子。見ていてくれる人がいるのはうれしいことです。
これだけ飛べるエリアのポテンシャルの話をしていると、春はこんなもんではない。ということを言っていました。
更にすごいのか。すごいなこのエリアは。
そして最後に今日はあんまりいい日ではない。というようなことを言っていた。
「俺なら今日は飛ばずに家で寝てるね」

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発表されたタスクは130qと今回最長のタスクとなった。

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スタートから南下、そして北上。
単純に見えるタスクだけれど、その実、沖を行くのか山を飛ぶのか全くレースの様相が変わる
選択の難しいタスク。

しかも南下するにつれ、風は東から南東に代わって、アゲンスト(向かい風)に飛んでいかないといけない。
高度が取れれば問題ないのですが。

今日は離陸場(T.O.)の風はしっかり強めに入っています。
離陸すると、高度は上がりますが、東の風は少し強め。
サーマルに乗っていると流されていきます。

68905712_1420354271436425_5550741683819249664_n.jpgPhoto by Xevi
↑私です。今回は紫に白のグライダー

高度はゆっくりですが、確実に2000mを越えていきます。
選手たちは高度を上げると皆山から離れ、沖へと移動していきます。
スタートは沖から南下。
そうすれば、山側が働いていても移動もできますし、基本は沖側で行くのが
セオリーだと考えた結果。

スタート直前。2,200mの高度に達していた我々、そしてさらに沖には低い高度の小さな集団。
山側には数機が残っていました。

スタートと同時に滑空を開始。

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まずは沖の西よりを集団が飛んでいきます。
そして先頭を行くグライダーが山側を飛ぶので、集団は山側に近いところにコースをシフトしていき飛んでいきます。
そして30q飛んだ先にあるマケドニア第二の都市ビトラ上空。

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ここでは上昇あるだろう。
そして一気に南へ!

と思っていたのに。全然上がらない。
80機以上いるグライダーがそこで30分以上進むこともできずに旋回を繰り返し、
高度を上げるために右往左往。

地面の熱と上空の空気の温度差がそれほどない様子。
イゴールが言っていたのはこういうことか。
そう感じながらひたすら高度を維持、そして少しでも上げるようにグライダーを移動し続けます。

ようやく少し高度が上がり南下を始めますが、この先が思うよりも強い南風。
山のリーサイド(風下側)に入って何とか乱れるサーマルを取っては進むのですが、
この時点で30機以上のぐらいだーが地上人に。

負けてなるものか!!
そういう思いで何とかサーマルを拾ってターンポイントを取り、北上。
少しはホッとするものの、気を抜けない。

時間は15時を過ぎています。
時間を使いすぎた。この日のレース終了は17時、
あと2時間で残り70qを飛ぶのはこの条件では厳しい。

かといって急いで進めるほど上昇は強くない。

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時間との闘い。
いつもよりも小さな生き残った集団は弱いサーマルを使って上昇しては北へ北へ。

この時、日本チームの無線で判明したのは、スタート時我々よりもさらに沖を飛んでいたグループが
我々を抜き、さらに15q先行。その中には廣川選手もいるということ。

とはいっても距離が離れて視認はできず、こちらはこちらのコースで進むしかない。
西日になっている西側の斜面を狙ってはその山に張り付き、高度を上げては進むが、
サーマルは基本弱い。

何とかひっかけて上昇して進むが、この時点で16時。
タスクコンプリートはもう難しい。
しかし、それでもできるだけ距離を伸ばしていかないと!!

その思いで先へ先へ。

最後は日の力が弱くなった西日を浴びながら距離を伸ばし、この日8位。

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私より距離を伸ばしたのは沖を進んでいた廣川選手以下のグループだった。
結局この日は5時間半飛んでゴール者は出ないレース。
しかし、得点は大きく、日本チームの総合も6位まで上昇。

後7日。
明日飛んだあとは一日休息日。

まだまだ上位を目指して飛びます。


posted by Yoshiki at 15:01| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月12日

勝負どころ

大会5日目、レースは中盤戦。
レースは100q

毎日120機のゴール者を出すレースは1点が大きなポイントとなってきています。
かといってこのままだと順位も上がりません。

昨日のレースでは平木選手が女子では1位となり、発表されました

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総合では友人のジュリアン

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負けられない

勝負処を見誤らず勝負をかけていかないと・・・

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レースは谷を東へ西へと降りながら南下していくものになりました。
スタートポイントが山側でも取れるのですが、とても遠回りになり、選択肢としてはない。
なので沖のラインで待つ必要があります。

この日は北東風がいつもより少し強め。
離陸して上昇しますが、やはり正面から吹く風が強く、上昇するたびに後ろに流されていきます。

これは沖に出ていくタイミングは何機かと行かないと厳しい。
上昇しながらグライダーが上がってくるのを待ち、集団になったところで少しずつ沖へ出ていきます。
雲一つない空。

上昇気流を探すのは、広がりながら進み。誰かがあてた上昇に乗っていく。
それを繰り返していきます。

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スタート時間、一斉にスタートパイロンへ。
まっすぐ進むのでなく、いい上昇のラインをつかみながら行くように右へ左へシフトを繰り返しながら
進み、ポイントを取って折り返す。

ここからテイクオフへ戻る

途中のサーマルは強いものだけを使って一気に進む。
集団がまとまってきて、私のポジションも先頭10人の中に陣取り、
高度も悪くない。

ただ、全く油断できない。
ちょっとしたタイミングとコースで不利になったりする。
そんなレース

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グライダーが相変わらず右の翼端がつぶれるけれど、ケアしながら進む。
スピードは常にハーフアクセル以上。

ターンポイントを最後から二つ目をとって折り返すと、私の先にはジュリアン、そしてその先にはスロベニアのユーリ。
2人ともいいパイロット。そして私より低く突っ込んでいる。
最後のターンポイントを取ってゴールへ向かうだけ。

集団より早く離脱してしまったので、高度が低いが、先行く二人はもっと低い。
ここは勝負所。

ジュリアンが途中でサーマルをヒットするが、それにはうまく入れず、また、ユーリが行くのが見えているので
先に進む。
前には大きな町と山。
サーマルが出る要素は十分
なはずだった

私のすぐ後ろには高度が十分すぎる集団。
もうこれに勝つには先に進んで上昇で一気に上げて進むという選択肢しかない

しかし、行けども行けどもサーマルはなく。
ターンポイントも何とか取ったという状態。

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ゴールまでは1mも高度を無駄にできない高さ。
そのためスピードを出せず、40人以上に抜かれ、3分遅れ50番手。

しかもユーリはゴール手前で着地してしまう。

なんだか今回の大会、ゴールレグがうまくいっていません。
そこだけ払しょくできれば!!!

残りタスクも勝負所をみきわめていく!

posted by Yoshiki at 15:14| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月11日

勝利の女神は攻めるものにやってくる

大会4日目

とにかく飛べないという天気になりそうもないクルシェボの空。
4日目の空も快晴。

この日はついに100q越えのタスク。
111qのレースです。

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山の中を通る前半と沖に出て、風に対してアゲインスト(向かい風)に向かう
パートが難所。

気温は数日前よりも少し上がっていうことですが、その影響はあまり感じません。
ただ、3000mまで上昇できるような2日前のような状況ではありません。

離陸は早めに。
これはいろんな選手が感じているらしく、タスクが発表されてから
選手が離陸するタイミングは全体的に早まっているように感じます。
といっても私は早めに離陸しているので、本当のところどうなのかはよくわかりませんが。

とにかく、空に上がってくる選手の動向は早くなっています。

上昇して少し北の空へ。
スタートポイント近くで上昇を探します。
上昇は2500m付近で頭打ち

選手たちがその空域にどんどん集まり、スタート時間を迎えます。

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スタート直前に少し高度を落としてしまったために、スタートを少し遅らせざるを得ず、
後追いのスタート。
この山の中を進むパート、とにかくサーマルにあたると”ドカーン”とグライダーが
持ち上げられ、それを抜けるとジェットコースターのように一気に高度が下がる。
もちろんグライダーは挙動が大きいのに、スピードを落とせなくてアクセルを常に
踏んだり戻したり、グライダーもコントロールが忙しい。
時折風に追われて80q/hを越えていたりもします。

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何とか山のパートをこなし、この山からいつもの平野に出る直前の山、
私はサーマルを感じ、少し北寄りにコースを取り、そこでサーマルにヒット。

平野に出る前に一気に上げる!
そう思って上げ、ほかのグライダーも追随してきます。

高度を上げ切り、良し、行くぜ!!
と沖にグライド開始。

あれ?
一人?

他のグライダーはなぜかもっと北寄りのコースに集団で移動していきますが、
理由がわからん。

ということで私は迷うことなく一人沖へ。

この時にかなり低高度を行く、ティラン選手がOudie5のGPSでは確認していましたが、
彼は低すぎて参考にならず。
すげーな、この高さで沖に出てるのか。という感想のみ。

とにかく進む。
とはいってもこの時点でまだ半分の行程。
ここで早く先に進みすぎてそのあとの展開がきつい

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なのでスピードを少し落としつつ、サーマルを拾いながら、後続が追いついてきたときに有利な位置をキープできるように
飛びます。
次のターンポイントを取るころに集団が追いついてきたので、合流して先に進みます。

ここから北へ、風上に向かうパート。
集団の力で苦労なくターンポイントをゲット。

そして最後のレグ。
ゴールへとあと20q

それでも先頭の方を飛び、かなりいい位置でのレース運び。
これでピースがはまればトップ5でのゴールも問題でないという状態。

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フェリックス選手が仕掛け、彼が一気に高度を上げる、
それに続いて沖に出つつ私も上げていく。
しかし、彼の上昇は上手い!!一個抜けていく。

トップにいた5機ほどが他のグライダーよりも100mほど高くなりグライドを開始。
私はそこに少し届かず。
しかし、GPSでは何とかゴールに届く高度。

ということで一気にグライドを開始
だったのですが、ゴールが近づくにつれ、高度は思いのほか下がり、これでは
ギリギリという高度。

昨日のことが思い出されます。
昨日はそれでも最後に何とか助かったけれど、この先の条件ではかなり厳しく見えます。
フェリックスたちのグループはそのままゴールがいけそうだけれど、それ以下のグライダーは
厳しく見えます。

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私は東で少しだけ上げ始めたグライダーを見つけ、遠回りでも堅実にそちらを選びました。
しかし、多くのグライダーは低くともそのまま進み続け、あわやランディング!というギリギリのところで
サーマルをヒット。
しかし、私はすでに弱くともサーマルをヒットしていて行くに行けない状態。
くぅ、ここで弱気を見せてしまった。

結局最後まで攻め切った人たちに10分遅れゴール。
これは読み切れなかった。

4本のレースを終え、パラグライダーの特別なルールである採点方法のため、
4本のうちの悪い点数が1本消え、順位は31位まで落ちましたが、逆に私には貯金もできているので、
まだまだ分からない状態。

レースは日程として中盤戦。
ここからここから!!!
posted by Yoshiki at 14:39| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月10日

九死に一生を得る

大会3日目

朝は珍しく空に雲。
といっても天気は良いには変わらないのですが。

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ただ、毎日の天気の変化はコンディションの変化。
朝の天気も気にしていかないといけません。

まだ前半戦。ここは気を抜かずにかっちりゴールを決めていきたいところ。
この日のレースは83q。
スタートを山側から周り、最初のターンポイントはこの広い平野の一番北。
そこから平野の真ん中を南へ25q、そして折り返して北へ15qでゴールといったレース。

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初日のグライダーの翼端の潰れに対して原因となる右翼だけ、少しのグライダー調整を行い、
昨日は問題は改善されたように感じるものの、少しだけグライダーパフォーマンスが落ちているようにも
感じる。

この影響が今日の最後に出てくるとは思わなかったけれど・・・・。

離陸は私はいつものように早くに出ていきます。
地上で待つより、空でコンディション見ながら待つほうがいい。

離陸後は昨日よりは高度が上がらない。
なかなか1,500mを越えていかない。上空の風は北東、なので、最初のスタートポイントに対して
ストレートに行くよりも北上しておいてスタートしたほうがスムーズだと北へ北へ行く。

時間がたつにつれ、ようやく温まってきたのか、少しずつ高度は上がっていくが、
全体的に弱く、昨日のイメージでは危険。

2,000mをようやく越えてきたのもスタート前30分。
最初に離陸した私と10機ほどが苦労して進むのに、後の人たちはこのポイントまで来れないのでは??
これはスタート有利か??

とほくそ笑んでみましたが、そうは問屋が卸さない。

ほぼ全員がスタート前数分前に同高度まで高度を上げてきた。
...さすが世界選手権

スタートはいつもの通り大集団。
もう混雑の極り

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まっすぐ進むのにも上下左右すべてにグライダー。
その中でラインを見ていかないと高度が下がる一方です。

高度を定期的に上げ、ターンポイント1を無難にとり、南下。
いい感じに最初のグループで進む。

ここから山を離れるので、集団を崩していくことにメリットは少ない。
そしているのはトップ集団。
周りに飛ぶメンツもよい!

しかし、少し離れてもすぐ後ろになったグループも追いつき、時に追い越され
ほぼ一つの集団になって進んでいく。

ここはテクニックというよりも駆け引き。

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南下していくと東の山の空は明らかに不穏な雰囲気。
”ピカ!!!!!”

えッ??今なにか光りましたが...。
チーム無線でも雷が!!という話になるが、悪い天気がこちらに来ないことを祈りつつ先に進む。

最後のターンポイントを取り、折り返し。
10番手ほどの場所でゴールへ向かう。
こうどは少し足りないが、先にある上昇を使えばあるいは??

それよりも私より先に行き、低い人たちは躊躇なく進む。

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スピードを上げ、できるだけ滑空をよく飛ぶ。
それだけを考え、効率よく飛ぶ為にアクセルを踏み込み、ブレークコード(ハンドル)から手を放し、
その代わりにライザーでグライダー全体をコントロールすることに徹底していく。

高度は微妙。
でもそのスピードは下げない。
確かにところどころサーマルがあり、何とかそれでゴールまで高度100mほど残せるのではないかというところの
残り6q地点。

それは突然だった。
前触れなくグライダーの右翼は一気に潰れ、グライダーの2/3が無くなる
時間さなく一気に右にダイブするグライダーをライザーを引き込み、強引に止める。
ブレークを持っていないので反応は遅れる。
しかし、できる操作をするしかない。
ライザーを引き込んだことで旋回は止まったが、そのままストールに入る。
何とか旋回するグライダーをとどめながら、失速の状態から回復しなくては。

一瞬下を確認。
高度はある。

まだ最悪ではない。
グライダーが失速状態で一瞬安定した瞬間にブレークコードを取り、今度はグライダーに衝撃を与え滑空方向に
もっていく。
今度はグライダーが一気に自分の前に出ながら旋回しようとする。
失敗。
もう一度ストールへ。
すぐにもう一度前へ。
今度はセンターから飛び始める。
行き過ぎた勢いだけを止める。

グライダーセンターが通常滑空をはじめ、残りの翼端を修正。

何とか回復。
状況確認。

一気に高度を100mロスした・・・・

ゴールまでぎりぎり届かないかもしれないという高度。
もうスピードは上げられない。
この時間に20機ほどに抜かれる。

しかし、試練はまだ続いた。

時間計測のゴールラインを切って、そこからゴールラインまでは2q。
その距離を飛ぶ高度がない。
しかし、それはどうやらトップ集団全員がそうだった様子。

私も時間計測ラインを取った時には対地100m、
でもここで降りたらタイムポイントはつかない。
ここから長い長い弱い上昇との闘い。

同じような高度に数十機のグライダー。
真下は敢え無く着陸してしまい、我々を見上げるパイロット。
あんな風にはならない!!!!

弱い弱い上昇を丁寧につかんであまり変わらない高度をひたすら旋回していく。
徐々に、徐々に上がっていく高度。

風はゴールとは反対。
旋回するたびにゴールが遠のくが、それをかまうよりも、まずは高度を上げること。
時間計測は終了しているので、どれだけ時間をかけてもゴールラインにたどり着けばよい。

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格闘してどれくらい時間がたって、どれだけ旋回したんだろう。
ようやく上昇は安心できるくらいに強くなる。

周囲のパイロットがみな雄たけびを上げる!!
俺たちは生き残った!!!

そして十分すぎる高度を残してゴールラインを切った。

この日私は2回生き残った




ゴールできていれば10位ほどだったが、結果30位。
それでもポイントは960点つき、ゴールもできたので
良かったとしよう。

グライダーは小さな潰れが改善したことで、グライダーが耐えていた分、
それを越えた反動で一気に失速したのではないだろうか。
明日のセッティングは少し変えていこうと思う。

現在3日間が終了した時点で18位。
国別は11位
だけれど両方とも点数差は僅差。

まだ前半戦。
ここは焦ることなく明日以降も飛んでいきます。
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2019年08月09日

世界選手権2日目 試練の展開

初日の大量ゴールで、タスクコミッティはタスクの難易度を上げる必要を感じていたらしい2日目のレースは
スタートが平野とは反対の山の奥。
山といってもこの辺の山はすそ野が長い、だらだらとしたそれほど高くない山。
それにプラスして、低い高度の気温元率が低いので、高度を落としてその中に入ると、非常に上昇が難しい。

P8080139.jpg

この日の最高高度は3,200mまで上がるという予報。
高い高度をどう使うか。最初のターンポイントを高く取れるかがこの日の一番のポイント。

離陸場の風は基本的に弱く、風が安定していない。
そのためにメインである東の離陸場ともう一つある西の離陸場を両方開放されているが、私は
さっさと東から離陸。

昨日よりも活発なサーマルに乗り、早々と2,000mを越え、3,000mの高さへ

P8080149.jpg

早くに離陸しているので、空は数機の貸し切り状態。
しかしそこは世界選手権。時間を追うにつれ同じ空域帯にどんどんと供給されていく。

スタート前にはいつも通り、ほぼ全員が同じ高度に達していた。
そこからスタート。

P8080140.jpg

悪くないスタート、でも予想以上にそこからターンポイントまでは上昇もなければ向かい風で高度の落ちも早い。
しかし、進むしかない。
大きな集団が広がるように進んでいく。

私よりも低い高度の何機かは、弱い上昇をつかんで、何とか上昇をしようとしている。
しかし、ここで止まるより先に行く選択肢を選ぶ。

ターンポイントは山の対岸。
その先で上げることも考えたが、先に行くグライダーはそれもかなわず、折り返す。
それなら無駄に高度を使わず、ターンポイントを取ってすぐに折り返す。

目の前の山は越えられるか越えられないか微妙なライン。
しかも裾野は広い。

これはぎりぎりの選択。
行く先を見ながら周囲も見る。
北の尾根の上に砕石場。

これしかない。
私はその集団でさっさと進路変更。
それでもギリギリの高度。

何とか対地高度100mくらいで砕石場に到達。
予想通りの上昇。
低いので不安定にグライダーが動く。
何とか少し高度を上げるという行為を繰り返していくうちに上昇気流がしっかりしていく。
同じようになだれ込んでくるグライダーたち。

しかし、それより低い高度のグライダーはそこにたどり着けていない。
まじか???あの高さ大丈夫なのか??
降りるとこないぞ!!

しかし、自分もかまっていられない。
必死に上げていく。

ふと空を見上げると、そこには信じられないほどの高さを行く集団。
最初のターンポイントに向かう途中、私よりも低く、弱い上昇に取り付いていた集団が、
起死回生のサーマルで遅れながらも高い高度のままターンポイントを折り返してきたらしい。

我々の集団には、世界のトップクラスが多く入っている。
ここは慌てず、あとを追いかけるしかない。

砕石場の熱く温められた上昇で2,000mを軽く回復して先に進む。
その先には平野に出る前の山。
その上は雲底が黒くなる雲が急激に発達している。

そこに先に行く集団は入っていくと同時に急激な上昇。
私たちもフルスピードでそこに突っ込んでいく。

上昇値は5m/sを越え、見る見るうちに景色が変わる。
雲に入るのは厳禁なので、上昇が続く中、雲から離脱するように先に進む。

P8080151.jpg

同じ集団でもコースを大きく、北、真ん中、南側を進む小さな集団に分かれていく。
それぞれの思惑の中のコース取り。

私は南。
雲が切れ、早く温められ、コースに対して最短。

P8080148.jpg

そこから15qはただひたすらに前の集団を追う。
正解だったのは北のコース。
雲の切れ間を使い、高度を落とすことなく15qを飛び、次のターンポイントにはもう前の集団に追いつく。

だからと言って慌てても高度を落とすだけで、結果遅れてしまう。
なのでここは確実にと考える。

先に行く集団には廣川選手も良い位置で飛んでいる。
何とか追いつきたいけれど、同じ性能のグライダーでスピードを上げても高度を落とすだけ。
落ち着け、落ち着け、と自分に言い聞かせる。

ターンポイントを取り、残りは最後のポイントを取ってゴールまでの25q。

高度は3,000m。

いいタイミングで高度を上げたので、ここで一気に前にいく。
直線的にスピードを上げた私に対して一緒にいた集団は少し進路を北にとりながらスピードを落とす。
勝負どころの違い。
私はもう戻れないので一気に進むが、高度を落としてしまう。

それに対して高度を維持していた私といた集団はその先に行く先頭と合流して
ゴールへ。
この少しのコース取りで、私は大きく後れを取り、トップグループの最後尾でゴール。

P8080163.jpg

結果5分遅れの44位。何とか949点が取れたので、良しとする
まだ2日。

ちなみに最初に高度を落としてしまった30機がそのままランディングしてしまいましたが、
木の上に着陸などの事故はゼロ。

よし、まだまだこれから!!


posted by Yoshiki at 14:37| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月08日

世界選手権、最初の戦い

ついに戦いの火ぶたは切って落とされました。
初日も相変わらずの快晴。
予報ではしばらくこの天気は続くということなので、
最高の戦いができそうです。

日本選手チームも全員が士気が高く、良い状態で挑めています。
チームの岡さん、長島さんのサポートもよく、ストレスない試合。

P8070085.jpg

この日の天気予報は風が全体的に弱く、そして高度は3000mまで上がる予報。
レースは81.5qのレース。
スタート位置を山側にするか、沖に出てしまうかというチョイス、そのあとの
北へのコースを山側に行くのか沖をストレートに行くのかが選択肢として
あるのではないかと予想するも、あとは空中に出てみて、柔軟に判断ということに。

P8070086.jpg

準備を終え、離陸に備えます。
離陸場に入るゲートは一つ。
ただし4機が十分に広げられるスペース、手伝うスタッフも大勢いるのでスムーズ。

P8070083.jpg

いつものように早めに離陸。いざ初戦の空へ。

P8070104.jpg

高度は最初上がりが悪かったのですが、徐々に2000mに到達し、山奥に移動して一気に高度は2500mを越えます。
時間があるので、可能な限り上げようとしますが、次々に離陸してくるグライダーが集まってきて、
150機近いグライダーが上昇気流に集まるので、なかなか気を使います。

グライダーの調子もよく、落ち着いてみていられる。
自分のセルフチェックもいい感じです。

最終的には3,000m近くまで上がり、スタートを迎えます。

P8070112.jpg

スタートは良い位置。一気にスタートする選手の中で前の方でのスタート。
高さも悪くない。

スピードを出しすぎず、高度を維持しながらほかのグライダーを観察しながら
進みます。

最初のレグ。
ターンポイントは先にある谷を越え、山の奥。

谷の手前で多くのグライダーが上昇するのですが、少し高い私と数人は先に
進みます。一緒に行くのもフランスチームや、良く見知った選手というキレイどころ。

山の高さでターンポイントを取り、折り返してサーマルに入る。
後ろで高くなった集団は高さを生かしてターンポイントを取り、折り返して
我々のサーマルに入ってくる。

先行しても高さが物を言うのはやはりこのエリアの特徴。

ここからはひたすら集団の中でのレース。
途中、サーマルの中で隣にいた選手のグライダーがつぶれ、修正しようとしたところに
運悪くグライダーがいて空中接触。ぶつかられたグライダーはラインが切れて修正不可能。
すぐにレスキューを開いて降りていくというハプニングがありましたが、
集団は高度を上げて先に進みます。

P8070110.jpg

最後のターンポイントも順調にとり、最後のゴールへ。
高度を稼いで進みますが、GPSデータではゴールまでまだ300mほど高度が足りない
という20q弱手前。
トップを行く選手たちはスピードを上げ一気にゴールへ向かっていきます。

このままでは確実にゴールを切ることができない。
確かにこの先はところどころサーマルはあったし、あるような雰囲気。

しかし確証は持てない。
それでも私より低い高度の選手も一直線に突っ込んでいきます。

P8070124.jpg

少し気まずいが、ここは強気で行くしかない。
そのまま確かにある上昇を突っ切りひたすらゴールへ。
後数百メートルのところ。

私のグライダーの右翼がガツンと潰れます。
しかも数回。

この大切なタイミングで!!
グライダーを安定させるためにスピードを少し緩めただけで数機に抜かれてしまいます。
それでも再びスピードを上げ、時間計測のラインを越えスピードを落とします。

後はゆっくりゴールラインにたどり着けばいいのですが、それだけの高度は残っていません。
ここで降りたらここまでの意味は全くありません。

しかし、そこは世界選手権。
全員でゆっくり高度を上げ、ゴールへ。

蓋を開けてみると最初のゴールから5分以内に100名がゴール。
最終的に138名がゴールをして100名が900ポイントを得るというまれにみる僅差のレースとなった。


流石は世界選手権。
私は14位。ですが、点差は上も下もあまりない状態。
まずは初日を無事にこなせました。
後はこれをキープしていくだけです。

P8070136.jpg

さて次のタスクも頑張ります!

レースはリアルタイムで選手の動きが見えます。↓

posted by Yoshiki at 14:33| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする