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2018年09月13日

昨日とは比較にならないコンディションとスピード

気象情報が当たらない・・・・。
朝に張り出される気象データと気象ブリーフィングで発表される情報は、その日どのように飛ぶのか、
バラストを増やすか減らすか、そういうところに響いてくるのですが・・・・・。

この日、発表されたタスクは90q。
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昨日までとは違い、T.O.のあるHassan山をぐるっと大きく回ってくるような
タスク。
ブリーフィングでは、山の南西に小さな低気圧ができる予報で、それに巻き込むように風が吹いている。
でも後半の平野では昨日よりも上昇が弱い。
とのこと・・・

昨日は110q飛ぶのに6時間かかってたどり着けませんでしたが、
さて、この予報、詳しいコンディションがわかりにくい。

とにかく後半は昨日のように弱いかもしれない、そう思って飛ぶことにします。
スタート地点が、T.O.から一度7q離れそこからになるのですが、
いつも通りHassan山には高い場所に雲ができているので、
そこでしっかり高度を稼ぎます。

この日は高度3500m。
なんだか練習日のように調子よく高度が上がります。

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昨日は2500mまでしか上がらなかったのに、まるで別次元。
高い場所はサーマルが激しく、しかし、Hassan周辺を離れると雲がまだ発達していないために、
スタート時間近くになってもみなその周辺で雲の高さを維持。

距離的には東へ行ったほうが、近いのですが、
サーマルがある南東へ徐々に進みながらのスタート。

スタートと同時にヤッセン選手は一人タスクに向かい突っ走ります。
彼のいつものスタイル

私とフェリックスといった選手数機がそれを高くあとをおい、
ほかの集団はさらに高さを保ってコースを南東に取りながらのスタート。

上から見ると、ヤッセン選手はもう地面に降りそうになっているのでは?という高さ
をひたすらその先にある雲とそれの発生源の街に向かってひたすら進んでいきます。

しかし上がらない。
私も高度がどんどん降りていきます。

しかし、そこでカツーンと彼はターンをします。
見ていてもわかるくらい強烈なサーマル。

一気に高度を上げていきます。
私もそれに乗るためにスピードを緩めずに入ります。
が、その時間差で、もう置いて行かれています。

後続がその上に高く入り、私はサーマルで少し遅れます。
それでもサーマルは強烈なので、高い人が先に行っても、焦らず高度を取ります。
そして東のターンポイントを取って折り返す。

集団は長く伸びて次のに北のポイントに向かって伸びています。
少し後半にいる私。
しかし、私とシャル選手等10機ほどは少し南に回り、雲の下へ。
そこで先ほどのような強い上昇で再び雲の下へ。
そこからは雲が伸びている下を北に向かって飛びます。

先に行った集団とは500m以上の高度差。
雲に吸われ続けるので、フルスピードで高度を上げないように飛びます。
追い風もあって時速は80q/hを越えています。

そこから15q、高速飛行。

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先頭をいくヤッセンはそれでもその高さに上げてきて、すべてを抜き去った我々と合流。
そして先へ進みます。

ここから平野。
予報では非常に弱いということでした。

しかし、3200mの高さをもって一気に平野へ。
最後のターンポイントは20q先。

確かに最初はサーマルがなかなかないのですが、
高さにものを言わせて一気にターンポイント近くへ。

ゴールまでの到達高度も、あと一度サーマルをとらえれば行けます。
サーマルがないと横に広がっていく先頭集団。

このコース取りがうまいのがシャル選手。
まっすぐ行っているのに我々と100m以上高度差ができていきます。
最後のこのレグでの高さの違いは決定的でした。

高さを維持できたシャルと5機ほどが高いところのサーマルを取り付き、少し上げて
ゴールへ。我々はその高さを取るのに時間がかかってしまいました。
その時、高い高度を後ろから見たことのある機体。
廣川選手だ!!うーんあの人おいしいとこもっていくな。

我々の上を通り過ぎゴールへ。
高さは十分。すぐに私も向かいます。
最後の5q。フルスピード。

しかし、ここからひたすら上昇帯。
なんだよ!!!どこか渋いんだ!?

フルスピードだとサーマルでグライダーが跳ねるように動き、
とにかくコントロールに気を使っていないと、ここでつぶれたら
もう目も当てられません。

そのまま維持してゴール。
ゴールした時は7番手くらいですが、リーディングポイントにより、
この日は10位でのゴール。

昨日6時間かかって110qがゴールできなかったのに、今日は93qを
わずか1時間45分で飛びました。

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総合はまた16番手に復活
さぁ、ここからレース後半です。
posted by Yoshiki at 13:10| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月12日

一度の大きな判断ミス

大会3日目、波乱のタスクになりました。
朝はいつもよりも30分早い9:00の出発。
そしてブリーフィングでは114qのタスクが発表。

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気象情報だとアゲインスト(風上)に向かって行くレースになりそうなんですが・・・・。
パラグライダーのレースではサーマルで上昇する時間もあるのでスピードが速めでも30q/hくらいの速度で
レースが推移していきます。それを考えても約4時間。
スタート時間が13時に決まったので、順調にいって17時まではかかります。
しかもその時間を過ぎるとサーマルの活動は弱くなります。

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風上に向かうレグが68qもある・・・・
なかなかチャレンジャーなタスク設定。
コンディションは良い予報なんだろうな。

ということで離陸時間になりいつものように空へ。
昨日よりも少し寒さ対策をして離陸していきます。

T.O.の上空の雲は2500mほど。
しかし、その裏のHasan山の雲は3000mまで高くなっています。
徐々にシフトしてそちらの高さへ

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雲には入らないように3,000mの高さを飛びながら、
スタート方面に高く上昇しているグライダーを発見。
こちらに来ていた集団でスタート方面に移動・・・
しかし、サーマルはなくまた元の場所に戻ろうとして・・・シンクに捕まる。
スタート時間がもう少ししかないのにこの集団が一番低くなってしまいます。

何故???

スタートはなし崩し的に活発でなくなってしまった上昇気流を見切ってスタート。
高度は2000mほど。(ちなみに地上は1000m)
しかも行けども行けどもサーマルはない。

他の集団も同じようで、サーマルを探しながら進むので、散り散りになっていきます。
私も弱いサーマルに何とかひっかけて高度を上げては進みます。
しかし、ここもアゲンスト...

なんだスタートからこの状況は!
きっと平野まで出れば状況は変わる。
そう思いながら高度を慎重にとって行きます。

私が苦しいときはほかも苦しい。
最初のターンポイントを取って折り返したころにはほぼ全員が同じ場所。
よし、これでリセット。

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比較的強い上昇で2500mまで上げ返して平野へ。
昨日までは2500m以上の戦いでしたが、この日は逆転層が張っているようで、これ以上上がらない。
対地高度1500mで推移していかないといけません。

平野に出て、サーマルはブレイク!!!!かと思いきや、
一向に強くならない上昇。

集団の前のほうを飛びながら、一番前に出ることはせずにサーマルを充てては進みの繰り返し。
しかも雲がなく、上昇も弱いので進む速度が上がらず、まっすぐには進めません。

ただひたすら60qを西へ。
そこに2時間ほどの時間が必要でした。
あと20qほどでようやくターンポイントという地点。

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私は少しぼーっとしていたのかもしれません。
右側で弱いサーマルがあり、皆そちらへシフトしていきます。
数機がそのまままっすぐ飛び続け、それまで集団でシフトしていた私でしたが、
そのまままっすぐに進み、その数機からも離れてしまいました。

上昇の確信があったわけではないのですが、そちらに上昇がありそうだったので
しかし、これが致命的なミスになりました。

私はもう降りてしまうかというほど低くなり、ようやく上昇にあたったころには
集団は高く、ほかの数機も上昇に入っている真っただ中。

ここで上げ切ってあとを追うしかない。
そう思って上昇しているのですが、ある一定の高度までしか上がってこない。
日差しも弱く、逆転層が低いところにも張っていた様子。
高い高度の人はその上の高さまで行くのに、どう頑張ってもそこまでたどり着けない。
しかもその先はどんよりとした雲が広がるどう見てもサーマルが活発でない空域。

そして時間はもう5時になろうとしている。
0.5m/sずつしか上がらないサーマルにしがみついていますが、
このままではゴールはおろか、先に進めない。

暗い空域を雲近くまで上げた集団んはその奥にあるターンポイントを取ってきますが、
私は彼らよりも300m近く低い。
しかし、行くしかない状況になり、何とかポイントはとったものの、高度はもう地上付近。
何とか残った温度で発生する弱い弱い上昇に乗って進みますが、最後は力尽き着陸。

結局この日ゴール者はいなかったものの、トップは私よりも20qも先に進んでいました。
当然順位も落としてしまいました。

回収車もあちこちに降りてしまったパイロットたちの回収にてんやわんや。
結局この日帰ったのは21:00。

明日は気分をすっきりさせてまた飛んできます。
posted by Yoshiki at 13:13| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月11日

まずは手堅く

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大会2日目。
今日もよく晴れ渡っています。
とにかく乾燥しているAksaray周辺。朝と夕は長袖が必要ですが、日中は半そでで十分なところ、
しかし、空は本当に寒くて、皆冬装備で飛んでいます。

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こんなに晴れ渡っていますが、天気が悪くなる予報もあり(というか、この崩れ方は
上昇の発達が強すぎるからだと思われますが)この日は68qと抑えたタスク。

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タスク前には昨日のタスクに対する説明があり、また、安全に関しての注意喚起がされました。
この日のレースは離陸後、北へ6q先のスタートを切り、北上して山から離れ、ずっと
平野を飛ぶというタスク。

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今日こそは成立してほしいと思いながら準備をして空へと上がります。
今回、大会で心掛けている戦い方は「集団になる」というもの。
ここ一年、自分なりにフライトスタイルを変えることを考えてやってきていますが、
ようやく少し見えてきたというところ。
集団についていくのでなく、集団という飛び方の一部になる。
自分が行くか行かないかも自分の判断にプラスして全体の動きも同調させるという
意識で飛ぼうと思ってやっていますが、これがようやくはまってきたような気がしています。

さて、スタート前はどんどん発達していく雲の下、雲に入らないようにしながら
それでも低くしないように飛びます。
もう雲から離れて飛びたい!!と思うのですが、スタートラインの空域から離れるわけにも
行かず。上下左右気を配りながら空中待機。
あちこちで、雲に吸われてスパイラルで急降下してくるグライダーもいるので、上を十分に
気をつけていないとです。

スタート。雲に吸われながらそれでもターンポイントへ向かうので、高度を落としながら先に
行くのに、グライダーをフルスピードにさせていきます。
もちろん不安定になりますが、もうそこはBライザーコントロールでグライダーをつぶさないように
コントロール。ピリピリと神経を使う場面。

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最初のターンポイントをとったら広い平野をひたすら進みます。
ここで先頭を引いていくのはヤッセン選手やシャル・カゾ選手。
コース取りが数十メートル違うだけで高度差が出るので、ラインどりを見極めながら
先に先にと進んでいきます。

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雲と地上のサーマルトリガー(サーマルができるきっかけになるような場所)を
探しながら進みます。
この日は2m/sの上昇率には目もくれず、それ以上のサーマルだけをつかんで
一気に雲底へ、そして進むを繰り返していきます。

ターンポイントまであと600m。
でもまだサーマルは次のポイントに向け流れているし、高度を取っていこう。
そう思って高度を上げ、ターンポイントと距離を取ったまま平行に移動。

ここが私の今日のミス。
ここで今日のトップたちは先にポイントを取っていた様子。
私は高度を確保しながら移動し、結果、このポイントを取るためにあとから遠回りを
する羽目に・・・・。

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上昇も強いですが、シンク(下降気流)も激しいこの日。
ゴールまで一直線で、GPSでもゴールに届くと示していても、
最後の小山とこのシンクを気にしてか、ゴールに達する高度を皆高くとっていきます。
私もこの動きに慎重になり、高度に余裕をもってのゴール

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結果は16位。
遠回りした分遅れてしまいました。

まぁ、でも初日としては十分。
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この日は大量のゴールでレースが終了
110名中の105名がゴールしたのでした。

この調子で明日も飛んでいきます!


posted by Yoshiki at 12:34| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

悔しい初日

さぁ、ワールドカップが始まりました。
この広い空でどんな戦いができるのか楽しみです。

朝一は少し高層雲がある空でしたが、
バスで荒野のような道を走ってT.O.まで行く間に空は快晴に。
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午後少し雨が降るかもしれないというような予報もあったのですが、
そんな様子はないくらいに晴れています。

T.O.についたらグライダーの準備。
初日なので、グライダーのチェックとともにグライダーにゼッケンナンバーを張り、
ラインをしっかりチェック。

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初日のタスクは後半天気が崩れるのを見越してか、72qのタスク。
昨日の練習タスクに似たタスクです。

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GPSを打ち込み、あとは飛ぶだけ。

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離陸時間の後1時間半間があってのスタート時間が設定されています。
やたら空中待機が長い割にはどんどん選手が離陸していきます。
タスクのスタートのイメージを深くしていなかった私。
他の選手と話しているときに、スタートを離陸から近いところではなく、12q先の反対側
で空中待機したほうが、スタートが有利になることを気が付かされます。

ということで私も離陸。
サーマルは少し乱れているものの、コア(上昇の強い部分)に入り込めば3m/s以上の速度で
上昇していきます。

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スタートのポジションまでここから移動。
12qの移動って、そういえばインドネシアでは最後の日のタスクが12qだったなぁ。
なんて考えながらの移動。

途中で雲が発達しているところでは、どんどんその雲に吸われて高度は3500mを越えていきます
中には4000m近い人もいましたが、とにかく寒い。
服はしっかり着込んで冬装備に近くしているのでいいのですが、手袋は初冬の装備。
それでも手が冷たい・・・・。

なので、高度を上げすぎないようにして飛びます。
しかし、その上昇もスタート時間が近づくにつれ発達がなくなり、高度が下がっていきます。
他の上昇を探している間にスタート時間。

仕方なくスタートを切り、最初のパイロンを取りに行きます。
予想通り、T.O.近辺からスタートするよりも早くそのパイロンを通過したものの、
予想に反して高度をロスし、結局T.O.から高く来た集団が高い高度で我々を抜いていきます。

仕方ない。
高度を取り直して、彼らとは違うコース取りで次のパイロンへ進みます。

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第2集団となった我々はコース取りもよく、少しずつ前の集団に追いつきながら高度を取っての移動。
次のターンポイントはかなり余裕の高度で折り返し、西へ30q先のパイロンへ向かいます。

最初の集団の多くのグライダーが高度が低くなってしまい、かなり苦しい状況。
このころ空はどんどんどんよりと雲がかかって地上に影を落としているため、
上昇が思いのほか捕まらない。

我々の集団は高度に余裕があるためにそのまま先に突き進みます。
それでもトップ集団の先頭20機ほどは次のサーマルで雲まで上昇しているのが見えます。
しかし、コース取りは少し遠回り。

我々は直線で進み、次のサーマルをつかみます。
このサーマルで、私は一人抜き出て、この集団でも100m以上高い高度につき、雲の下まで行くことに
成功。
ただし、ここで焦らないようにスピードを抑えながら先に進みます。
高度が低いと高度をロスしていくだけなのに、この高度では、弱い雲の吸い上げで
高度を落とすことなく、先に進んでいきます。
でも、なんか視界が悪いなぁ・・・・。

いや、実際小雨が降っています。
でも、問題ない!雨にぬれても問題ないくらいの雨!!!

それよりも3q程先に進むトップの集団よりもポジションは良い!
ここからがレース展開が面白くなるところ!!!!!!

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「・・・・・ザザッ・・・タスク イズ ストップ」
というご無体な無線と同時に大会側から渡されるGPSが警報を鳴らします。

地上が強風、そして雲の発達で大会側が続行が危険と判断し、この時点で
レースを止めたのです。

ここで止められても!!!!!
これから先頭に追いつきぬいていくというそんな状況なのに!

でも仕方ありません。
高度は3000mを越えているので、さて、すぐには降りれないので、
滞在しているAksarayの街に向かってその町の近くの道沿いの降りることに決め
進路を変更して飛んでいきます。

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確かに天気はどんよりで、地上に見える煙は地を這うように流れています。
高度が高いうちは気にならないくらいの風でしたが、高度が下がるにつれ、
風は強くなり、私のグライダーでアクセルを踏んでいて(アクセルを踏むとスピードが上がるが高度が落ちていく)
15q/hくらいしかスピードが出ない。

これはよっぽど強い風が吹いている。

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私は高い高度だったので、ほかの選手たちが着陸するのを見て、
多くの選手が降りたところに降りていきます。

最後はほぼ速度がないくらいの速度でランディング。
風に吹き飛ばされないようにすぐにラインを引き込みます。

確かに地上は爆風。

残念ではありますが、今日のストップは仕方なかった判断です。
しかし、さらに残念なのが、この日レーススタートから試合成立に必要な
競技時間が3分ほど足りていなかったということでこの日のレースが不成立・・・・。

それでも3時間ほど飛んで(レース時間は1時間半未満)レース不成立。
はぁ、残念。

しかし、明日明日。
感触は悪くないスタートです。
posted by Yoshiki at 12:27| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月09日

昨日よりも広がる空

大会練習日になりました。
朝は9:30に大会本部集合、そして大会側のバスに乗ってT.O.(離陸場)に赴くという
スケジュールは大会中も同じようです。

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それにしても大会本部(H.Q.)があるのが町のダウンタウンの真ん中。
なぜこんな狭いところにした??というくらい大混雑・・・・。

そこから出発して少し走るだけで、景色は広大に広がります。
Hsan山にあるT.O.は山の中腹。
町は1000mの高さ、T.O.は1500mを越え、Hasan山は3,268mの高さになります。
この日は山にかかっていた雲はさらに高く山を見渡せることができます。

すぐに風見のグライダーが飛び出していきます

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昨日よりもさらに良いコンディション!

この日は本番ながらの体制でトレーニングフライトを行います。
この日の参加は自由ですが、私にはこのエリアを知る機会になります。

この日は70qのタスクが組まれました。

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空に出ると、スコーンと気持ちの良いサーマルに入り、すぐに3000mの高さまで
上昇していきます。

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高さ3000mを超える模擬レース。
2,000mよりも下がると上昇に時間がかかり、それより高いと一気に雲まで上がります。
この練習日、自分は先に行くのでなく、あくまでそれを見ながら飛ぶことに注視していました。

途中、我々のトップグループと次のグループが全く違ったルートで進み、平野でのフライトながら
いくつものコースが取れることも確認。

約3時間半のフライト。
ここの空をしっかり見ることができました。
本番はさらに長いレースが予想されます。

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夕方からは大会受付(レジストレーション)が行われ、
その後大会ブリーフィング。オープニングセレモニーと続きました。

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天気も続いていく予報。
さぁ、ウキウキしてきました。
頑張っていきます。

posted by Yoshiki at 12:42| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月08日

雄大で広大な空と大地

成田の出発は21時なのに17時にはもう成田にいて、チェックインカウンターが
あくのを待つ。
そんな旅の始まりでした。
いつもは時間にそこまで余裕を持たせないのに、早く着きすぎた私はしばらくぼーっと
人間観察をします。ここにいる人たちはそれぞれが旅の始まりなんだな。
そんなことを考えていました。

さぁ、私の旅の始まりです。
今回の舞台はトルコ。過去何度も行った国ですが、今回の大会会場であるAksarayというところは
初めての場所。観光地として有名なカッパドキアも近い土地です。
行き方はイスタンブールから国内線に乗り継ぎ、カイセリ空港まで行きます。

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飛行機の目の前で登場を待たされる謎の時間がありましたが、まぁ、こんなものです。
空港は小さな空港で、飛行機から空港施設は歩いて入るのですが、出口が二つ。
説明もないのでよくわからいませんが、私たちが選んだ出口は不正解だった様子で、
待てど暮らせど荷物が出てこない。そのうち職員がこっちじゃないということでもう一つの
出口に連れていかれ、無事に荷物を受け取ったのです。

出口を出るとすぐにレンタカー会社のカウンターがあり、予約していた車をゲット。
ここからAksarayまでは150q程。
Google先生の指示に従ってドライブです。

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やべーーーーーー!!!空が広い!!!
大地が広い!!!!

大絶叫の元ドライブが続きます。
独特な景色に何もないのにテンションは上がっていきます。

今回この大会は私と廣川選手と2人旅。
時差ボケも何のその。もう気分は上がっていきます。

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途中のレストランで食べた食事はなんていう料理なのかわかりませんが・・・・
トルコ版ピザ!やたら長くてクリスピー。

最初の食事はあたりでした。

さて、2時間ほどの運転で目指すホテルに無事到着。
こんなに天気が良ければ飛びたい!!!

先に来ている聖子選手たちはもう飛びに行ったとのこと。
どうしたもんかと思っていると、今回参加の韓国人チームに出会います。
彼らも同じホテル。そしてこれから飛びに行くという!!

よっしゃ!われらも連れて行ってくれ!
ということで到着早々フライトへ。


Aksarayから小一時間のところにエリアがあります。
そこまでは毎日大会の用意するバスで移動になりそうです。

そしてT.O.
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裏には2900mの独立峰。
そして

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どーーーーーん!!
もう果てしなく広がる空と大地

あーーーーーもう待っていられない
いそいそと準備、そして離陸

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そう、これが空だ!!
というように広がる空。
そして上昇気流もどこ行っても捕まえられます。
このまま飛び続けたい!そんな風に思う空。

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韓国チームとしばらくあちこち飛び回り、2時間ほどのフライトで今日は終了。

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ランディングもしっかり整備されています。
それにしても本当に広い!
明日も練習フライト。しっかり飛んで空を堪能です。

posted by Yoshiki at 12:33| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月04日

パラグライダー競技としての認知度と次の世代

アジア大会が終わり、FBやSNS等で今回ともに戦ったネパール、インドネシア、韓国といった国々の
パイロットたちの様子が送られてきます。

ネパールはこのアジア大会で唯一のメダルがパラグライダーでとったということで、
国民的な喜びになっていて、帰国後の凱旋パレードを行った様子。

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大統領もこれに触れているので、ポカラはますますパラグライダー環境が整っていくかもしれない。

パラグライダーによって国民的な英雄になった彼ら。

そしてインドネシアチームはアキュラシー、クロスカントリーで計5つものメダルを取って、
その影響はすごいもの。(もともと彼らは今回の大会で全員にグライダー一式が支給されるなどもううらやましいくらいの
手厚いサポート。ちなみに大会中も彼らだけは別のホテルだったので、彼らとあまり話はできていないのだけれど)

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彼らも今回英雄的扱いで、すでにテレビなどのメディアでも引っ張りだこの様子。
しかも今回の報奨金が2000万を超える金額が国からボーナスとして支払われたということ。

もちろんうらやましい・・・・
我々といえば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まぁ、それは置いといて、重要なのは、これによって、パラグライダーをやろう!とかやりたい!とか
いう人が確実に増えるということ。

今回ネパール、インドネシアの選手層の平均年齢は20代前半。
それに引き換え日本は40代中盤

10年後、どのようになるのか、そんなことはもうわかりきっている。
なのに日本では次の世代を育てるどころか、若い人間にはまだ早い!なんて風潮が
いまだにある。

今年になって特に思っていることですが、私たちは、次の世代を作り出すということを
真剣に考えていかないと、日本のパラグライダーはどんどん弱体、縮小していきます。

すでに一人次の世代を育てることを始めようとしていますが、
自分も必至である現在、さて、どうしたものか悩むところです。




posted by Yoshiki at 13:41| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月02日

そして次の戦いへ

昨日は泥のように眠りました。
帰国してまだあまり多くの人にはあっていませんが、
嬉しいメッセージや、めでとうの言葉を頂き、
オリンピックゲームでの金メダルというものの効果と
その重さ(現物も重いですが・・・)というものを強く
感じています。

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この大会で金メダルはマストだと思って挑んでいただけに、
本当にホッとしたというのが本当のところかもしれません。

ここから、新しいステージです。

さて、帰宅して始めたのは荷物の整理と次の戦いの準備。
そう、帰国そうそうですが、次の木曜日からはワールドカップへ向かいます。

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今回の戦いの場所は

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トルコ!
トルコのAKSARAYというところが今回の戦いの舞台です。
この国には回数だけで言うと自分の人生で一番行っている国ですが、
今回のエリアは初めての場所。

どんなところか楽しみです。
今回はアジア大会でも一緒だった廣川選手とともに行く予定になっています。

さて、出発まであと数日ですが、ご挨拶やら報告やらしないといけないことがたんまり・・・・・。
嬉しいことですが、ここはしっかりやっていかないと。

あ、トルコから帰国したらすぐに日本選手権も茨城県で行われます。
なので、帰国したらそのまま茨城の地へ。

またしばらく家には帰れません。

さぁ、今度は世界のてっぺんと日本のてっぺんを獲りに行ってこよう!!


本日、SBCラジオの取材を受けました。
明日、明後日の13:08の「伊那谷めぐりあい」で喋らせていただきました。
長野県だけですが、もしよかったら聞いてください。
posted by Yoshiki at 22:19| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月30日

日本に金を!

アジア競技大会、パラグライダークロスカントリー
最終日。天気はいつもよりも違うように見え、閉会式に合わせての時間設定。
もしかしたら最終日の競技がキャンセルになるのではないかという雰囲気もありました。

もちろん我々は競技者。この日大会をできなければ金メダルは確定ですが、
この日もできるなら戦って勝ちたい。
そう思っていました、特に女子は昨日の成績で2位になり、最終日が逆転の可能性を
残しているだけに夢の男女金メダル!!という夢を持っていたのです。

弱いコンディションの中、13qと短いタスク。
コンディションさえよければ30分で終わるようなタスクに日本のメダルがかかります。
今回のルールは団体戦、このタスクで逆転を許すことも大きく考えられました。

女子に関しては、短いタスクで逆転を狙うために、コンディションが空中待機できるようであれば
早めに出て、最初のターンポイントを取ってコンディションがよくなるのを待つ、
これによってリーディングポイント(先行ボーナスポイント)を得て韓国との差を縮める。
そのうえでタスクをコンプリートする。

男子は韓国、ネパール、インドネシアのチーム同行を見て離陸。
3人以上のゴールで我々の勝ちは確定。

そういう作戦でした。

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しかし、そううまくはいかない。
女子が離陸すると、韓国も時間をおかず離陸。
もちろんマークされています。

そして我々が飛ぶ時間になり、離陸。
何とか空中での待機はできるものの雲の高さは低い。

私は少し抜け出し、日の当たる上昇の可能性のある場所へと先に進むことを
選択。作戦とは違い、自分から動いてしまい、その上昇の可能性にかけたのですが、
早すぎたため、上昇はまだ起き始めたばかり。
グライダーを揺らすものの上昇ができるほどではなく、なんとそのまま着陸・・・・。

あとは仲間たちに運命を託すことに。
普段は敵同士、だからこそ彼らの実力を知っているだけにそのパフォーマンスを
信じることができます。まぁ、それを信頼して突っ込んでいったというのもあります。

着陸場に帰ってみると、なんと廣川選手、そして中川選手が・・・・・。
お互いに唖然。

しかも空のコンディションはどんどん良くなっています。
空では残り2選手がトップ争いを繰り広げています。

女子は作戦通り2人が頑張っています。
そして・・・・・

岩崎がトップゴール!そして少し遅れて上山もゴールへとなだれ込みます。
よし!!!と思うのもつかの間、2位のネパールが3人ゴールしてきました。

これで昨日までの貯金で勝てるかどうかがかなり僅差。
自分が勝負に出てしまったことを早くも悔やみます。

女子は平木選手がダントツでトップ。
そして、韓国が一人ゴール。
これで望月選手がゴールをすれば逆転!!!!

ただ、この日のレース時間まで時間がない。
望月選手は見えている。

日本チームはみな見上げて願います。
そしてゴールを切りました。
自分たちの時計を見てもギリギリ間に合ったかどうか・・・・・。

そして結果を待つ長い時間







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男子総合は金メダルを獲得!!!!

そして女子は・・・・・・。
なんと10秒間に合わず。
銀メダル

P8290425_Moment.jpg

残念ですが、それでも銀!!
日本チームは当初の作戦通り、メダルを獲得しました!!

応援してくださった多くの皆様、そして支えてくれていた方々への
感謝の念があふれかえります!!

これで私も次のステージに行けそうな気がします!!!
胸を張って帰国しようと思います!
ありがとうございました


posted by Yoshiki at 08:55| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月29日

快進撃

クロスカントリー競技4日目。
日本チームの意気揚々。
目指すは頂上!

正直、普段は蹴落としたくなるこのメンバーですが、
今回のチーム戦ほど心強く感じることはありません。

さぁ、空の戦いの始まりです

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この日のタスクの発表は陽気なデリゲーターの二人。
そして発表されたタスクは

P8280338.jpg

31qのタスク。
空中でのスタート時間は13:45
しかし、雲がなかなか晴れず、私が離陸したのは13:15。
日本選手も同じような時間で次々に離陸していきます。

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離陸地点からほど近い尾根に飛んだ選手たちは集まってきて
高度を上げるのに何とかサーマルにしがみついています。

ただ、この尾根よりも隣の尾根のほうが確実に上がっていそうな
雲の発達。
私一人でそちらへ。

そしてビンゴ。

P8280385.jpg

1700mにもなると雲にまかれてしまうので、スタート時間まで雲に入らないように
そして低くならないように高さをみて飛んで待機。

スタート時間とともに一気に沖に出ていきます。

私とともに数機がスタートしていきますが、ここに日本の選手が入っていない。
ただ、雲が濃いので2q先は見えない。
いると信じて私はトップ集団を率いていくことに。

問題はそのあとのターンポイント。
B32と呼ばれるポイント周辺は暗い雲に覆われ、上昇帯がない。
いつものパターン。
ここをしのがないと。

集団になった私たちは何とか取りに行くもののそれが取れず、
ターンポイントとは離れて町の方向へ。
高度はもう対地高度は200mとかなりピンチ。
しかし、ここに上昇はある。
そう思った場所に弱いリフトをゲット。

そこから挽回して鬼門のターンポイントを取り、その流れで強い上昇を取ることに成功して
一気にトップに躍り出る。山側のターンポイントも取ってあとは最後の10q先にある
ターンポイントを残すのみ。

私はセオリー通り谷を渡って山沿いをぐいぐいと飛んでいきます。
私とともに行くのは3機のグライダー。
しかしみな慎重すぎて先に行こうとなかなかしないため、結果私が
先に進んで上昇を捕まえ、そこに他が集まってくるという状態でなかなか進まない。

この時、山側でない沖側で1機のグライダーがまっすぐにターンポイントに突き進み、
進みの遅い我々を抜いてトップに躍り出ていたのですが、我々からは見えず、
それを知ったのはその選手がゴールに向かうときにすれ違って初めて気づいたのです。

我々も何とかターンポイントを取り、切り返す。
ここで私は集団から離れて先行していましたが、サーマルをつかんだものの、弱くて
さらに先に進みかけたものの下降気流で一気に高度を失い、それを見ていたインドネシア
パイロットは弱い上昇で雲まで行き私を抜いてゴールへと向かいます。

私は何とか次のサーマルで高度を取ってゴールへと向かうものの、抜かれた時間を
取り戻せず3位でのゴール。

ただし、チーム戦。
個人がよくてもだめです。
日本のチームリーダーたちにゴールを迎えられ、喜んだあとは
日本チームのゴールを祈るように見上げて待ちます。

そしてそのあとすぐ、1機の機影。
ゼッケンは廣川選手!
興奮します。

そしてそのあとも上山、平木、中川、岩崎と次々にゴール!!!!
望月選手は途中で降りてしまいましたが、16人のゴール者の中、
6人がゴール!!

男子団体は全員がゴールしているのは日本だけ。
他の国は最高でも3名のゴール。

そのため、団体戦、日本は一気に1位に躍り出ました。

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喜びのかめはめ波!!

女子は韓国チームが2人ゴールを決め、日本を抜いての1位となりましたが、
まだ最終日を残し、どちらが勝ってもおかしくない点差。

男子は、最終日、確実な飛びをしてこの順位をキープしていくことが最重要。
さぁ、最終日です。



posted by Yoshiki at 07:57| Comment(1) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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