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2019年05月30日

夕方4時からのレース

前日降り続いた雨は好転した天気に
照らされ、雲が覆いがちな空。

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上空は北風も強く、いつものテイクオフは使えないので西面のテイクオフを使うことに。

ブリーフィングは大会本部で行われ、そこで58kmのタスクの発表

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それにしてもそこまで行くには時間がかかり、選手を一度に搬送できないので、数回に分けて搬送。

問題は西のテイクオフは標高が高く、そして雪面も残る場所で、吹きさらしの斜面!!

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寒い!
当然のように最初のバスにのり来たのを後悔。温度はゼロ度近く。
みんな固まってとりあえず準備をしながら全員が来るのを待ちます。

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その後全員の準備ができる頃に雨雲が通過。グライダーをパッキングして雨をしのぎ、また準備して離陸したのは4時。

まだ雲がかかり暗い空。
必死に上昇気流にしがみつく選手たち。
私はそれにこぼれかけ、スタートとは別方向に一気に進む。そこにはアルベールビルの街を太陽が照らしている。

そこで一気に上昇。全員に追いつくも、そこは雪山の斜面を張り付くようにフライト。

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なんとかスタートをして山を渡る頃にはファーストグループ。そして高度もかなり上の方。

その先はまたしても暗い空が広がっている。でも行くしかない。
そう決めたトップグループの集団と、そこでもう少し待つことを決めた集団。

ここでこの日のレースは決まってしまった。
私やシャルといった20機程が低くなっても攻めていく。
なんとかターンポイントをとって折り返したときその光景に愕然

遥か高い高度を大集団が飛んでいく。
待っていたグループは我々がアタックしてる頃、突然の強いサーマルでほぼ全員が雲の高さまで持ち上げられたということ。

そのままほとんど高度をロスすることなくゴールまでレースを運んだ彼らに対し、我々は高度を稼いではなんとか進むという苦しい戦いに。

ゴールはしないと次につながらない私もなんとか駒をゴールまで進めたものの、結果は70位という散々なもの。

この日は波乱となり、トップ選手達も多くがゴールまでたどり着けなかったりとしたレースとなる中、ヨーロッパ選手権を制した若手がこの日を満点トップゴールを切った。

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私は苦しい戦いに。
しかし残り3日、コンディションはかなりいいということ。

思いっきり飛んで順位を上げていきます

posted by Yoshiki at 15:34| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月29日

キャンセル日の過ごし方

前日の夜、雨の予報で翌日は
競技キャンセルという連絡が
選手向けのwhat's up(海外版LINE)で
連絡があり、私にとってはとてもラッキー。

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なぜならグライダーの調整を感じていたから。
道具は我々のように道具を使う競技は
本当にシリアスな問題です。

なのでグライダーのライン調整を行うことに。
グライダー一機のラインはトータルすると
数百メートルにもなるものなのですが、
これのバランスが崩れていたりすると
グライダー性能は著しくおちます。

競技になるとそれが致命的に。
昨日のレースでそれを感じていたので、
今日はどうしてもその調整が必要でした。

ライン計測には道具が必要なのですが、
廣川選手がその一式を持ってきていたので
お借りすることに。

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車はオゾンの社用車をお借りして会場から
少し離れた星田、廣川選手達の滞在する家へ。

計測する機会はこんなの

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グライダーのライン計測は、5キロの重さをかけ、その時の長さを一本一本測っていきます。

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そこで、レーザー式の計測器が必須。
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Bluetoothでパソコンに繋いで全て記録、
予め入手していた正規の長さと比較して
調整していきます。

調整に関して前日にラッセルと話し合い、
ミリ単位のトリミングを行うことにしていたので、正規の長さからほんの少し
グライダー角度を変えて調整していきます。

勿論範囲を超えて行うと規定違反になるだけでなく、危険なものになるので、そこは慎重に。

測って調整して測ってを繰り返し、
やはり時間がかかりますが、自分の
グライダーの調整を行っていくことで
その特性もよく分かります。

数時間かけて調整し、そうめんを
ご馳走になってからお暇して、
引き返して買い物へ

まさかの財布を忘れたのに高速に乗って出られなくなるハプニングに見舞われながら、必要な重りを買い足し、明日の準備完了。

今回、OZONEのラッセルと二人でキャンピングなので、公私ともに色んな話をしています。

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さぁ、明日からまたやってやります!
posted by Yoshiki at 08:44| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月28日

ハイスピードレース

予報よりも天気がいい2日目。

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とはいうものの、山の上は雲の中。T.O.が980mほどのところですが、雲の高さは1500mといったところでしょうか。
初日の条件とほぼ同じで北風ベースのこの日、組まれたのは48qのショートタスク。

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レース内容はシンプルで、山に沿って10q北上して折り返して南へ、
そしてまた折り返してゴールというもの。

レース前には選手同士でコースを組み立てていきます。
この日のレースにはいくつかの選択肢。

1.北上するときに谷を渡った先の山を東回りに行くか(順当で高確率)、西回りに行くか(選択肢としての可能性は低い)
2.南下するときに途中からショートカットしてまっすぐに谷の真ん中を行く(よっぽど条件がそろえば最速だが、
この日の雲底高度では厳しい)、山をT,O,の先まで高度を落とさずに行き、南側の岩肌で一気に高度を稼いでいく
(順当だが、遅れるとリカバリーが厳しい)
3.ゴールへ向かうラインを谷中にするか東の山側にするか。

自分の頭の中でもいくつか組み立てていきます。

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レース時間はおそらく1時間ほどかな、そう予想して空へと飛び出します。
昨日よりもしっかりした上昇にのり、雲の高さへ。
山の裏は雲の高さがまだ高いので、さらに高くへ。

高度は1800m。これ以上は簡単に雲の中。
雲の中での飛行は原則禁止です。

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しかし、雲というのは上昇気流の突端でもあるので、近づくと雲に吸われるように上昇してしまいます。
なので、雲に近づいたら雲から逃げて高度を落とす。
でも雲から離れると上昇がないので、また雲の下に入って高度を上げる。
それを繰り返しながら空での待機が一時間。

雲は徐々にですが、高度を上げているのを確認しながら、それでも下から湧いてくる雲から逃げていきます。
スタートラインまで行ったり来たりしながら自分のスタートポジションを確認。

そしてレーススタート。
スタートは山側から高く来るグループと、山の雲から東側にいる少し低いグループに分かれていました。
私は後者、しかし、高度は上がり続けるラインの中。
北上して谷を渡ったのは我々が先。
左手に岩盤の山を見ながらグライダーのアクセルをロックするまで踏み、グライダーの挙動を制御しながらスピードを
緩めずに滑空していきます。
岩盤からたまに強烈なサーマルがグライダーを押し上げ、すこぶる気持ち悪い挙動になりますが、力でねじ伏せ
先に進んでいきます。

先頭を行くのはスロベニアのティラン。彼はこういうシチュエーションにすこぶる強いパイロット
ガンガン攻めていきます。私はそれから少しだけ遅れて5番手くらいを必死に滑空。

当初のシミュレート通り、東側を限りなく岩肌に近づけ飛びます。
ちなみにここは本流から言うとリーサイド、つまりは山の風下になるのですが、山に近づけるほど、
風の巻き込みで逆に上昇帯、そして東斜面なので朝から温められた風が吹きあがります。

ターンポイントを最初に撮ったのはティラン。
遅れること30秒ほどで折り返します、
今度は風上に向かいます

・・・・しかし、
私のグライダーは思いのほか進んでくれない。

ここでグライダーの調整が悪かったことに大きくか気づかされます。
他の5機と同じコースで飛んでいるのに、高度が一気に下がる。

風上に向かうときにそういう差が一気に出てきます。
後から確認したところだと、重さがこの日私は軽くなっていたという自分のミス。
そしてグライダーチェックが日本でできていなかったこと。
しかしそれはすべて自分のミス。言い訳になりません。

高度差は開き、50m、100mと高さが変わっていきます。
このままでは離される一方。

南下のコースで高度が高いトップ集団を上に仰ぎながら、彼らがまっすぐ進むところを私はあえて遠回りして山肌をさらに
進むコース選択。

低いほうが風を正面に受けずに高度をロスせず、何とかT.O.の先についた時にはトップ集団の最後尾に追いつく、
ここで岩山を使って一気に高度を稼いでいきます、

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しかし、ここからはコース選択がない、
後は何とか出し抜くしかない

最後に山際を北上する集団に対してゴールまでぎりぎりの高度で私は
一気に谷の真ん中を北上、これで何機か抜き返してゴールラインへ。

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最後はゴールライン上空を100m残してのゴール。
トップから2分遅れの37位。

何とかつないだpoint。
明日は天気が悪いというので、グライダーチェックです。
posted by Yoshiki at 14:41| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月27日

ワールドカップが始まりました

Paragliding World Cup フランスがスタートしました。
当初の予報では何とか飛べるということでしたが、朝は快晴。雲は多いものの初日のレースはできそうです

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会場はお祭りのように彩られ、いくつかのメーカーのブース、そして地元の子どもたちがきて遊べるコンテンツを準備していました。

朝8時に会場に来ると簡単な朝食があり、
昼食を受け取っていきます。

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その後グライダーをもって車に乗り込んでいくのです

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車が行けるとこから約5〜10分の歩きでT.O.に到着するのがこのエリア。
このエリアは5年前に来ていたことをこのT.O.にきてようやく実感。 

さて、この日のタスクは条件が渋いことと、山際の雲は取れないということから作られた64km。

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渋いといってもサーマルは出ていますし、日本のコンディションとは違います
準備をして離陸していきます

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離陸したときは青空も広がっていた

そこから雲のわく中でのスタート待ち

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雲に吸われるなか130機がひしめき合うのは久しぶりですが、怖いものです。

スタート直前、高度を落とさないと雲の壁の向こう側がスタート方向。

ここはうまくこなしレースがスタートしていきます。

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スタートして最初のターンポイントは山から離れた沖のパイロン
そうはいっても4kmあるので高度を使ってとり、そのまま引き返さずに高度を稼ぐ。

のに、ラッセルやオノランといった選手たち数機はそのまま引き返す。

その先は雲によって日射が遮られた山々。
私はうまくサーマルにのり、集団のなかではトップを走る。

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山につくとオノラン、ラッセルは何とか高度をあげていくのにこちらも間に合う。しかしここで数機はランディングへ。

私はここであせあせと早く高度を稼ごうと右往左往。
そのせいで、逆に遅れていく。ここからが今日の残念なフライトの始まり。

山のターンポイントをとり、ここからまた対岸へ。

しかし、また右往左往してしまった私は集団にも入れず、第一、第二集団も見送りそのあとの中へ。

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コンディションはどんどん弱まるなか、何とかして差を詰めたいという思いが空回り。

結果遅れに遅れ、コンディションが悪くなる時間までにサーマルに乗り切れずに終了。

多くの人たちが降りる近辺に降りてしまう。

今日はゴール者こそいなかったものの、ゴール近辺までいっていたトップグループ。
私といえば点数をつけるなら20点のフライト。

だからこそ明日からは気を引き締めてレースに臨んでいきます。
posted by Yoshiki at 14:35| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月25日

大会前準備

最近、フランスのパラグライダーショップはおしゃれになってきている様子。

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こんだけスポルティバの帽子がそろっているのは初めて見た
ここアネシーにはパラグライダータンデムのパイロットが120名以上いて、
パラグライダー観光のメッカになっています。

さて、この日は大会に必要なものの準備

大会に来ると必要になるのは携帯電話のSIM、
つまりは通信手段。
ワールドカップは基本的にはGPS通信で選手の位置情報管理はされていますが、
それでも携帯電話ほど便利なツールはありません。

便利な世の中です。

SIMは日本で海外で使用できるものを購入するやり方と、現地で購入する方法。
私は現地にていつも購入してます。
日本のように契約するのはいままで日本しか知りません。
通常、SIMを携帯電話会社から買ってチャージするか、もしくは購入金額ですでに通話とネット使用料が
含まれているといったものが多いです。

天気は良かったのですが、空港まで今回同じく参加する平木選手を迎え、
その足でアネシーの街へ行って買い物です。

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まだシーズンではないのか観光客は少なめですが、
久しぶりに来ましたが、きれいな街です。

といっても買い物だけなのでスルーっと買い物だけして聖子さんの家に戻り、
夜にはフランス代表選手で友人のジュリアンを招いて夕飯。
フランスのパラグライダー事情等々、久しぶりの再会で遅くまで談笑

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明日は大会会場まで移動ですが、天気はいまいち。
前半はいまいちな天気ですが、良くなっていく予報。

試合モードです。

posted by Yoshiki at 16:35| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月24日

フランスでの最初のフライト

22日の夜、無事にスイスのジュネーブに到着。
そこには福岡聖子さんの姿があり、5か月ぶりの再会を喜ぶ。
昨年の12月のオーストラリア以来の再会。
心配していたよりずっと元気。

よかった。

翌日、朝からシャル選手と合流して〇〇というエリアへ。
そこからトレーニングフライト。

今回のエリアはクー・デ・サヴォア(Coeur de Savoie)。
このエリアはアヌシーから40q程の場所。

アヌシー周辺も試合範囲。
なのでこの日はエリアまでの40qを往復。
行きと帰りを違うルートで返ることに。

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北西風がメインの風ですが、行きは東の斜面を低くひたすら飛び、(ほとんどのグライダーは山の上を高く飛んでいましたが、
帰りは山の中を高く帰るフライト。

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久しぶりのヨーロッパフライト。
山の斜面は壮大で、心躍ります。
斜面をなめるようにフライトするのは確実に競技にはあるシチュエーション。
岩山をギリギリと飛ぶのはやはりゾクゾクしてきます。

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コンディションのいい日で、多くのグライダーが飛んでいましたが、
どこに行っても雲は上昇気流を示していたものの、いくつかチャレンジをした場所では
対地高度が200m以下になったりもして、セオリーを無視して飛んではいけない。
と再確認

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最後にはアヌシー湖に戻り、4時間ほどのフライト。
こういうエリアだと時間があっという間に過ぎてしまいます。

残念ながら途中でシャルや聖子さんとは離れてしまい、別の空域で飛んでしまっていたので、
レース的なフライトはできませんでしたが、空中ではおそらく選手だと思うグライダーたちと遭遇。
途中途中でレースのように飛び、このエリアでのレースを思い出してきました。

一度降りて少し休憩し、2度目のフライトは夕方のリラックスフライト。
グライダーを借りてのんびりとアネシーを眺めてのフライトを最後にします。

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ヨーロッパの空はやはり大きい!
posted by Yoshiki at 23:37| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月23日

2019年最初の海外遠征

気がつけば2019年もあっという間に5ヶ月が過ぎ、ドタバタじたばたしていると、時間が薄笑いをしながら私の横を駆け抜けていってしまう。そんな風に感じます。

ともかく今年最初の海外遠征です。
今回、オーストリア航空にて向かっているので今はウィーンにてトランジット。
ここからジュネーブ入りで、その後聖子さんが迎えに来てくれているはず。

そういえば飛行機にのると

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映像にパラグライダー!そして
メモが。

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こんな細かいサービスが嬉しく感じます。
ただ、どこかでモバイルバッテリーとケーブルを忘れてしまった模様。

良いこと悪いことがプラスマイナス0
な感じですが、大会に集中していきます。
posted by Yoshiki at 01:36| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月12日

桜を見る会

ブログ更新が全くとどこおってました。
書くことがなかったわけでなく、むしろ書かないといけないことが多かったのになかなか更新できていませんでした。

南木曽町での活動や、今年既に2つの大会が終わった結果、また今年の活動もこれから順次更新していきます。

とりあえず、今は東京へ向かう特急あずさの中にいます。

なぜか。 
先日こんなものが届いたからです。

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おー安倍総理からの招待状!
これは行かねばならない。

ということで一路江戸へ。

今夜は同じチームだった上山氏と合流です。
posted by Yoshiki at 13:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月17日

競技に関して新しいルール

今日はパラグライダー競技を行っている人には興味深い話。
競技を知らない人には「???」な内容です。

先日2月2〜3日にスイスのローザンヌでFAI(世界航空連盟)CIVILの会議が行われていました。
CIVILってのは簡単に言うとパラグライダーやハンググライダーの世界ランキングをつけていたり、
世界記録やランキングが加味される世界基準の大会のルールや方針を決めたりしています。

世界ランキングというのはCIVILが決めている「カテゴリー」という枠に準拠する大会での
成績が反映されてpointが付き、そのポイントの3つの良いpointを合計したpointに応じて
ランキングが付きます。カテゴリーには「カテゴリー1」と「カテゴリー2」の大会があり、
カテゴリー1のポイントの方が大きく付きます。ちなみに「カテゴリー1」に該当する大会は
「世界選手権」、「ヨーロッパ選手権」、「アジア・オセアニア選手権」になります。
ですが、アジア選手権は2012年から行われていません・・・・
また、ワールドカップは「カテゴリー2」になります。
日本の大会では、「日本選手権」とカテゴリー申請をした競技大会になります。
※ちなみに昨年のアジア競技大会は独自ルールすぎてCIVILに認可されませんでした

ここ最近、アジア諸国がパラグライダーの活性化していて世界に出てくるアジア選手もポチポチと出てきています。

さてそんな中行われたこの会議、いくつかルール改正されたのですが・・・・・
その中のいくつか

10)ポルトガルからの提案
ルール上カテ2大会申請が30日前になってることで、当日の天候が悪く大会が成立しな
いことがある。それを避けようとして天候がはっきりしてから大会を開催すると、カテ2申
請をできないことになるが、このような大会もWPRSポイント計上できるようにしたい
という提案は、S7共通 12.2.3項(予備日)の文言「一つの予備日...」となって
いるところを「いくつかの予備日...」と変更することの提案に改めて提出され承認された。

まじか!!日本から行くパイロットがヨーロッパの大会に出る時、予備日も含めていかないと
いけないのですが、こうなると、予備日がいくつと決まっていない状態。もし予備日が7日
とかにされると、2週間の期間を大会のために取っていかないといけないことに・・・・。
しかも予備日を使わなかった場合、その日程は丸々大会は行われない・・・・。

11)ブラジルからの提案
記録を狙うあまりに、暗くなるまで飛ぶ危険性を避けるために、S7D 1.5.4項(達
成されなかったフライト)に、記録飛行は当該国のルールに従うか、日没までに終了するこ
となる文言を追加する。は承認された。

当該国のルールと来ました。世界記録が狙える国ブラジルとしてはこのルールはなかなか凄い・・・・・。
こんなことを思いたくはないけれど、「フライト中に公用語で定期的に連絡を取ること」とか
「地元空港近くを通るときには公用語にて許可を取ること」とか言われたら、ポルトガル語を覚えないと
いけない・・・・・

14)ブラジルからの提案
気象条件などが厳しい中、レースでタスクをスタートし、選手が1人でも飛んだ後に、エラ
プスに変更して何とかタスクを成立させられるような提案は、カテ2大会のみに可能なこ
ととし文言を修正し、大会開催のガイドラインに盛り込むことで承認された。

これは???というルール変更。悪条件を予測して先に出たパイロットは空中でルール変更を受けた場合、
余分に空中待機する(しかも悪条件の中よくなる可能性を待つ??)ことになり、もし気象条件が後半
一気によくなった場合、先に出たパイロットは馬鹿を見るルールなような気がしてならない

1)S7GAP 10項(PGでのリーディングポイントに関して)
2017年の総会で決定し、実際に使われたLPをそれまでのものの2倍とすることは、2
018年のヨーロッパ選手権で期待していない悪影響(ガーグルから誰も先に出たがらな
かったり、ESSを先頭に切った選手が実際のタスクランキングでトップ20にも入らな
かったりした)が出たので、これをもとに戻すこととする。

このLPというのはなかなか曲者。これがあるために集計が終わるまでは誰が勝ったのかわからない。
でもこれがあるおかげでレーススピードは上がってきていた。でも弊害として集団についていくこと
だけを狙うパイロットも増えてきていた。確かにそのポイントを2倍にするのは元の意味がなくなっていたし、
いいと思う。

4)スイスからの提案
PGにおけるジュニアクラスに関して、とりあえずWPRSランキングにジュニアクラス
(25歳以下)を設け、選手権者に関しては今後判断することで承認された。

日本ピンチ!!!!!!!
25歳以下の方!!今パラグライダーを始めれば世界クラスになれるチャンス!!

6)パラグライディング・ワールドカップ・アジアツアーに関しての説明がなされた。
このスポーツが発展してきているアジアにおいて、アジアパイロットがもっと容易にカテ
2大会にアクセス出来、レベルを上げ、WPRSランキングでも上位に入れるようにPWC
A、CIVL、FAIが協力してサポートをしていく。4月には中国の Jingmen 市におい
て、このコンセプトに賛同する国の代表に対するセミナーを行い、大会をいろいろな国で開
催支援をしてゆく。今年は7月に中国(内蒙古)、10月に韓国(Gochang)で開催するこ
とが決定している。

これは・・・・・・
今でも遠征費等々に苦しい我々からするとあまり嬉しくはないかも。
大会の数を増やしても選手の数が増えることにはならない。
逆に大会が多すぎて選手が分散してしまうのでは??
現状のワールドカップとどんなふうに協調性を持たせていくのだろう??
ランキングもどうなっていくのだ????

3)S7A 8.5.4項(PGでのバラストに関して)
これまでは、パイロットの空身の体重を測定し、それに対して33kgのバラストを積むこ
とが許されていた。また、但し書きで飛行重量95kgまでバラストを積むことが許されて
いた。しかしこのコントロールは大変難しく、不正が行われていたことと、PWCでバラス
トの制限を取り払って、上手くいっていることから、バラストに関する規制をなくし、ただ
単にグライダーの許可されている飛行重量に収まっているかどうかだけをチェックするこ
ととする。

これが最大のルール変更
結局大きな事故を迎えた10年ほど前の世界大会前のルールに戻るってことになった。
バラストルールの撤廃。
これは正直影響が大きい。これは今まで問題だった「大翼至上主義」に戻るだけだと思う。
選手たちは体格云々ではなくバラストを積んで大きな翼に乗ることになる。
翼は単純に大きなもののほうが性能がいい。最近は技術と設計でその差は小さくなっていたのに、
このルールだと無理して小さな翼を作っても意味がないから、メーカーは小さな機体は試験をパスする
為のグライダーを作り、基準の性能スペックはLサイズを基準に作る・・・・なんてことも起きていく。
そもそもこのルールって落ちた時にバラストがあると選手に対するダメージが大きすぎるから危険
ということでできたのでは???

今回のルール改正は大きな転回点になるんではないだろうか??

posted by Yoshiki at 16:45| Comment(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする