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2017年07月13日

歯車が合わない

レースがあと4日。
前半を落としている私は、前日も先行を狙って降りてしまっている。
いよいよタスクごとに先行していかないと飛ぶ意味がありません。

正直、応援してくださる方たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいの状況。
セルビアから全く自分の飛びが空回りしています。
良くなっていると思っていたのですが、どうもあと少しのところで空回りを続けています。

この日のタスク、朝は山の天候は良くないように見えたのですが、フェルトレでの開催。
雲は最初いつものように低く、T.O.に雲がかかっているくらいに低いものでしたが、
離陸時間の11:50には雲の高さはT.O.よりも300mほど高くなっていました。

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74q程のレースで、タスクは山を飛んでも沖を飛んでもオプションが取れるタスク内容。
しかし、今までのコンディションを考えると山側でのレース展開になるだろうと予測がつく。

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スタートから前半戦は調子のいいものだった。
トップ10番手位を快調にスピードを出していく。
コンディションも悪くない。

どこでコンディションが渋くなるかを警戒しながら進むレース。
それでも私は慎重になっていたつもりだった。

予想通り、レースの中盤以降、山側は立ったつ下雲の影響で影になり、
サーマルが渋くなる。

そこで高度を高いまま展開できていたのに、一つの山で先行く10名があげていくサーマルを
取りこぼし、陰になっていないその先へ先に飛び出す。
そこで上げている間に後続組がさらに高く追いついてくる。

ここではまだ十分に逆転ができる場面。
上げ切って沖のパイロンへ。

トップとは1qの差。
折り返して上げなおしていくトップの集団のサーマルをかすり、サーマルが働いているうちにすぐそこにあるパイロンを
取りに行く。
たった数分。

折り返していくと、もう下のほうはサーマルは切れている。
同高度のグライダーは上げ渋り、高いグライダーは高くなっていく。
周期的なサーマルの発生と、風に流されるサーマル。

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先は日射もあり、サーマルの発生源もいくつか確認できる。
これからの展開でほかのグライダーと同じように展開してもトップをキャッチしていくのは
難しいし、リーディングが取れない。

では思い切って沖を進む
そう考え、高度が低い中先に進もうとするが、
思うような場所にサーマルがない。

ほとんどの選手が無難にこなすところを勝負にでて全くサーマルに当たらない。
そのままランディング。

この日はほとんどのパイロットが無難にレースをこなす中自分は途中で降りてしまうという
レースにならない状況。

自分の判断で行って失敗している。
誰のせいでもなく自分のせい。
少しずつかみ合わないレース。
自分は何と戦っているのだろうか。
自分に対して腹を立てることしかできない状況。

このまま日本には帰れない。

posted by Yoshiki at 13:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月12日

追い上げと勝負

今回の世界選手権、ちゃんと一日コンディションが続いたのは最初の初日のタスクだけ、
あとは、急速に発達しすぎて雨と雷になるか、コンディションが安定しすぎて上昇が弱くなりすぎるか
どちらか。

この日もイタリア北部ではサンダーストームの予報。
南に行けばまだましだということでバッサノへの移動。

それでも夕方にはサンダーストームの予報が出ているので、57qのショートタスクが組まれました。
空に飛び立つとすでに雲は発達。
離陸して400mも高くなるともう雲に入りそう。
そいうか入ってしまったり慌てて雲から出たり。

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後半戦。普通に飛んでも総合成績は上がらないので、
狙うのは毎日の上位入賞のみ。

スタートは、雲との合間を狙って出ていきますが、
私よりもやたら高いとこから現れる機体が沢山。
お前ら、それ雲から出てきていないか?とか思うも、自分はそこにいなかったので仕方ない。
パラグライダーは、「高さ」という位置エネルギーがレースを有利にするスポーツでもあるので、
スタート時の高さは絶対的な有利につながります。

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今までは1500m〜2000mの間を飛んでいたのにこの日は1200mがせいぜいの高さ。
高度が低いと、それだけ上昇を探していくタイミングが増えます。
そして上昇が弱い。

最初のターンポイントは高かった10機程が早く折り返してきてそのターンポイント手前で弱い上昇に
乗る我々の上昇に乗り、先に進みます、それに続く我々もターンポイントを取って折り返し、
そこで強めのサーマルをゲット。
ここで雲までたどり着き、先行くグライダーを射程にとらえます。

しかし、その先の沖のターンポイントでまたサーマルを探すのに時間がかかり、スピードを緩めることに。
この時点であと500mだったターンポイントを取るのを先延ばしにしていた私は上昇して
その先に進み、ほかの選手が方向転換してから遠回りしてターンポイントを取ることに。

これはコース取りがうまくいき、大したロスもなく追いつく。
しかし、この時点で、ゴール方面へと10機程の先行組とは差が大きくなり、それを追いかけることに。
スピードを上げ、先に行く。

ターンポイントから2q手前。ゴールまであと6qといったところで強いサーマルにヒット。
先を急ぐグライダーを見送りながら、ここはしっかり稼いでここでゴールまでの高度を稼ごうと
かんがえる。

上昇から出てグライド。
低く出ていったグライダーはそのまま降りてしまったり、苦しい展開。
たんポイントを取りあとはゴールへ。

私も高度が苦しい。
熱源の町へのコースをとろうとしたときに、先行していたグループの数機が山側で上げているのを見かける。
ここで彼らをキャッチできれば10位ほどに入れる。

そう考え進路を山側へ。

対地高度200mほどで何とかサーマルのしっぽをつかむ。
しかし、高度が低すぎた。

上の数機はそのまま高度を稼ぎゴールへ。
そのままシングルゴール。

私はその弱いサーマルと格闘して20分。
上から後半組が高くゴールを切っていくのを見ながら粘るも、最後力尽き着陸。

日本人は廣川選手が29位でゴール。平木選手もそのあとにゴールをしていますが、
上山選手はゴール手前でクラバット(グライダーの翼が崩れて翼の一部が自分のグライダーに巻き込まれてしまうこと)
になり、そのままランディング。

残りは攻めの一手。
諦めず飛びます。
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2017年07月11日

パラグライダーの奥深さと、読みの難しさ

夜になっても会話は「どうしてあの尾根を高度ロスなしに行けるといけないのが出てくるのか」
「その10m差はどのような差があるのか。」「尾根に風がどのように流れていて、どのように流れているのか」
「尾根の高さと風の強さでどれだけ高ければ越えられるかの換算式はないのか」
「グライダーの装備重量を3s重くしたが、なんだか調子が悪い」「ラインの調整は果たして有効だったか」
などなど。
そのうえで今日のレースの選手全員の動きを世界選手権のH.P.で見直し、スタートのポイント、
この日のトップ集団の動き、尾根をどの高さでどのコースで越えていたか、その後の動き方は?
自分たちとどうして大きな差ができたか。そういう分析を遅くまでやっていました。

この日のレースは、雨雲の急激な発達で、レースが成立する前に中止となり、(レーススタート時間から1時間が
経過しないと、その日のレースはキャンセル扱いとなる。)しかし、1時間ほどはレースとして飛んでいたのですが、
その時点で私も日本チームもトップから出遅れることになり、私としては正直助かったというのが本音。

そしてその要因が、スタート後の尾根の越え方に原因が大きくあるのではないかという話になっていった。

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この日のレースはバッサノに移動してのレースタスク1の雪辱を果たす時が来た。
そう私は意気込んでいた。

レース前は順調にサーマルをつかんでいたが。
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すでにこの時には雲がどんどん発達していた。

レーススタート時には3つのグループに分かれていて、山側、沖側、中間の方向から
一斉にレースをスタートしていたが、谷を渡った最初の尾根の越え方で既にレースは
決まりかけていた。

尾根の上を高めに早くクリアした選手たちはその後進めば進むほど高度も上がり、
スピードも上げていく。
その点、私やほかの機は、スピードをかけて、それほど悪い高度でなかったのにかかわらず、
その尾根を越えるのに信じられないほど高度を失い、山の一定の高さ以下では減立が悪く、
上昇に苦しみ大きな差ができてしまった。

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その後30分ほどでレースはキャンセルになったわけだが、私のショックは大きく、
この日の夜の話になっていったのである。

レースには本当に些細なことも気になる。例えば1sの重量の増減、グライダーラインの5oの
調整。ハーネスのベルトの1pの違い、アクセルバーの5oの左右差など。

自分の腕、基本的な風の流れ方の考え、上昇気流の場所場所でのでき方や流れ方。
毎日分析しているのに、正解がわからない。

ただ、明日は同じミスは繰り返さないようにしていくだけ。
本当に上手くなりたい。そう思う毎日です。

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posted by Yoshiki at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

世界戦の休日の過ごし方「ジロ・デ・イタリアを体感する」

大会が5日間終わり、連続で5日間のフライトができた場合、1日の休養日を取ることが
ルールで決まっています。
前半戦を振り返るべくもなく、はっきり言って順位が悪い。

こんなに悪い順位の世界戦は初めてです。
調子は上がっていると自分では思っていますが、それにしても流れを変える必要があるので、
この休養日はいいきっかけになりそうです。

さて、「休養を取る」というのは「ただぐーたらして一日をだらだら過ごす」のではなく、
自分がやりたいことをやってリフレッシュすることだ。と言っていた人がいます。
ぐーたらがリフレッシュになるならそれでもいいんでしょうが、私は体を動かすことで
リフレッシュされます。

この日はパラグライダーから離れて体を動かそうと決めていたところ、
スロベニアの若きエースのティラン選手から、ロードバイクに乗らないかという誘いを受け、
一緒に走りに行くことに。

彼とは以前もスロベニアに行ったときに自転車で山を登らされ走った経験があり、
自転車好きの仲間でもあります。スロベニアはイタリアからそう遠くないので、
彼らは車に自転車を積んできています。スロベニアチームのユーリもロードバイクをもってきていましたが、
彼は、「ぐーたら一日を過ごす」といって私に貸してくれたのです。

さて、彼は「ジロ・デ・イタリアで使うコースを行こう」と言い出しました。
そのレースは有名なロードレースで、私も知っていました。
フェルトレからモンテグラっパという山の山頂までがそのレースの一区間なのだということ。
世界でも有名なコースを体感できるとは!と少しなめていたのです。

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フェルトレを出てからしばらくは平たんな道を爽快に走ります。
体がリフレッシュされていく気分。

いいねぇいいねぇ。

そして山を登り始めます。
コースの全体像をわかっていなかった私。
よっしゃ、登り頑張るぜ!!といきがっていきました。

そして、登る登る登る登る登る
あぁ、そろそろT.O.でもできそうな高さじゃない?
1時間ほど登り続けた後に聞きました。
あとどれだけ坂を登ればいいの??

「あと20qくらいかな。全部で30qの登りだから」
お互い汗だくでそんな返答が返ってくる

30qの登り!?
さすがジロ・デ・イタリア。半端ない・・・・・。

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道にはロードレースの大会でよく見る応援がたくさん書いてあり、
ここで国際的なレースが行われているんだと感じさせてくれます


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勾配は優しくなく、途中は20%の勾配のゾーンも・・・・。
途中、何度めげそうになったことか。

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目指す山頂は↑の山。
そして漕ぎ続けること3時間。
ようやく山頂へ。

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もう、感無量。
やりきった感です。

山頂はフェルトレから山を越えたタスク1のバッサノが一望できる場所。
観光地になっているようで、たくさんの観光客、自転車、バイクであふれていました。

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高低差2000m、距離35q。プロの選手たちはいったいここをどれくらいの速度で走るんだろう・・・・。
ちなみに、ここの山頂で食べたパスタは・・・・・
うどんみたいに太い麺で、味は美味しくない。

帰りは下りですが、もう疲れているんで、下りもそんなに楽に感じません。
まぁ、それでも風が気持ちいいです。

スロベニアチームの宿に戻ると、夕食を食っていけ!ということで大量のトマトパスタをいただきました。

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だいぶリフレッシュ。
さて、後半戦です。

posted by Yoshiki at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月09日

タスク5 先読みの難しい気象変化

朝、起きると、外は霧の中。

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しかし、H.Q.に到着するころには雲一つないほどに晴れ渡っていました。

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この移り変わりがまた天候の読みを迷わせる。
ルーチンのようにT.O.へ上がり、離陸の準備をする。

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ここ2タスクはストップだったり、気温減立の急激な安定だったり、この地の天候の変化に対応できていない。
そもそも気象予報と全く違ったりするからたちが悪い。

この日、組まれたタスクは72q。
山の天候悪化を懸念したのか、確実な成立のタスクを組もうとしたのかが伺えるような山の際と
沖を使ったタスク。
この一週間いたエリアだけにイメージはできる内容。

土曜日のT.O.はいつもと空気が違い、見物に来ている地元の人も多かった。

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見物客を来させるという配慮は日本の大会にはないけれど、こういうことが、
地元の協力を得られることに繋がっているのだと感じます。

さて、離陸時間にはまだコンディションは弱いものの、何とか上昇ができそうなので、
早めに離陸。

上手いこと上昇をつかみ、それに乗り始めるとT.O.上空で1800m。
昨日よりもいい上がり。
スタート地点になる裏の山まで今日も移動

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この時点では問題ない気象条件。
この後も裏山の岩壁の上に広がる草原のような山の上で高度制限(2890m)に近い2700mを超える。
これはここにきてから最高の高度。

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これだけ活発にサーマルが出ているのならば、この日のレース展開は、スピードレースになるだろうか
そんな考えで飛んでいた。

しかし、気がかりなことがなかったわけでもない。
スタート前30分ことに裏山にとりついた後発組のグループの数十機がある一定の高度より上に
上がってこれないでいた。

明確に高いグループと低いグループに完全に分かれている。
下は極端にそして急激に安定した気温減立になっていってしまっているらしい。

そしてスタート。

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雲の高さから一気にスタート地点へ。
スタートのラインを超えて最初のターンポイントはそのまま走る。
気持ちアクセルは緩めた速度で高度ロスを警戒していく。

集団は一気に進む。高度も十分あるので最初のターンポイントであるT.O.の先へは問題なく行ける。
T.O.の上空でサーマルを取り、上げなおしてから先に進めばいい。
そう考えていたのに、その山には上昇音が鳴る気配もない。

そのままターンポイントを超え今度は山沿いを東へ。
昨日とは違って十分に太陽の光が当たる斜面が続くレグ。

しかし、進めど進めど、上昇音がならない。

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スピードは緩め、上昇がありそうな山沿いを際まで進むが逆に高度をロスしてしまう始末。
危険を知らせる自分の中の警報。少しでも上昇の気配があれば、とにかくそこで苦しくても様子を見ようと思うが、
この高度には何もない。

100mほど高度の高かった後続の数機は、あるかないかの上昇で待つことにしたらしい。
90機近いグライダーはそのまま進まざるを得ない状況。

そしていよいよ高度が苦しい展開。
まさか2000mの高度を使って移動してサーマルがない状況なんて、しかもこの曇っているわけでもないのに。
そんかことをこの時は考える余裕もなく、地上付近でヒットした本当に弱い上昇にしがみつく。
それに間に合わなかった80機以上はその時に地上の人へ。

そこからこのサーマルに残った20機程が永遠と上がるのでも下がるのでもないサーマルにしがみつき、
永遠と旋回を繰り返す。

高い山の上には後方からとどまって高度を上げたのであろうグライダーが10機程高い高度を飛んでいく。
山の森林限界まで上昇できれば、何とかなりそう。

そう思ってそのタイミングを狙う。

動いたのはそうして30分以上いたころ。
ようやく高度が900mほどまでリカバリーして、一機が山の西側へ。
それが少しづつ上がるのを見計らって私と数機も同じくその下へ。
しかし、残りは東へと向かう。

ここが分かれ道。

私のいった方向は先に上げたグライダーの上昇はすでになく。
なし崩し的に沖へと出ざるを得ない状況。

また弱いサーマルに乗り継ぐが、もうそれも時間切れ。
少しずつ高度のとれる沖へ沖へと進む。
東へといった集団はその先の山で上がるとも上がらないともいえるサーマルを捕まえ、
最終的にはそのまま森林限界を超える高度になり、先に進むことができた。

私はといえば、先にある町に行くのか、林と小さな町の境の地形を沿って飛ぶのか
を迷い、後者を選ぶ。そこには上山選手も。

町に行った選手はここでサーマルをヒットして何とか上昇。
だが、私のとった判断は間違っていたようで。最後に弱い上昇にしがみつくも。
降りてしまったのです。

結局この日、ここを超えられた人はあと20q進むことができていた。
そしてその中の6人がゴールをした。

全く、すっきりしないレース。
スカッと飛びたい。

明日はレストデイ。気分を入れ替えよう。
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2017年07月08日

大会4日目、またしても・・・・

「飛ぶこと」を中心に考える毎日。
それはパイロットにとっては幸せなことですが、
やっぱり競技に出ている以上、その成績というものを気にしないようにしていても気になるものです。
それはそうと、競技自体を楽しみ始めていますが。

全日のタスクは途中でストップしたものの、悪くないフライトだったと解析します。
あの後先に進んだ場合、勝負所を十分に残せていたので。
昨日の山間の急激な天候の変化は、地元の気象予報士も予想外だったとミーティングで話していました。

さて、気を取り戻して、この日。
全日よりも安定しているものの、それでも気温減立が悪くないので、上昇は1500〜2000m、
上空の風は弱い、というここにきて同じような気象ブリーフィング。

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タスクは80q。
スタートは全日と同じ裏手の山。スタート場所に行くのに30分以上かかる。
そこから南西へ15qの往復、その後東のフェルトレの先の平野のパイロンを取り、
ゴールへ向かうという内容。

今日も数カ所、どのようなコース取りをとればいいのか複数の飛び方が考えられる。
タスクコミッティーは選手に飛び方を考えさせるタスクを組むのが好きな様子。

この日は全日と違って、湿り気が多く、雲の発達が低い高度で起こっている。
スタート時間にあまり余裕がないので、我々は早めのテイクオフをしたが、
全日と同じで高度を上げるのに時間がかかり、高度を上げるとすぐに雲に行き当たる。

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基本的にパラグライダーは雲の中を飛ぶことは禁止。
大会のルールでも大きなペナルティー、場合によってはその日は失格となる。
しかし、雲は上昇によってできたもの。よって雲の近くは上昇するのである。

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雲の中にはいらないように高度を上げていく。
雲のわきでさらに高度を稼ぎ、下から湧いてくる新しい雲に巻き込まれないように
雲の間を抜けていく。

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そうしていると自分の影が雲に映り、その周りを虹が囲む「ブロッケン現象」というものがみれたりする。

高度は稼げたので最初に上昇した組は裏山へ。
この時はせいぜい20機ほどのものなので、裏手にそびえる2000m級の山でも、上昇を楽しんで
スタート時間を待つことにしていたのだが・・・・・

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スタート前15分になると、150機のグライダーが、また狭い空域にサーマルに群がる展開。
毎日毎日、このスタート前の混雑が、一番危険を感じるので、一瞬も気を許すことができない。
斜面と雲に近づいて高度を維持し、他機にぶつからないようにタイミングを計って旋回。

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それでも次から次へとグライダーが近づく。
そうこうしていると、その斜面に降りてしまっているのが見える。
呆然と空を見上げるパイロット。
きっと旋回したいのに他機に邪魔をされて降りるしかなくなったのだと思える。

そんな過密状態。

スタートから一気にそのストレスから解放されたように全員が同じ方向へと進む

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T.O.方面にもどり、再び高度を上げ、そして西へ
南斜面が西へと続く山に張り付いて最初のターンポイントへ向かうが、
上空は雲が発達しすぎて影になり、サーマルらしい上昇がない。

150機がれつになって尾根を進む。

私は20番手程を悪くない高度で進む。
ただ、気がかりなのはサーマルがないこと。

若干スピード緩めて高度を落とさないように進むも、ターンポイントまでは4q。
この間には日が出てきて上昇の場所も周期的に出てくるのではないかと思い進むが、
ターンポイントまで状況が変わらない。
折り返してきた道を戻るが、状況に変化はない。確実に高度が下がってきている。
同じようにトップグループで先を行くパイロット達は常連のトップ選手たちが固めている、
それを見ながら飛べる位置にいるので、少しでもサーマルを見つければ飛びつけるように
位置取りをしているのに・・・・ない。

振り返ると、ターンポイント付近で、弱い上昇を何とか捕まえた人たちもいる。
これは、スロベニア、フランスの選手たちだと後で知る。

こうなったら進めるとこまで進んで上昇を捕まえるしかない。
集団で飛んでいれば、誰かが捕まえる可能性が高い。
そう思って日のあるところを目指して進むが、

結局、そのまま着陸することに。

この日この先に進めたのは、後ろで上昇していた15機程。
他は全員が私が降りた近辺に着陸。
そして、その後天候の悪化でタスクもストップに。

とどまったほうが良かったのか、その判断は難しい。
結局この日も全体のポイントが低く、挽回に至らなかった。

明日のコンディションい期待です




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2017年07月07日

調子でてきた・・・・・のに???

いろいろと叱咤、激励をいただきました。
そして一番大切な「楽しむこと」を忘れそうだということを気が付きました。
せっかく世界の舞台で戦うのだから、楽しまないとね。
いろいろなメッセージ、ありがとうございます。

さて、流れを変えるために少しの「変化」を出していこうと思い、
この日はスタート前、日本メンバーで、タスクについて話し、どうでもいいことも話し、
コミュニケーションを出しながらもっと気楽に飛ぶことを実践しました。

朝から天気がいいこの日(というか朝はいつも快晴なのですが。)、山にはいつも
かかっている雲もなく、これはいつもよりも高度が取れそう。

ブリーフィングでは、サーマルの高さは1500〜2000mという予想ですが、
組まれたタスクを見る限り、飛んでいく場所はそれ以上の上昇がありそう

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タスク距離は117q。
離陸してから、山の奥をひたすら西へと向かうようなタスク。
この方向へは初めて飛んでいきます。

最初の30qをどうやって飛んでいくか。
それを飛ぶ前はいろいろな可能性を考えていきます。

この時の予報では乾燥していてブルーサーマルになるということを言っていたのですが・・・・。


いつもよりもスタート時間が短く、11;30には離陸スタート時間、レーススタートは13;00。
しかしT.O.から見る空は晴れているものの、上昇が弱い。
離陸していくウィンドダミー(前走者のようなもの)もなかなか高度があげられない。
しかし、スタート時間までに地図を見る限り、高度を上げ、T.O.からみて裏山へ取りついていないと、
スタートは厳しい展開になる。

少しずつ先に出ていくグライダーが上がり始めるのを確認して私も離陸。
空気が温まりきっていないせいか、とにかく上昇が悪い。

スタート時間まで1時間。
そこで高度を上げるのに30分も時間を使ってしまう。
これは上昇の頭がその高度なのでほかの選手たちも同じ。
ようやく1500mを超え、裏山へ

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そこまで5q程。
そこからまたえっちらおっちら高度を上げ、
気が付けばスタート時間間近。

ポジションを図りつつのスタート。
高度は少し全体から見ると低めのスタートですが、まぁ、大丈夫。

今回は高い山を伝っていきますが、尾根が続いているわけではなく、
とにかく高い山と大きな谷を越えていきます。

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山を一つ越えると、なだらかな斜面の山にとりつき、緑の斜面に張り付くように飛んでいきますが、
高度が少しづつ下がる。
この先には尾根。

何とか上昇したいのに、同じように進む選手たちに阻まれ自分のタイミングでターンができない。
仕方ないので、少しづつコースをづらして山から離れて、か細い上昇で一気に強引に小さなターンで上昇。

これで高度を稼ぐことに成功し、トップグループを見ながら飛べる位置。

この日のテーマは、「観察しながら先に行くのを踏みとどまる」

どちらにせよ、最後の平野での勝負まで、しっかりとトップグループを維持していくことが重要。
ということで、いつもよりもアクセルは数センチ踏み込まないように飛んでいきます。

3つ目の大きな谷を渡った先で、一気に高度は2200mを越えますが、雲がしっかり発達してきています。
「どこがブルーサーマルだか・・・・」と思いながら高度をしっかり上げ先に進む。

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ターンポイントのある町の上空をトップグループでなだれ込みながら進みます。
一機、グループより先に低く突っ込むグライダーを見送りながら、
今日は自分はそういった勝負をしないと考えながらも注目。

ターンポイントを折り返して少し上昇の渋い中を進みます。
今来た30qを折り返して戻っていく。

来た道でも行きと帰りでは全く違うエリアを飛ぶようです。
なぜなら時間も違えば風も当然向かい風が追い風になったりするのですから。

来た時にあった上昇はもう別の場所から出る、それなので、来た時の記憶と
今の条件のすり合わせ。

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2000mを越える高度を獲得した3つ目の山に差し掛かるころ、
バチ!バチ!とした音がたまに聞こえます。
「うん??」

と上を見ると、サングラスの視界が急に悪くなります。
雨???

いや、そうであっても問題ない量だ。
そう信じます。
2日間の成績が悪い私は今日の1本が重要。

途中でタスクストップになんかなったら、点数が一気にまた低くなります。
3つ目の尾根で4m/sの強い上昇に当たり、雲のぎりぎりまで高さを稼いで
先に進みます。

断続的に大きな雨粒が当たります。


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そして60qを越え、あとは平野に出ていくだけだとおもいながら、
何とか雨雲から離れたと感じた頃、日本チームの無線からリーダーである岡さんの「タスクはストップだ」
という宣告。

選手たちは一気にコースを変え、ランディングへと向かいます。

予想はしていたけれど。
振り返ると先ほど通過してきた山は既に雨雲がかぶさってフライトができる状態ではない。
後続組は大丈夫かと思いながら着地場所に向かいます。

後続にいた平木選手たちにきくと、このころ、飛んでいる近くで落雷もあったのだとか。

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山から離れると、まだ雨雲は近づいていないので、
しばらく上山選手と昨日飛べなかったゴール地点を見に行きながらこの日のフライトを終えました。

せっかく調子よく飛べていたかと思えば・・・・
ランディングしてから叫びたい衝動に駆られるも、明日明日と言い聞かせ、この日を終えました。


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2017年07月06日

大会2日目

上手くいかないとき、流れを変えるためにどうしたらいいのか。
これはいつもいつもいろいろやってみますが、これだという解決に当たったことはまだありません。
今日のタスクもそうです。こういう日は、文章がなかなか思いつきません。

この日はフェルトレでの大会開催になりました。
天候は徐々に良くなっています。

ただ、わかっていたことですが、フェルトレのエリアは、コンディションがよいと、雲が発達し、どこかで
極端に上昇が悪くなるのです、この日もそうでした。

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レースは90q程のタスク。
谷のエリアを山沿いに西へと進み、そのあとは大きな谷を渡っての対岸のポイントへ、
そこからまた元の山に戻って今度は南下。そして折り返してゴールという
行ったり来たりのレース。

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いつものように、レース前にはしっかりと頭の中でシミュレーションを行ってから離陸します。

上昇の発達は活発なエリアなのですが、それだけに、湿っている空気がすぐに雲を形成。
なので高度は1600mほどしか取れません

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スタート前、スタートライン(GPSに表示されている)の場所が山の尾根に沿った形で引かれていて、
勿論スタートを有利にするために選手はそこで空中待機になるのですが、雲は低く、上昇もある場所にしかない。
結果150機近いグライダーがひしめき合って飛んでいるので、一瞬も気が抜けません。

スタート後、まずは山の斜面を左にして岩山のギリギリをスピードを上げて進みます。
これは結構リスクのある飛び方ですが、高度を落とさずスピードを上げるのにはもう翼が斜面についてしまう
くらいの場所でアクセルを踏んでいくのがこういう場所でのレースの飛び方。

先頭から7機目程をひたすら西へ。
スタートはいい感じ。

ターンポイント手前、大きな岩山にとりつき、高度を上げようとターン・・・・
しようとすると、後続がどんどんと侵入してきて、旋回ができない。

上手くタイミングを計れないでいると私の上にいたグライダーは上昇をうまく捕まえ高度を一気に上げていく。
焦るもこれは手段を変えようと、さらに先に進むことに。

岩山の熱せられた空気でできた上昇に乗って先頭グループを形成した組は雲下まで上昇してターンポイントに近い
沖へ。
私は山側を進みます。

上昇がうまく取れないまま少し距離的には損をしてターンポイントを取りますが、
そこの山では強い上昇に当たる。

そこで雲まで上げて、ショートカットでトップ集団に追いつ来ます。

2つに分かれているグループ、少し山側で弱い上昇を上げているグループと、沖を先行しようとするグループ。
私はその中間地点。しかも高度は沖のグループよりはやや低く、山のグループよりはやや高い。

沖のグループは次のポイントに向けさらに沖へ。
しかし、あまり上昇はなさそう。

しかし、山側もそれほど上がっているようには見えず。
先に進んだグループの上昇があった場合、レースの展開から大きく遅れるのを恐れて、
沖へと進んだのです。

しかし行けども行けども上昇はなく、全員がどんどん高度をなくす。
そして集団がようやくあてたサーマルに私も到達しますが、既に地上から200mほど。
上昇の尻尾。
必死で弱い上昇に食いつきますが、なかなか上がらない。

ついにはそこで力尽き降りてしまいました。
その組も数人が同じように降りてしまいながらも、それより少しだけ高い人たちは、ゆっくりゆっくりと
上昇。私が見限ってきた山のほうの組が、しっかり高度を高くしてそのグループの上について大きな組になり、
先に進んでいきました。

この組はこの後ゴールまで進んでいったのです。

結果を焦るばかりに前回のセルビアからうまくいっていません。
このままでは日本に帰れない。

ただ、飛ぶしかありません。


posted by Yoshiki at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

世界選手権が始まりました。初日は・・・

世界選手権が始まりました。
最大10のタスクが行われる長い試合です。

初日は天候が安定しない為に、日本チームで最初に飛びに行ったモンテグラッパというエリアに移動して
行うことになりました。
この決定事項は、毎朝、8:30に行われるチームリーダーブリーフィングで伝えられます。
そこから車で1時間ほど移動してエリアのT.O.へと向かいます。

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T.O.は本当に広い。
こんなとこがあちこちにあるヨーロッパがうらやましい。

雲は広がっていますが、時間が経つにつれ、コンディションがどんどん良くなってきました。

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この日決められたタスクはこのエリアを東西に移動する77.8km。
ただ、西へと行く2回のポイントは、山から離れた沖にあり、
ここに行くために山側を飛ぶか、沖を飛んでいくのかがカギになりそうです。

私は自分の調子も見たいので、一番最初に離陸。
上昇してグライダーの調子や、自分の状態を空中で確認。
うん、悪くない。

最初に高度を獲得したので、スタート時間まで南へ行ってみたり、西へ行った見たりと
ウロウロとしてみていたのです。




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スタート時間は13:15。
時間も近くなり、選手たちが全員空で待機になるころには大多数の山側で待機する組と、
少数の沖で待つ組に分かれていきました。

私は発達し始めていた沖での待機を選ぶも、こちらの組はスタート時間ぎりぎりでようやく雲まで
到達できるという不安な感じ。

スタート時間になり、一斉にスタート。
私を同じ組にいたヤッセン選手が最初にグループを率いて、
まずは最初のパイロンへ向かいます。

山側から高くいく選手たちは先の谷を渡ってそのまま次の山の上へ。
こちら側は谷を渡るときに大きく高度を下げてしまいます。

スタートから大きくさをつけられてしまう形。
このままではつらいと私は山側に舵を切り、ヤッセンはさらに沖へと出ていきます。
同じグループはそれをみて、どちらについていくか見ている模様。

ヤッセンのほうは少しずつ高度を稼いでいくのに対し、私は山に行きつくのがやっとの高度。
山の高いところには大きなグループが既に高い高度まで上昇しています。

「しまった・・・」

序盤に大きく離されるのは痛い。
沖を見ると、先ほどのグループは全部沖で高度を上げています。
私だけが取り残された形。

高度を上げ切った時には、ほぼ最後になってしまっていました。
とんだ判断ミス。
その先、高度をしっかり取り直して沖のターンポイントを取り、東へと切り返して
また山側へ行きますが、大きく差のついた先頭ははるか遠く。

追いつくためには同じコースをたどっているだけでは追いつけないので、
強い上昇だけを使い、先行くグライダーを見ながらショートカットできるところは
ショートカットし、スピードを上げていくのですが、
前に行く集団は集団の特性をフルに生かして全くスピードが落ちない、

必死で追いかけますが、リスクも負っているので、ミスをすると、一気にまたスピードが落ちます。
東のターンポインントを切り返してくるトップ集団をすれ違いながら5qの開きを確認してさらに
効率よく飛ぼうとしますが、それがまたミスをうみ、一時は降りてしまうくらいに高度を下げてしまい、
その差が埋められないままにゴールへと向かいます。

この日のゴール設定がゴールライン3qのところに設定されていたため、
高さの計算を間違え、余分な高度を500mも稼いでのゴール。


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ミスが多く、リカバリーができない初日。
順位は110位とよくないスタート。
日本チームは上山が26位。平木が81位、廣川が102位です。
ちなみにトップとの差は14分差でこの順位。

ここから盛り上げていきます。

posted by Yoshiki at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月04日

公式練習日

いよいよ本戦は明日から。
前日のこの日は試合と同じタイムスケジュールで練習タスクが行われます。

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天気は最高によく、スタッフも今日は最高のコンディションだ!
と張り切っています。本番は明日からなんだけど・・・・。

本番と同じような流れで行い、選手ももちろんですが、スタッフ側も大会の流れをつかんでおくという意味もあるようです。

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大会と同じようにタスクも組まれ、選手は入力していきます。
ただ、スタート場所はすぐそこなのに、この日は離陸開始からスタートまで1時間45分もの時間が設定されていました。
どんな意図があるのかはわかりませんが、おかげでT.O.は選手それぞれにゆっくりと準備して混乱なく離陸していきます。
しかし、待ち時間が長すぎます。

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ちなみに、ワールドカップのように、世界選手権も、各選手に「ライブトラッカー」が毎日支給され、
選手たちの動きがライブでわかるようになっています。

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その様子は[Airtribune]のページで見ることができます。

さて、私も準備をして離陸していきます。

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離陸してまもなく、雲がどんどんわいてきます。
雲の高さもT.O.から200mといったところ。
上昇したらすぐに入ってしまいそうになります。

雲の中に入らないように気を付けながら、しばらく雲のわきを飛ぶように遊びます。
それにしてもやはり待機時間が長い。
空がどんどん混雑していきます。
ついでに雲もどんどんわいてくる。

ようやくスタート時間になったころには空はドヨンとしてしまっていました。
それでもその場から離れられる!

雲が張ってしまい、サーマルが弱く、先に行っても、なかなか上昇は難しい状態。
いつもなら先じて行こうとするところですが、今日はいつもと違うリズムで飛ぶことに
しました。

アクセルを踏む量を減らし、高度を取りに行くより温存させながら行く。
やることは簡単ですが、ほかのグライダーが先へ先へとスピードを上げるのに、自分はスピードを
上げないというのは、私のようなタイプにはなかなか焦りが出そうになるのですが。

ちなみに、サーマルが強い日にこのような飛び方をしているとどんどん遅れるばかりでレースになりません。
使い分けが重要。

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曇天のコンディションで先行く集団はどんどん高度を失い、苦しくなっているのを観察しながら、
上昇できるところで待ちつつ進みます。

辛抱たまらん!と沖に出ていくトップの選手たち。

それを見ながら、後続組はあとから発達してきたサーマルにのり、雲底までいくサーマルへ。
よしよし、ここで一気に先頭へ。

ここからはリードしていきます。

弱い上昇に低い選手は少しずつ地上の人へとなるところ、
トップグループになった我々は確実に高度を戻して山へと戻ります

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上昇の強さも戻ってきた??

日が照る場所を狙って飛ぶと、荒れながらも強いサーマルが出始めているので、
それならと、高度をそこそこに、山を渡って高度を稼いでスピードを上げていくことにしてみます。

数機が同じようなスタイルに変更して、それ以外はしっかり高度を稼いでいく様子。
しかし、その先はまたして日が陰っている場所が続き、そうすると一気に上昇はなくなり・・・。

ちょうど滑空費でそのままランディング場へと降りてしまうことに。
ふむふむ。コンディション通りの上昇、わかりやすいコンディション。
ただ、その見極めが難しい。

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会場では選手の動きが見えるように大型スクリーンが設営されていました。
さて、いよいよ本番が始まります!




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posted by Yoshiki at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 競技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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